前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

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日中韓異文化理解の歴史学(7)(まとめ記事再録)『日中韓150年戦争史連載81回中、71-81回終)★『『ニューヨーク・タイムズ』仰天論評(日清戦争未来図ー 日本が世界を征服してもらえば良くなる』●『文明化した聡明な日本が世界征服すれば、中国は野蛮なタタール人に征服され続けているよりは、より早く近代化する。 現在ヨーロッパ各国政府の悪政という重荷と各国間の憎悪と不信感という重荷を背負わされている一般民衆は.日本人を解放者と思うようになり,天皇の臣民の中でも最も忠実な臣民となるだろう』

   

 

「日中韓150年戦争史」(71)『ニューヨーク・タイムズ』仰天論評(日清戦争未来図ー

「日本が世界を征服してもらえば良くなる」

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/150.html

94116日に日本軍は金州城を占領する。1121日に、難攻不落といわれた旅順要塞をわずか1日で陥落させ、世界をあっと言わせた。

ロシア紙は「世界的大強国の出現」と日本の勝利に危機感をみなぎらせ、以下の「『ニューヨーク・タイムズ』では第2のモンゴルのユーラシア大陸征服にたとえているのにはさらに驚く。

  「文明化した聡明な日本が世界征服すれば、中国は野蛮なタタール人に征服され続けているよりは、より早く近代化するだろうし、ヨーロッパもそうであろう。

  現在ヨーロッパ各国政府の悪政という重荷と各国間の憎悪と不信感という重荷を背負わされている一般民衆は.しばらく時がたてば日本人を解放者と思うようになり,天皇の臣民の中でも最も忠実な臣民となるだろう。

 

「日中韓150年戦争史」(72)「朝鮮王朝が行政改革を行えば日本は東学党反乱を鎮圧にあたる』

『ニューヨーク・タイムズ』

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/133.html

『朝鮮の暴動激化―東学党,各地の村で放火,住民殺害,税務官ら焼き殺される。

朝鮮王朝が行政改革を行えば日本は反乱鎮圧にあたる見込』(ソウル(朝鮮)12/12)

 

『「申報」や外紙からみた日中韓150年戦争史」(73))『日本は朝鮮で,

アイルランド問題に手を染めたようだ」『英タイムズ』

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/131.htm

 
「(日清戦争勝利後)『日本は朝鮮において,アイルランド問題のようなことに手を染めたようだ。

日清講和の条件を押しつけと、打ち負かした朝鮮を徹底的に再建
する仕事を引き受けることは別問題だ。
日本は朝鮮の全般的な社会的,政治的条件と本質的に

合わない文明を朝鮮に押しつけるという報われない

仕事を自ら引き受けたように見える」

 

「日中韓150年戦争史」 (74)ロシア紙の報道ー(三国干渉3ヶ月前)

「朝鮮におけるわが国(ロシア)の利害」

 http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/127.html

 

この記事を読むと、日清戦争は東アジアにおける「英露代理戦争」だったことがわかる。

ロシアは不凍港を求めて中国、朝鮮を植民地化しようとし、それに危機感を持った山県の軍備強化
の戦略は正しかったいえる。

また、この記事は「三国干渉」の行動を明言している。

もう1つ、朝鮮側から考えると、もし日本が日清、日露戦争に敗北していれば

ロシアに組み込まれて、東欧のような衛星国になっていたことは間違いないであろう。

ロシアの衛星国が現在も政治体制、経済体制で開発途上国に位置している中で、

韓国、台湾は日本統治下での教育、インフラ整備の上に今日の経済発展の土台が
築かれたことも反日意識ばかりでなく、客観的に判断する必要があるだろう。

 

    甲申事変(1884124)の処理をめぐり、日本政府は伊藤博文全権を北京に派遣、天津で、北洋通商大臣の李鴻章と交渉した。交渉は難航したが結局、「日清両軍は4カ月以内に朝鮮から撤退する」「将来、朝鮮に出兵する場合は相互に連絡し、派兵後は速やかに撤退し、駐留しない」との天津条約を翌年4月にやっと結んだ。

 ところが、日本は正直に朝鮮から撤兵したのに、清国は条約を履行せず逆に兵を増加した。清国から兵を逐次ソウルに送りこむ一方、蓑世凱が「通商事務全権」名目で大公館を構え、朝鮮政治を支配した。

➁一方、ロシアも1885年に朝鮮との間で朝露密約を結んで、軍事基地を設けた。危機感をもったイギリス海軍は対抗して同年4月、朝鮮海峡の巨文鳥を占領するなど、清露英の侵攻で、朝鮮での日本の勢力は駆逐されてしまった。

➂危機感を覚えた陸軍の父・山県有朋は明治21年(1888)、『軍事意見書』を政府へ提出。「シベリア鉄道竣工の日はロシアが朝鮮に侵略を始める日」と述べ、軍備増強を訴えた。

翌年、首相になった山県は「日本の主権を守るため朝鮮に利益線を確保すべき」との『外交政略』をまとめた。もともと【ウラジオストック】はロシア語で「アジアを制圧せよ」という意味で、モスクワからシベリア鉄道で陸軍部隊を運び、「海軍強国イギリスに対して、陸軍強国ロシアは中国、朝鮮、日本を攻めるいう戦略であり、これを公言して憚らなかった。

 

『「申報」からみた「日中韓150年戦争史」(75)『(旅順要塞敗北など連戦連敗の清国軍の敗因について)兵を語る』

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/124.html

 

以下の記事を読むと、中華思想、中国人の思考形式のワンパターンぶりが示されている。

中国のお家元「インテリジェンス」の教科書の「孫子の兵法」の第一条を全く知らないことには驚く。

『戦争の古典である』孫子の兵法では「敵を知り、己をしらば百戦百勝」逆に、「敵を知らず、己を知らざれば百戦百敗」とある。

中国は「敵(日本は国土、人口、資源も10分の1以下の小国、日本人も小さな人間と侮っていた)をしらず、己を知らず(中国の尊大な中華思想・事大主義の張り子のトラの実態)で「連戦連敗」しただけのことである。

日本は幕末に西欧列強のアジア侵略に対して、西欧の近代科学、兵器、技術を目の当たりにして、このままでは戦争すればやぶれ、植民地にされるという危機感から、鎖国を解いて、西欧の学問、科学技術をはじめ、政治、経済、文化、思想、システムをあらゆるものを導入して、封建体制から、近代国家に脱皮した。

中国は反対にあくまでも「中華が世界の中心であり」「中華思想が西欧にも勝り優れている」という封建鎖国思想、皇帝政治から脱皮できなかった。中国の華攘序列から脱した日本は中華に歯向かう国と、敵意を示して、中韓と日本は敵対関係に入る。

陸軍に関しては、日本は「徴兵制(国民皆兵)」(明治6年)の導入で、国民国家を創設し、国民軍ができた。ドイツの陸軍に近代軍政を学び、メッケル少佐をドイツ陸軍からまねいて、陸軍大学教官にして、陸軍大演習を各地で実施して、参謀本部の将校、指揮官の軍事訓練を積んだのである。

一方、中国の軍隊は国民軍ではなく、土族、野盗、馬賊の私兵であり、戦争になるとにわかに農民や土民をかり集めただけの封建的な烏合の衆の兵士なのである。だから日清戦争の各地の決戦では、戦わずに大将共々,城をおいていち早く逃げ出すケースが続出した。

元々、「ドイツのモルトケ参謀総長(近代の孫子といってよい)に弟子入りして学んだ」川上操参謀本部次長は戦前から「清国などは全く敵ではない」と豪語していたこの言葉通り。戦争では川上が幕僚長となって全軍を指揮、もくろみ通リの連戦連勝となる。川上こそ「孫子の兵法」の実践者なのであった。

それと、この記事を読んで、もう1つ指摘である清国軍の腐敗、ピンハネ、汚職体質は1千年続く中国人の遺伝体質そのものといってもいい。今も習近平国家主席が「さかんに汚職一掃、腐敗追放のキャンペーン」をやっているが、中国共産党、党員、指導層の汚職体質は共産党一党独裁体制の崩壊なくしては根絶でできないものなのだ。

 

そういう面で、中国はいまだに「封建国家」を脱皮できておらず、現代の情報技術のインターネットを国民から封鎖している「情報隠ぺい鎖国国家」なので、120年前の日清戦争の敗北から何も学んでいないといえよう。中国の世界経済覇権の夢などは幻なのである。

「日中韓150年戦争史」(76) 『(日清戦争勝利後)朝鮮における日本』1895(明治28)年3月19日

『英タイムズ』

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/122.html

 

◎『「申報」からみた「日中韓150年戦争史」(77)下関条約1ヵ月前『中国は絶対に倭人の領土割譲要求を許すわけ にはいかないを諭す』: http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/61.html

 

「日中韓150年戦争史」(78)日清戦争の旅順虐殺事件への反論、サムライへの事実誤認<ニューヨーク・タイムズへの投書>

 
以上は、下関条約(日清講和条約)が1895417日に下関の春帆楼

で締結される3週間前『ニューヨーク・タイムズ』に掲載された投書です。日清戦争での「旅順要塞の攻撃」で、日本軍が虐殺をしたという記事が米英メディアで報道され、
日本側は「事実誤認」「虚報」と反論して、論争となっ事件の関連記事である。『日本のサムライ』についての思い違い、パーセプションギャップ、異文化認識のギャップが示されている。

 

 

「日中韓150年戦争史」(79)日清戦争の「三国干渉」,【腐敗した清国軍の実態】 を現在の<日中ロシア外交>の教訓とせよ

http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/56.html

 

  • 清戦争の勝利の結果、下関条約(日清講和条約)が1895417日に下関の春帆楼で締結され、その1週間後の423日に「三国干渉」(ロシア・フランス、ドイツ)の軍事力を背景にした介入があった。日本側は涙を呑んでこれに屈伏して、下関条約でえた遼東半島を返還したのである。この強国のアブラゲにトンビの帝国主義的、強奪行為に対して、日本側は約10年間、「臥薪嘗胆」して、対ロシアの中國,朝鮮、日本を併呑しようとする侵略に対して防衛戦に立ち上がったのが、日露戦争の真実なのである。
  • 以上の「三国干渉」3ヵ月前のロシア紙の記事を読むと、日清講和の条件によってはすでに軍事介入することをヨーロッパ列強で外交協議し、利害を調整していたことは各国の新聞に詳細に報道されていたのである。

日本側は当然、各国の出方を予測しながら「日清講和」に当たったが、「三国干渉」を予測できなかったのであり、未然防止、リスク管理の外交戦に敗れたといえるだろう、これは日露戦争でも同じ、戦争に勝って『ポーツマス外交で敗れて』、日清戦争以上に、何も得るところはなかったのである。

 

➂日本の戦争のパターンはいつも膨大な戦費と、兵士の多大な犠牲の結果の勝利をやっとつかんでも、得るところは非常に少ない、戦争に勝って、外交では必ず負け続ける拙劣なやり方なのである。それと、ロシア紙「ノーヴォエ・ヴレーミャ」の日清、日露戦争までの記事を読むと、一貫してロシアの膨張・侵略主義の露骨な主張が語られており、いまのロシアも全く変わっていないことに改めて気づく。

  •  330日付同紙の「なぜ弱いか中国軍―の腐敗、烏合の衆の実態」は現在も引き継がれている中国軍の「張り子のネコ」の実態とあまり変わっていない。この弱体軍に勝ったからといって、日本がどこまで精鋭部隊であったの、冷静に検討する必要がある。

日中韓150年戦争史(80)伊藤博文、井上馨ら歴史当事者が語る日清戦争の

遠因の長崎事件(長崎清国水兵事件)について

http://www.maesaka-toshiyuki.com/war/4956.html

 

日中韓150年戦争史(81)ー終戦/戦後70年、『辛亥革命から104年」の歴史原点を再検証する

 http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/5344.html

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

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