新刊『日本の華族―その栄光と挫折の一部始終』(共著) 新人物文庫 667円
新刊「日本の華族―その栄光と挫折の一部始終」(共著)新人物文庫667円
近代日本の特権階級の知られざる謎
「皇室の藩屏」として明治二年に誕生し、最大913家を数えた華族は、昭和二十二年の新憲法施行により消滅する。誕生当初は、五位以上の公卿(清涼殿への昇殿が許された家柄)と、幕府の支配下にあった一万石以上の旧大名など、427家であった。
その後、明治十七年の華族令制定により、「公・侯・伯・子・男」の爵位が与えられ、さらに「国家に勲功ある」勲功華族として、政治家・軍人・官僚・実業家・学者が次々と叙爵していった。
華族の義務や生活、閏閥、事件、経済などの実情を通して、華族が近代日本にどのような影響をおよぼしたのかを考察する。

<目次>
謎で読み解く名家・名門 華族の謎20―日本の華族は諸外国と比べどのような特徴を持つのか 千田 稔
天皇家を支えた華族
伊藤博文[公爵]近代化のため華族制度を創出した維新の元勲 西原和海
乃木希典[伯爵]高潔な人格を見込まれ軍人から学習院長へ 高橋 紘
牧野伸顕[伯爵]天皇を立憲君主へと導いた宮中の実力者 高橋 紘
鈴木貫太郎[男爵]天皇の「聖断」を演出し祖国を焦土化から救う 河原敏明
木戸幸一[侯爵]元老亡きあとの宮中を統括した最高相談役 河原敏明
華族の明治・大正・昭和
南部家●伯爵家「皇室の藩屏」を貫いた生き方 高橋清明
山川家●男爵家 各々の功績が認められた兄弟叙爵 間島 勲
山川家●男爵家 各々の功績が認められた兄弟叙爵 間島 勲
渋沢家●子爵家 社会貢献を志した経済人の血脈 上之郷利昭
前田家●侯爵家 伝統を活かし文化事業に大きく貢献 池田公一
西園寺家●公爵家「もう一つの西園寺家」の真相 松田敬之
伏見家●伯爵家 臣籍に降下した軍人華族の悲劇 高野 澄
鴻池家●男爵家幕府・新政府を援助し続けた大富豪 西沢教夫
毛利家●公爵家一族旧臣の英知を結集させた「家憲」 柴原直樹
島津家●公爵家旧藩の慣習と家政の近代化との統合 寺尾美保
東郷家●侯爵家「聖将」を輩出した軍人華族家 前坂俊之
華族のスキャンダル
相馬事件 開化の御家騒動……………………… 西原和海
赤化華族事件 〝赤き″皇室の藩屏…………… 浅見雅男
不良華族事件 伯爵夫人の醜聞……………… 浅見雅男
復活する華族社会 佐藤朝泰
関連記事
-
-
「Z世代のための日本リーダーパワー史研究』★『電力の鬼」松永安左エ門(95歳)の75歳からの長寿逆転突破力②』★『戦時下は「渇しても盗泉の水をのまず 独立自尊の心証を知らんや」と隠棲し茶道三昧に徹する』★『雌雄10年、75歳で「電気事業再編成審議会会長」に復帰』★『池田勇人と松永安左エ門の「一期一会」』★『地獄で仏のGHQのケネディ顧問』』
2021/10/06/日本史決定的瞬間講座⑪」記事再録 …
-
-
鎌倉サーフィンチャンネル』★『材木座ウインドサーフィン(23年4月16日)ブルースカイとキラキラ海で、カラフルに舞い踊る』
鎌倉材木座海岸ウインドサーフィン(23年4月16日)ブルースカイとキラキラ海で、 …
-
-
片野 勧の衝撃レポート⑥「戦争と平和」の戦後史⑥『八高線転覆事故と買い出し』死者184人という史上最大の事故(下)■『敗戦直後は買い出し列車は超満員』▼『家も屋敷も血の海だった』★『敗戦直後、鉄道事故が続発』●『今だから語られる新事実』
「戦争と平和」の戦後史⑥ 片野 勧(フリージャーナリスト) 八 …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(144)』エマニュエル•トッド著「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告 (文春新書) 新書 を読んで
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(144)』 エマニュエル•ト …
-
-
日本メルトダウン脱出法(701)「TPP交渉頓挫ならアベノミクスの終焉が始まる」「祖父・岸信介退陣時と酷似する状況になってきた安倍首相」など6本
日本メルトダウン脱出法(701) TPP交渉頓挫ならアベノミクスの終焉が始ま …
-
-
『F国際ビジネスマンワールド・ウオッチ㊹』「“安倍氏の危険な修正主義”(NYT(3/2)ー事態は極めて悪化している」
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㊹ …
-
-
日本の「戦略思想不在の歴史」⑶日本で最初の対外戦争「元寇の役」はなぜ起きたか③『現在の北朝鮮問題と同じケース、一国平和主義に閉じこもっていた鎌倉日本に対して世界大帝国『元』から朝貢(属国化)に来なければ武力攻撃して、日本を滅ぼすと恫喝してきた!、国難迫る!』
日本の「戦略思想不在の歴史」⑶ 日本で最初の対外戦争「元寇の役」の内幕 第4回目 …
-
-
日本リーダーパワー史(611)日本国難史にみる『戦略思考の欠落』⑥『1888年(明治21)、優勝劣敗の世界を視察した末広鉄腸の『インテリジェンス』②<西洋への開化主義、『鹿鳴館」の猿まね外交で、同文同種の中国 を排斥し、日中外交に障害を及ぼすのは外交戦略の失敗である>
日本リーダーパワー史(611) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』⑥ 『188 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(854)「偶然ではない!トランプとオバマの政策はそっくりだ」●『「斬首作戦」に慌てる北の独裁者、核発射の危険性も』●『真剣に考えた方がいい100歳まで生きるリスク』●『インタビュー:消費増税強行、かなりのリスク=浜田内閣官房参与』
日本メルトダウン脱出法(854) 偶然ではない!トランプとオバマの政策はそ …
