前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★『鎌倉で名庭園発見!』-鎌倉で『桂離宮!』を体験できる「一条恵観山荘」★『古都鎌倉とは対極の370年前の一条恵観山荘庭園(国指定重要文化財)ー京都のみやび(雅)を伝える庭園』

   

鎌倉で『桂離宮』を体験する「一条恵観山荘」
ーその『優美な姿に感動す」

11月1日、久しぶりに青空がくっきりと広がった鎌倉で、「一条恵観山荘庭園」(国指定重要文化財)を見に行った。モミジが主体の同庭園は、紅葉の遅い鎌倉にとって12月が見ごろとなるが、この庭園に心打たれた私は少し早いと思ったが、台風一過晴天が続くこの日の参観となった。

同山荘のパンフレットによると、一条恵観(1605-1672)は江戸時代初期の公卿で、後陽成天皇(元亀2年(1571年) ―元和3年1617)の第九皇子。関白・摂政を二度ずつ務め、兄の後水尾上皇を支えた人物。  和歌を始め、書や茶の湯は長け、能楽や絵画、立花、お香など数々の文化芸能に精通していた。

寛水、正保年刊(1624-1648)にかけて京都西賀茂に三万坪ともいわれる広大な敷地の中に山荘を築き、文化活動の舞台としていた。恵観は建築の知識にも優れており、山荘の造作について指示。桂離宮を小ぶりにした木造かやぶき入り母屋造りの平屋を建てた。

かやぶきの下にこけらぶきの屋根がのある珍しい2重構造で、外観は田舎風だが、皇族の雅で自然を愛する趣向が随所に盛り込まれている。

特に、庭が風情がある。枯山水と飛び石も合わせて移築されており、一部は元大名の茶人「金森宗和」の好みと伝わっている。

京都のみやび文化と違って、鎌倉の禅文化、禅庭園とは異なるこの庭園、山荘である。

約370年前のこの山荘は焼失せず昭和戦後まで、京都で唯一現存していたこの山荘である。


これが鎌倉へと移築きれ、国指定重要文化財となったもの。 庭園は緑の美しい苔や松・紅葉の庭と、京都から移築された枯山水、山荘の横を流れる鎌倉の滑川の清流とせせらぎ、鳥のさえずりは訪れる人を幽玄の世界へといざなう。

 

鎌倉の禅寺の庭園とは一味違った優雅なその建物、四季の移ろいを感じる庭園に感動した。モミジの紅葉はまだ始まっていないが、12月になれば紅葉に包まれた「幽玄の世界」を堪能できることであろう。

借景の滑川の背後の山裾の色とりどりの木々の群れ、文字通り川床が砥石のように磨き上げられ清流のせせらぎは、鳥のさえずりと同時にひびきわたり、京都の「雅の世界」を現出している。心をいやすワンダーランドがここにはある。

 

 

★⑩古都鎌倉にふさわしい370年前の一条恵観山荘庭園(国指定重要文化財)を見に行くー日本文化の美と風雅が伝わってくる庭園

 - 人物研究, 健康長寿, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑥』-服部宇之吉著『北京龍城日記』(大正15年)より②」★『著しく現世的で物質的/拝金主義の支那(中国)人民にとっては、来世的、禁欲的なキリスト教精神は全く理解できずパーセプションギャップ(認識ギャップ)が発生し、疑惑が増幅し戦争になった』

 明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変⑥』  西教(キリスト教)に対 …

no image
人気リクエスト記事再録 『百歳学入門(186 )』-百歳長寿社会へのお手本『世界ベストの画家・葛飾北斎(90歳)の創造力、晩年学こそ長寿力』★『北斎こそ世界を席巻した「ジャポニズム」「ジャパンアニメ」「ジャパンクール」の元祖である』

2011年1月15日執筆<超高齢社会のモデル> 世界ベストの画家・葛飾北斎―90 …

『オンライン60/70歳講座/佐藤一斎(86歳)の語録『言志四録』講読』 ★『陽明学者・佐藤一斎(86歳)の「少にして学べば、則ち 壮にして為すこと有り。 壮にして学べば、則ち老いて衰えず。 老いて学べば、則ち死して朽ちず』(現代訳=人は少年のときに学んでおくと、壮年になって必ずそれが役に立ち、なにかをなすことができる。壮年のときに学んでおくと、老年になっても、気力が衰えることはない。老年になっても学ぶなら、それが人や社会の役に立つから、死んでもその声望は高まり朽ちることはない」

  2018/04/11    …

no image
日韓レーダー照射問題にみる『異文化コミュニケーションの難しさ―『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目』★『外交バトルの底に日中韓ケンカ作法の違いが見える』

  米中貿易戦争は軍事衝突に発展する可能性は!? トランプ大統領は20 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(203)/記事再録ー明治150年「戦略思想不在の歴史⒁」―『明治維新を点火した草莽の革命家・吉田松陰⑵』松下村塾で行われた教育実践は「暗記ではなく議論と行動」★『160年前に西欧によって軒並み植民地にされていたアジア、中東、アフリカの有色人種各国の中で、唯一、近代日本を切り開くことに成功した最初の革命家・吉田松陰の実践教育である』

  2017/11/22 /明治150年「戦略思想不在の歴史 …

no image
日本リーダーパワー史(137) 関東大震災での山本権兵衛首相、渋沢栄一の決断と行動力に学ぶ

 日本リーダーパワー史(137) 関東大震災での山本権兵衛首相、渋沢栄一の決断と …

no image
日本リーダーパワー史(114)初代総理伊藤博文⑩ 外国新聞の人物評『外国人をこのみ、丁寧にあつかう人』

日本リーダーパワー史(114)   初代総理伊藤博文⑩新聞人物評『外国 …

no image
世界/日本リーダーパワー史(960)ー明治の日本陸軍に「スパイ学(インテリジェンス)を教えたのはヨーロッパ各国の首都で撹乱工作をした『ドイツ・ビスマルクのスパイ長官』ウイルヘルム・シュティーベル』

2015年12月9日 記事再録/日本リーダーパワー史(623) &nb …

『Z世代への昭和史・国難突破力講座⑩』★『吉田茂編⑥』★『『笑う門には福来る、ジョークを飛ばせば長生きするよ』★『昭和の大宰相・吉田茂のジョーク集』 ③ 吉田首相は五次にわたる内閣で、実数79人、延べ114人の大臣を『粗製乱造』した。その『吉田ワンマン学校」で、「果たしてステーツマン(真の政治家、国士)を何人つくったのか?」』

2019/05/08   知的巨人の百歳学(163)/ 20 …

『リーダーシップの日本近現代史』(172)記事再録/『100歳でロッキー山脈を滑った生涯現役スキーヤー・三浦敬三氏(101歳)は三浦雄一郎のお父さん』★『ギネスブックの百歳冒険家の超人親子』

    2015/03/27 /「百歳・ …