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『世界サッカー戦国史』➄『児玉源太郎と西野監督のリーダーシップの共通性』★『 児玉参謀次長の戦略思考と人心収攬術と西野の戦略眼、選手との対話力、コミュニケーション力が勝利の決め手になった』

      2018/07/16

 

児玉源太郎と西野監督のリーダーシップの共通性

             前坂 俊之(ジャーナリスト)

➀いずれも決戦直前に就任したこと。西野監督は40日前、児玉参謀次長は4か月前。

②短期間に戦略、作戦を練り上げて、目標を決定したこと。児玉源太郎に、陸軍は勝見込みがあるのかと問うと「5分5、4分6分」答えた。山本海軍大臣は「日本の軍艦は半分沈める。残りの半分でロシアの軍艦を全滅させる」と云うのが勝算の見込みであった。西野監督は五次リーグを突破して、ベスト8が目標であった。

  • 『日露戦争でドイツ・ロシアの陰謀である<黄禍論>に対して
    国際正義と人道で反論した明治のトップリーダーの外交戦、
    メディア戦略に学ぶ』-
  • 安倍外交も周辺国との紛争では国際正義と人道に基づいたメッセージを発せなければならない。
  • 『黄禍論』に対して―日露戦争で正義と人道と国際法の慣例に厳格に従って戦争を遂行している日本」<英国タイムズ紙、1904(明治37)年6月6日付記事>

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/1714.html

 

③児玉の戦略思考と人心収攬術と西野の戦略眼、選手との対話力、コミュニケーション力が勝利の決め手になった。

日本リーダーパワー史(131) 空前絶後の名将・川上操六⑳ 児玉源太郎の辣腕と寺内正毅の狭量
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/3266.html

 

日本リーダーパワー史(388)「最強のリーダーシップ・児玉源太郎伝(9)『全責任を自己一身に帰し、一身を国家に捧げる決意」
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/1635.html

 

本田圭佑、西野監督を絶賛「凄い」「ものすごく評価すべき」 日本人指揮官の強みは?
https://www.football-zone.net/archives/115878

 

W杯、西野監督&本田圭佑に日本中が総「手のひら返し」→レジェンド呼ばわり

http://biz-journal.jp/2018/06/post_23865.html

④児玉参謀次長、西野監督も優れたインテリジェンスの重要性を認識していた。

伊藤博文は開戦直後にハーバード大卒の金子堅太郎(農商務相)を同大学で友人だったルーズベルト米大統領のもとに派遣して、米世論を日本の味方につける工作を実施、早期に戦争の決着をつけて、講和会議の仲介役を依頼した。

<日本最強の外交官・金子堅太郎④>『武士道とは何かールーズベルト大統領が知りたいー金子の名スピーチ』http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/2646.html

http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/2648.html

  • 参謀本部の部下の明石元二郎大佐をロシア革命に火をつける工作に従事させて、成功する。
『日露インテリジェンス戦争を制した天才参謀・明石元二郎大佐』⑦終 『ロシア革命影の参謀、レーニンとの関係、ロシアの国情分析』
http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/5277.html

児玉は玄洋社の杉山茂丸、桂太郎、首相と「3人の秘密結社」を作り、あらゆる情報を秘密電報で自分に知らせるように盟約を結んでいた。

 

日本リーダーパワー史(522)『「明治の国家参謀・杉山茂丸に学ぶ」⑦「児玉源太郎、桂太郎と 「日露戦争開戦」の秘密結社を作る」
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/306.html
<日本最強の参謀は誰か-「杉山茂丸」の研究② >
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/1122.html
 
  • 児玉は満州軍参謀長として、現地司令部に旅経つが、その前に大山厳参謀総長と山本権兵衛海軍大臣に『出口戦略』を依頼、早期の戦争終結とその旗振り役を依頼していた。
世界が尊敬した日本人ー『日本海軍の父』山本権兵衛―日露海戦に完勝したその『リーダーパワー』に学べ
http://www.maesaka-toshiyuki.com/longlife/13335.html
  • 西野監督はポーランド戦では先発メンバーを一新して、本田、香川らのベテラン組を温存し、2次リーグ戦の準備をしていた。

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

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