『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(64)』「ワールドカップ初戦、ネイマールは 一発退場させるべきであった」
2015/01/01
●<『ニューヨーク・タイムズ』のWカップ、ブラジル緒戦の西村主審
の審判問題(6/13)-
「ワールドカップ初戦、ネイマールは
一発退場させるべきであった」』
『Penalty Puts Spotlight on Calls Made and Missed
―As World Cup Begins, Refereeing Again Becomes an Issue
』
<F氏のコメント>
1. 筆者のRob Hughes 氏は、サッカー報道を中心に40年のキャリアを持つ
ベテランのスポーツジャーナリストである。サッカー報道、解説では、世
界180カ国に愛読者を持つ。日本の「なでしこチーム」が2011年の
ワールドカップ・ドイツ大会で優勝時、その善戦健闘ぶりに対する賞賛の
筆致は語り草となっている。
1977年からヘラルド・トリビューン、そしてNYTに在籍中、1974
年からワールドカップ、1988年からオリンピックの報道に従事。
2. ワールドカップ初戦、ブラジル対クロアチアのゲーム、日本の西村主審がぺ
ナルティキックをブラジルに与えた裁定をめぐり、いまだにその賛否が渦巻
いている。NY州立大学やリンチバーグ大学の物理学教授が、映像分析で、倒
れたブラジルのフレッジの「線運動量と角運動量」から、フレッジのシミュ
レーションを指摘する程である。罰せられるのはフレッジの方であると。
3. このNYTの記者も、フレッジのシミュレーションの可能性が大であると断じ
ているが、それよりもネイマールが、クロアチアのモドリッチに加えた肘打ち
に関する判定が根本的に間違っていると指摘する。イエローカードという中間
的な選択はあり得ない、偶然であれば口頭注意、意図的であればレッドカード
で一発退場でなければならないと。事件に至る迄のネイマールの行動を観察す
ると、偶然に見せかけているが意図的な肘打であると断じている。
結果として、3件のブラジル有利なホームタウン・デシジョンが行なわれたと
言う。
4. 前回の南ア大会の決勝戦、ハワード・ウエッブ主審と同様、このブラジル大会
初戦の西村主審の判定を考えると、審判としての能力に問題ありと言わざるを
得ない、FIFAもいい加減なところのある組織だが、特に審判の育成と選抜には
十分注意して欲しいと言う。
5. ブラジルは勝つ為には何でも、シミュレーションや肘打等卑怯な手段を多用する
のではなく、ルセフ大統領が大会前に ”ナショナルチームは国家国民を代表してい
る”と言う事を肝に銘じ、世界に恥ずかしくないフェアプレイを実行して欲しいと
言う。
関連記事
-
-
速報(454)『日本のメルトダウン』『近藤誠一文化庁長官の日本記者クラブ講演 「富士山の世界文化遺産決定』ほか
速報(454)『日本のメルトダウン』 ●『 …
-
-
『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』ー『「withコロナ宣言」でポストコロナの世界はどうなるか』★『GAFAを生み出した「デジタル・ネーティブ/パソコン第一世代」(ミレ二アル(Y)世代(25ー40歳))とすれば,「スマホ第2世代」(Z世代)がwithコロナ社会の未来を拓く』(5月27日)
「withコロナ宣言」―Z世代が未来を拓く 前坂 俊之(ジャー …
-
-
日本メルトダウン脱出法(678)「2020年9.4兆円の赤字」を大幅に減らす方法」●「「想定外」を一蹴 IAEA報告書 「国際慣行に従わず」批判
日本メルトダウン脱出法(678) 「2020年9.4兆円の赤字」を大幅に減らす …
-
-
日本リーダーパワー史(193)『真珠湾攻撃から70年ー『ルーズベルト米大統領は国家情報を是正の情報機関(CIA)を設置』(下)
日本リーダーパワー史(193) 『真珠湾攻撃から70年―日米インテリジェンスの落 …
-
-
速報(408)『日本のメルトダウン』『●『中国経済が転倒しかねない理由』●『インドは世界の強国になれるか?』
速報(408)『日本のメルトダウン』 『中国・習近平体 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(560)「日本を襲うWリスク」-「警察官」の役割を放棄する米国」『25年の不文律を破った周永康立件の習近平」
日本メルトダウン脱出法(560 …
-
-
『日本の運命を分けた<三国干渉>にどう対応したか、戦略的外交の研究講座④』★『日清戦争の原因の半分は朝鮮紊乱(大院君派と閔妃一派の激烈な権力闘争)とそれによる壬午事変・甲申事変と長崎事件がある』
逗子なぎさ橋珈琲テラス通信(2025/11/08am700) 朝鮮紊乱と長崎事件 …
-
-
知的巨人の百歳学(154)記事再録 <日本超高齢社会>の過去④<日本の天才長寿脳はだれなのか・黒澤明(88歳)、『野上弥生子(99歳)、昭和天皇が87歳で最長寿、在位期間も63年で一番長いですね>
2010/01/26 /百歳学入門(14) < …
-
-
日本リーダーパワー史(818)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス㉝『日本史決定的瞬間の児玉源太郎の決断力⑤』★『児玉は日露外交交渉は不成立の見通しを誤る』★『ロシア外交の常套手段である恫喝、武力行使と同時に、プロパガンダ、メディアコントロールの2枚舌外交に、みごとにだまされた』
日本リーダーパワー史(818)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」し …
-
-
人気記事再録/<『クイズ『坂の上の雲』>(資料紹介)レーニンは日露戦争で日本を先進的な若い力と高く評価し、旅順陥落を絶賛した。
2010/09/08   …
