前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

世界、日本メルトダウン(1017)ー「トランプ操縦の『エアホースワン』は離陸後2週間、目的地も定まらず、ダッチロールを繰り返す」★『仏大統領選 ルペン氏が首位 左派アモン氏低迷 世論調査』→『トランプ大火災は「パリは燃えているか」(第2次世界大戦中のヒトラーの言葉)となるのか!

   

 

世界、日本メルトダウン(1017

トランプ操縦の『エアホースワン』は離陸後2週間、目的地も定まらず、ダッチロールを繰り返しており、世界中に混乱と不安、悲鳴を巻き起こしている。

「トランプの支離滅裂な政策で市場攪乱 ドルはジェットコースター相場に」http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2017/02/post-6893.php

「早くも囁かれ始めたポスト・トランプの可能性~注目されるマイク・ペンス副大統領」http://bylines.news.yahoo.co.jp/kodamakatsuya/20170205-00067386/

こんごとも、毎日、機長の暴走操縦に世界中の乗客はハラハラドキ、一瞬たりとも目が離せないが、もう1つの接近中の「台風の目」のフランス大統領選挙結果では、世界への影響は巨大で、プレグジツト,ドイツ、ロシアの行方も、大きく変えるであろう。

その行方を暗示する結果が出た

 45月に選ばれる「フランス機」の操縦士がルペンが座る世論調査の結果である。

仏大統領選 ルペン氏が首位 左派アモン氏低迷 世論調査』http://mainichi.jp/articles/20170131/ddm/007/030/095000c


2017年、ヨーロッパは本当の正念場を迎えるーー独仏の選挙がもたらす「EU崩壊の危機」http://toyokeizai.net/articles/-/138928

ビル・エモツトは『仏大統領選が左右するヨーロッパの未来』(「外交」20171月号)の中で、

「もしフランスにルペン大統領が誕生すれば、EUは廃棄場行きとなるであろう。

トランプ大統領と違って、マリーヌ・ルペンはすでに20年間政治家として活動しており、その間彼女の政策的な立場が一貫したものであった以上、ルペン大統領はフランスの貿易障壁を復活させ、ユーロを離脱し、移民を厳格に規制するといった公約を本気で実行しようとすると考えるはずなのだ。

これらの政策のどれ一つとして私たちの知るEUとは相容れない。ルペン氏が5月に勝利すれば、2016年のプレグジットで始まったEUの解体が本格化することになる」

「週刊ダイヤモンド」(20170128号)では「EU(欧州連合)の内部崩壊をもたらす最大のリスク要因は欧州を牛耳る「ドイツ帝国」。

フランスの歴史人口学者エマニユエル・トツド氏はEUは今、二つの危機に直面している。一つはロシアの逆襲による分断の危機、もう一つはEU自体の内部要因による崩壊の危機である」と予測する。

その理由については

➀「ドイツは独り勝ちでユーロ圏ではドイツの経済力・生産性がダントツ。かつての「ドイツ帝国」が再現され南欧諸国の多くは「事実上の被支配国」に位置付けられる。

②エマニユエル・トツド氏の社会分析論ではドイツは「直系家族」。親の権威が強く、主に長男が家督を継いで縦に家を継続していく。一方、難民のシリア人らのアラブ世界では、いとこ婚を認める「内婚制共同体家族」が主流。

いとこ婚を認めない「外婚制共同体家族」(ドイツ型)より閉鎖的。シリアよりも内婚率が低いトルコからの移民は、ドイツ社会に溶け込めず社会分断の〝元凶〟になっている。シリアの移民も同じ運命で「帝国」崩壊の引き金になるかもしれない。

トランプ火災は「パリは燃えているか」(第2次世界大戦中のヒトラーの言葉)となるのか!

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

★(再録)日中関係がギグシャクしている今だからこそ、もう1度 振り返りたいー『中國革命/孫文を熱血支援した 日本人革命家たち①(1回→15回連載)犬養毅、宮崎滔天、平山周、頭山満、梅屋庄吉、秋山定輔ら

 (再録)日中関係ギグシャクしている今こそ、 振り返りたい『辛亥革命/孫文を熱血 …

no image
前坂俊之最終講義・ガラパゴス日本の没落

国際コミュニケーション論・最終講義(15)      2009、1,21     …

昭和戦前期に『言論の自由」「出版の自由」はあったのか→谷崎潤一郎の傑作「細雪」まで出版を差し止められた『出版暗黒時代』です①

昭和戦前期に『言論の自由」「出版の自由」はあったのか→ 答えは「NO!」ーー19 …

『オンライン講座/真珠湾攻撃から80年⑦』★『 国難突破法の研究⑦』★『1941年(昭和16)12月3日の山本五十六の家族との最後の夕餉(ゆうげ、晩御飯)のシーン』★『久しぶりの家族六人一緒の夕食で山本も家族も何もしゃべらず無言のまま』★『日本ニュース『元帥国葬」動画(約5分間)』★『東郷神社や乃木神社にならって、山本神社を建てようという運動が起きたが「神様なんか、一番イヤがるのは山本自身ですよ」と米内光政は断固として拒否した』

       &nb …

『Z世代のための名スピーチ研究』★『世界史を変えるウクライナ・ゼレンスキー大統領の平和スピーチ』★日本を救った金子堅太郎のルーズベルト米大統領、米国民への説得スピーチ」★

2017/06/23  日本リーダーパワー史(832)記事再録 『金子 …

no image
<まとめ>頭山満について-『玄洋社』(頭山満)を研究することなくして、明治・大正裏面史を解くことはできないよ

 <まとめ>頭山満について  『明治維新から昭和敗戦史』 ま …

Kamakura Sea Biting Video Lecture” ★ “Kayak Fishing Stupid Diary – Enjoying ‘Sardine Nabura’ in the sea of ​​Seisei Wakiizuru, Harris No. 1, I caught a huge mackerel (about 40 cm). Thrilling and exciting!

  2012/05/21  <エンジョイ・カヤック・スタンドアップボー …

no image
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1065)>★『トランプ真夏の世界スリラー劇場・各国の興亡史は外部要因(戦争などの)より以上に、内部要因による自壊・自滅現象である。オウンゴール連発のトランプ大統領はレッドカードで退場か?』★『米デフォルト・リスク、トランプ政権の混乱で「正夢」も』★『トランプに「職務遂行能力なし」、歴代米大統領で初の発動へ?』●『「トランプおろし」はあるか、大統領失職の手続き』

 ★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国メルトダウン(1065 …

「トランプ関税と戦う方法論⑭」★『日露戦争勝利と「ポーツマス講和会議」の外交決戦始まる②』★『その国の外交インテリジェンスが試される講和談判』★『ロシア側の外交分裂ー講和全権という仕事をウイッテが引き受けた』

  2022/04/07/ オンライン講座/ウクライナ戦争と …

no image
記事転載/1895(明治28)年1月20日付『ニューヨーク・タイムズ』 ー 『朝鮮の暴動激化―東学党,各地の村で放火,住民殺害,税務官ら焼き殺される。朝鮮王朝が行政改革を行えば日本は反乱鎮圧にあたる見込』(ソウル(朝鮮)12/12)

: 2014年11月4日/「申報」や外紙からみた「日中韓150年戦争史 …