★5<まとめ記事再録>『歴史の復習/戦争報道の研究』/『世界史の中の日露戦争』-『英タイムズ』,『米ニューヨーク・タイムズ』など海外紙はどう報道したか②(連載21回―34回)』★『緊迫化する米/北朝鮮の軍事的衝突はあるのか、日露戦争勃発直前の英米紙の報道と比較しながら検証する②』
★5<まとめ記事再録>『歴史の復習、
戦争報道の研究問題』/
『世界史の中の日露戦争』-
★『英ノース・チャイナ・ヘラルドは『ロシアが極東全体を独占したいのに対し,日本はロシアの熊をアムール川の向こうに送り返して,極東における平和と安全を,中国における中国人のために,朝鮮における朝鮮人のために,日本における日本人のために望んでいるだけだ。』
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉑
『開戦3ゕ月前の「英ノース・チャイナ・ヘラルド」の報道』★
1903(明治36)年10月23日
『英ノース・チヤイナ・ヘラルド』『日露戦争の危機』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22661.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉒『開戦3ゕ月前の「米ニューヨーク・タイムズ」の報道』1903年10月27日
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22675.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉓『開戦2ゕ月前の「申報」の報道1903(明治36)年11月10日/光緒29年9月22日
『申報』-『中国が日本を頼りにロシアを拒む説を試みに述べる』http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22735.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉔『開戦2ゕ月前の
1903(明治36)年12月7日 露暦1903年11月24日
『ロシア紙ノーヴォエ・ヴレーミャ』『ロシアと満州』
(その歴史的な権利と経過)
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22757.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉕『開戦2ゕ月前の 1903年12月11日、露暦1903年11月28日
『ロシア紙ノーヴォエ・ヴレーミヤ』『ロシアと満州』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22780.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉖
1903(明治36)年12月19日『英タイムズ』『極東情勢が改善されていないことは憂慮に耐えない』
: http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22791.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉗1903(明治36)年12月20日『米ニューヨーク・タイムズ』『ロシアと日本』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/22804.html
①この記事は『米ニューヨーク・タイムズ』の戦争報道の優れた論評である。日本のメディアの報道とは雲泥の差がある。
これまでのシリーズで紹介した関係各国のメディアの報道ぶりを比較しても、「タイムズ」「ニューヨークタイムズ」の報道が圧倒的に優れている。
②英米ジャーナリズムと、ロシア、日本、中国などの後進国ジャーナリズムの質、量の圧倒的な差である、各国の検閲制度には差があるが、それと闘いながらのジャーナリストとの取材力、事実への肉薄力、正確性、客観性、現場主義、的確な分析力、予測力、歴史力を含めたインテリジェンスに決定的な差がある。
④メディアにも軍部、統治能力、国家戦略にもすべて共通したインテリジェンスが、国家の興亡を分ける。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/22804.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉘『開戦1ゕ月前の1903(明治36)年12月21日 「独フランクフルター・ツワイトゥング」(夕刊)『露日間の朝鮮をめぐる争いがさらに大きな火をおこしてはいけない』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22821.html
この記事を読むと、ヨーロッパとアジア、日本との越えがたいパーセプションギャップ(思い違い、認識ギャップ)が見える。
当時の西欧における植民地主義は西欧にとってアジア、中東、アフリカにキリスト教的文明、科学、経済を普及するための善的行為であり、日本の朝鮮をめぐる日露戦争の開戦は、このドイツ紙も植民地獲得戦争ととらえている。
しかし、日本側の認識では「朝鮮を占領、支配する植民獲得」は二の継ぎで、世界一の軍事侵略国家が朝鮮に軍事基地を建設して、支配すると、次は日本が中国に次いで狙われて、侵略されるという危機感であり、国難至るという国民全体の一大危機意識である。
その意味では、日露戦争は隠忍自重の末、つにい堪忍袋の緒をきった『自衛、防衛戦争」であったことは、このシリーズを読むとよくわかる。
- 日本自身はこの日英同盟パートナー(イギリス)をあてにしていない。もしペテルプルグにおける平和維持のあらゆる努力にもかかわらず(実際は引き延ばし、日本がまさか戦争に踏み切るとは思っていなかった).戦争が避けられないと思われたら、ロシア側では,日本を侵暗者呼ばわりしようとするだろう。(これはその通り、先に手をださせる戦略)
これはイギリスがプール共和国(ボーア戦争の敵国)に対して使った戦術で、それ故,仮に日本が朝鮮の2,3の地点を占領しても,ロシアが宣戦布告で応えるかどうかはまだ疑わしい。(この通り、もし、日本が宣戦布告することなく、軍事占領しても、同じ穴のムジナのロシアは300年間、一貫して領土拡大、武力占領を国是として続けてきたので、紛争、衝突はあったにしても、世紀の大戦争にはまだならなかったかも知れない)
③要するに,ヨーロッパ的戦争基準を東アジアのできごとに適用することはできないのだ。フランスは80年代の中東に,中国に対する軍事的作戦行動を公式の宣戦布告なしで行ったし,ヨーロッパのすべての列強は,3年前,中国の首都を占領したときに,一緒に同じことをしてきている。http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/22821.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉙『開戦1ゕ月前の
1903(明治37年)年12月29日『米ニューヨーク・タイムズ』ー「日露戦争の行方はロシアは敗北する可能性を予測』
➀海外で尊敬されていた和平派のヴィッテ氏がロシアの国政に発言力を失った。
②日本と戦争になってもロシアには同盟国がない。フィンランド、ポーランド、スウェーデン、その他のロシアによる植民地になった国々は一斉にに反乱、革命に立ち上がるだろう。
③ロシア軍は,すべての兵員,武器弾薬,ほぼすべての補給物資をアジアを通じて運ばなければならないで、海上はでは日英同盟によるイギリスの干渉、シベリア鉄道は満州馬賊らによる破壊活動を防ぐことはできない。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/22843.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉚『開戦1ゕ月前の『米ニューヨーク・タイムズ』 1903(明治36)年12月31日
『朝鮮分割論』(日本はロシアに対する「緩衝地帯」として朝鮮を必要としている。半島全体が日露のいずれかの支配に帰さなければならない。分割は問題外だ)
http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/22857.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争カウントダウン』㉛
「英タイムズ」『開戦必至の情勢』<日露戦争開戦32日前>—
『極東の支配がロシアに奪われるなら、日英同盟から英国は日本が抹殺されたり,永久に二流国の地位に下げられるのを座視しない』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/22905.html
『世界史の中の日露戦争カウントダウン』㉜『開戦2週間前1904(明治37)年1月21日『タイムズ』—『開戦必至の情勢』―「ロシアが日本側の抑制した要求をめない限り戦争は避けられない」
http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/22912.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争カウントダウン』㉝
『開戦2週間前の「英ノース・チャイナ・ヘラルド』の報道/1904年1月8日『英ノース・チャイナ・ヘラルド』
『日露情勢』両国間に共通の基盤が存在しない理由は,ロシアが極東全体を独占したいと思っているのに対し,日本は,ロシアの熊をアムール川の向こうの自分のすみかに送り返して,極東における平和と安全を,中国における中国人のために,朝鮮における朝鮮人のために,そして日本における日本人のために望んでいるからだ。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/22922.html
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争カウントダウン』㉞
『開戦2週間前の1904(明治37)年1月13日,露暦1903年12月31日『ロシア・ノーヴォエ・プレーミャ』『極東におけるロシアの任務はいかなる政策であるべきかー編集部への手紙』
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