前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

終戦70年・日本敗戦史(117)日本開国の父・福沢諭吉の『脱亜論』の真相、儒教鎖国中華思想に惰眠を貪る清国との戦争を唱える④

      2015/11/07

 終戦70年・日本敗戦史(117)

                                         <世田谷市民大学2015> 戦後70年  7月24日  前坂俊之 

◎『太平洋戦争と新聞報道を考える』

<日本はなぜ無謀な戦争をしたのか、どこに問題が

あったのか、500年の世界戦争史の中で考える>④ 

福沢諭吉は「朝鮮の開国に対して親身になって貢献したが、ことごとく裏切られてしまう。堪忍袋の緒を切って、脱亜論を唱え、清国と1戦交えて儒教・中華思想の迷妄で亡国寸前の『清国』『朝鮮』を惰眠から起こそうとしたのである。

<海洋進出と領有権を主張して日本・フィリピン・ベトナムとの対立をエスカレート

させている中国の膨張政策≪核心的利益政策)は120年前の日清戦争当時と

全く変わっていない。韓国が中国にすり寄って歴史認識問題で日本との

溝深めているが、その行動パターンも清国の属国だった<小中華・韓国>

と同じものである。

もともと「親中国・韓国派」であった福沢は西欧列強によるアジア併呑に

危機感を募らせて、韓国の独立のため教え子の井上角五郎を送りこみ、

金玉均らの「朝鮮独立党」を全面支援したが、ことごとく妨害にあい、

ついに堪忍袋の緒をきっての「日清戦争開戦論」であった。

昨今の対中・韓・北朝鮮外交のすれ違い、ネジレ、対立のエスカレートの経験と

対比させながら、福沢の主張を読むと、その正当性がよくわかる。>

 

 英国、ロシアの侵略で「日中韓」運命は「風前の灯」日中韓150戦争始まる

1877年(明治10)西南戦争勃発、西郷隆盛自死、木戸孝允没、

1978年(明治11) 大久保利通暗殺により「維新の三傑」は<歴史の舞台>さる。

1881年(同14)玄洋社設立、明治14年の政変(大隈重信下野)

1982年(明治15) 福沢諭吉「時事新報」創刊(多事争論)

午事変(じんご)―朝鮮で親日派の閔妃・閔氏らが日本から軍事顧問を招いて改革を行う。これに反対する大院君派(親清派)がクーデターを起し日本人軍事顧問を殺害、日本公使館焼き討ち、数十人が死傷。清の出兵により鎮圧。以後、親日派であった閔氏は清へと傾き、事大主義になる。済物浦条約。

1984年(明治17) )甲申事変(ソウルでのクーデター)。明治維新をモデルに開化派(朝鮮独立党)の金玉均・朴泳孝らが,朝鮮の独立と政治改革をめざし,日本の援助で王宮を占領したが,二日後に清の武力干渉によって失敗。金らは日本へ亡命し福沢、玄洋社が金を支援・援助した。

1885年(明治18)福沢諭吉が「時事新報」に「脱亜論」発表(3/16)「清国、朝鮮が明治維新のように変革できなければ、数年後には亡国となるであろう」と予測。

福沢諭吉「脱亜論」の真相-福沢は「朝鮮の開国に対して親身になって貢献したが、裏切られてしまう。堪忍袋の緒を切って、脱亜論を唱え、清国と1戦交えて儒教・中華思想の迷妄で亡国寸前の『清国』『朝鮮』を惰眠から起こそうとした。日本の幕藩体制を徹底して批判、戦ったように。

福沢は明治維新と同じく「朝鮮の開国、独立」を全面的支援

①慶應義塾への朝鮮留学生の積極的な受け入れ(初の日本留学生)

②済物浦条約による日本への賠償金50万円の返済の融資に便宜

③「朝鮮の独立と朝鮮人の啓蒙のために」朝鮮語『ハングル』による新聞の発行を説き・門弟・井上角五郎を朝鮮に派遣して、資金を提供し、朝鮮初の新聞『漢城旬報』の発刊した。自費でハングル活字を鋳造、提供した。

⑤ところが、その自由で批判的な論評に清国、守旧派から猛反発があり発行禁止となった。井上が執筆した「華兵(中国兵)凶暴」の記事が支那側から激しい抗議が起こり、井上は辞職、帰国へ追い込まれた。

⑥甲申事変で日本へ亡命してきた金玉均、朴永孝を慶応義塾で匿い亡命生活を援助した。

⑥ 甲申事変の失敗に失望した福沢は、頑迷な靖国、朝鮮の態度に憤激し、主宰する「時事新報」(明治18年3月16日)の社説に『脱亜論』を掲載した。

以下は『脱亜論』の内容-「脱亜論」中国・朝鮮の悪友と交際謝絶す

「西洋文明を採用しなければわが国の独立は保てない。

日本のみがアジアで唯一、文明開化している。しかし清国と朝鮮はかたくなに古来の習慣に固執して、近代化を拒否しており、

明治維新のような変革ができなければ数年のうちに亡国するであろう。

日本は両国の開化を待って共にアジアを興す猶予はない。悪友(清国と朝鮮)と親しむ者はともに悪友となる。

むしろ彼らから脱して、西洋の文明国と行動をともにし、アジア東方の悪友(中国、朝鮮)とは交際を謝絶するつもりなり」

「時事新報」(明治18年3月16日)の社説『脱亜論』の内容

日本開国の父」福沢諭吉の義侠心からの「韓国独立支援」はなぜ逆恨みされたか「井上角五郎伝」から読み解く①

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/54.html

『アジア開国の父』福沢諭吉の「韓国独立支援」なぜ逆恨みされたか③ー井上角五郎は孤立無援で新聞「漢城旬報」発行にまい進

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/49.html

福沢諭吉の「韓国独立支援」はなぜ逆恨みされたのかー<井上角五郎は韓国王から信頼され外衛門 (外務省)顧問に任命された>④

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/47.html

『日中韓150年戦争ルーツ・無料電子図書館を読む』『福沢諭吉の朝鮮政策』(井上角五郎)

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/4278.html

福沢諭吉の「韓国独立支援」はなぜ逆恨みされたのか⑦ー「井上角五郎伝」による甲申事変の真相、脱亜論への転換これで起きた

http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/33.html

日本リーダーパワー史(508)日中韓150年戦争史②「日清の戦争は文野の戦争なり(文明の衝突なり」(福沢諭吉)

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/449.html

前坂俊之アーカイブス『戦争と新聞』

http://maechan.sakura.ne.jp/war/

 - 戦争報道 , , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
 日本リーダーパワー史(761)-『日韓朝歴史ギャップの研究」●『金正男氏暗殺は正恩氏の指示 北朝鮮専門家ら分析』★『朝鮮暗殺史の復習問題ー福沢諭吉、犬養毅、玄洋社らが匿った親日派の朝鮮独立党・金玉均を上海に連れ出した暗殺事件が『日清戦争の原因』ともなった』

 日本リーダーパワー史(761) 北朝鮮の金正男暗殺事件がまた起きた。 『北朝鮮 …

no image
『オンライン講座/日本興亡史の研究①』★『H・G・ウェルズ(文明評論家)は「日本国民はおどろくべき精力と叡智をもって、その文明と制度をヨーロッパ諸国の水準に高めようとした。人類の歴史において、明治の日本がなしとげたほどの超速の進歩をした国民はどこにもいない。』★『明治大発展の国家参謀こそ川上操六参謀総長だった』』

日本リーダーパワー史(842)「日露戦争」は川上操六プロデューサー、児玉源太郎監 …

no image
世界、日本メルトダウン(1018)-『トランプの政策顧問で対中強硬派と言われるピーター・ナヴァロ氏の「米中もし戦わば」(副題「戦争の地政学」を読む」●「米中戦争が起きる確率は「非常に高い」*「中華思想」のエスノセントイズム(自民族優先主義)、日中パーセプションギャップ(認識ギャップ)、コミュニケーションギャップ、歴史認識ギャップから対立がエスカレート、戦争が始まる」

世界、日本メルトダウン(1018)   トランプの政策顧問で対中強硬派 …

no image
世界史の中の『日露戦争』⑱『日露戦争-朝鮮の独立と領土保全のための戦争』『タイムズ』【開戦3週間】

 世界史の中の『日露戦争』⑱ 英国『タイムズ』米国「ニューヨーク・タイムズ」 は …

no image
世界/日本リーダーパワー史(958)『ファーウェイ幹部逮捕で本格化、米国の対中防諜戦米国と諜報活動協定を結ぶ国が増加中』★『 AIの軍事利用で世界最先端を進み始めた中国』★『狙われる東京五輪とサイバーセキュリティー』

世界/日本リーダーパワー史(958) 『狙われる東京五輪とサイバーセキュリティー …

『オンライン講座・延々と続く日韓外交衝突の研究』★『2012年8月、野田首相の親書の発信とその受け取りをめぐって拒絶、つき返す、外交的非礼に反発応酬の後進国同士のようなニワトリケンカ外交が続いた」★『160年前の明治新政府の最初の李氏朝鮮(韓国・北朝鮮)との外交交渉でも日本親善大使の拒絶、親書拒否に対して、日本は反発、敵意をエスカレートしたのと同じケース」を今も繰り返している』

    2012/08/24  日本リー …

『リーダーシップの世界日本近現代史』(281)★『空前絶後の名将・川上操六陸軍参謀総長(27)『イギリス情報部の父』ウォルシンガムと比肩する『日本インテリジェンスの父』

2011/06/29/   日本リーダーパワー史( …

★「本日は発売(2023年6月9日)「文芸春秋7月号」<100年の恋の物語のベストワンラブストーリーは・・>山本五十六提督の悲恋のラブレター』★『1941年12月8日、日米開戦、真珠湾攻撃の日、山本五十六が1日千秋の思いで待っていたのは愛人・河合千代子からのラブレターであった』

2010/06/30/日本リーダーパワー史(60) 真珠湾攻撃と山本五十六『提督 …

  日本リーダーパワー史(771)―『トランプ暴風で世界は大混乱、日本も外交力が試される時代を迎えた。そこで、日清戦争の旗をふった福沢諭吉の「外交論」を紹介する」★『日清講和条約(下関条約)から3週間後の福沢諭吉の外交論である。 『外交の虚実』『時事新報』明治28年5月8日付』●『今日の順風も明日の逆潮に変化するその間に立て、虚々実々の手段をめぐらし、よく百難を排して、国の光栄利益を全うするは外交官の技量にして、充分に技量を振わせるものは実に朝野一般の決心如何に在るのみ。』

   日本リーダーパワー史(771) トランプ米大統領の誕生で『世界は大混乱の時 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(274)★『江戸を戦火から守った <勝海舟、山岡鉄舟と共に幕末三舟の一人として知られた高橋泥舟の国難突破力②-泥舟の槍・淋瑞の禅』

       2011/06/11&nb …