前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ビジネス・ウオッチ(221)-『日本の上場会社の大半は、相変わらず既存事業を前提の内部留保の蓄積に傾斜、日本経済の構造大改革に貢献できる画期的なハード、ソフトの開発は期待できない』★『話題の東芝株主総会に出席、東芝の幹部人材は当分払底し、外部から持って来ないと自力再生は難しい』

      2017/12/06

『F国際ビジネスマンのワールド・ビジネス・

ウオッチ(212)

深圳のこの30年の大変貌、驚愕しています。イスラエルほどの大胆な技術発想はまだ見られませんが。

同時に感じましたのは、李克強が唱導している「 大衆創業、万衆創新、創新経済 」の檄 こそ、安倍首相が日本国民に向かって発しなければなりません。

内情は本当のところは不明ですが、外目では、習近平ー李克強の施策は予想以上に非常に上手く行っているのでは?

日本の上場会社の大半は、相変わらず既存事業を前提とした内部留保の蓄積に傾斜しており、彼等からは日本経済の構造大改革に貢献できる画期的なハード、ソフトの開発は殆ど期待できない、と思われます。起業家精神の喪失。

20世紀後半の成長事業体験者が未だに企業経営者として殆ど残っているからです。新たにwhatを創り出すリーダーシップは、欧米の模倣に終始した彼等からは期待出来ません。howが巧みということで生き残って来た顔触れです。

日本のこれからの経済成長をギアチェンジし異次元に向かう成長ドライバーがどうしても不可欠です。

安倍も既存の上場企業優遇から大転換して、大規模エコシステム(起業家支援のための、インキュベーション〜ファンド〜EMS企業群〜EXIT支援〜上場支援など、スタートアップ育成の為の生態系作り)の整備に全力投球すべきです。  

CAのシリコンバレー、深圳  、そしてテルアビブ いずれも、起業家志望の若者が触手を延ばし、志を立て易い環境、エコシステムが準備されています。

これを成功させて行かないと2%成長など次の成長軌道へのステップアップは至難です。一言で言えば日本経済、今は深刻な「玉不足」です。

繰り返しますが、現在の大企業、中企業の経営層の殆どは20世紀型人材、既存事業をdo more better, do more fastに巧みに実行する事でのし上がって来た人達で、21世紀型人材、斬新なコンセプトの新事業をゼロから創造できる、技術的な知見に富み、これまでの延長線にない発想が出来る人達、ではありません。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

昨日、話題の東芝、株主総会に参りました。

綱川社長の愚直、実直、誠実を
絵に描いたような議長振りに出席者も救われていましたが、苦しい業績説明に見られる満身創痍の実態は如何ともし難く、現体制の苦しい胸の内、同情を禁じ得ませんでした。

東芝の再生には残された若手実戦部隊のヤル気 、戦闘意欲が必須です。離散の加速、残存部隊の動向が?

東芝メモリーの18/3月迄の売却が首尾良い結果に終わったとしても、残る重電事業中心の収益では見る影もありません。

2・5時間の議事を追いながら、W/Hの致命的な失敗以外に、新事業、新製品の開発に成果もなく、実戦部隊の優れた人材組織を経営側が無駄使いして来た、実態を見たような気がしました。

人材を100%コストと見なし、価値創造の資産、資本である事を忘れ、企業を官僚組織に作り変えた悪例の典型です。


余談ですが、東芝の幹部人材は当分払底するのでは?   外部から持って来ないと自力再生はやはり難しい?と感じました。

ーーーーーーーーーーーー

『F国際ビジネスマンのワールド・ビジネス・ウオッチ(211)『スマホ、タブレットが高すぎるappleから低廉高品質のHuaweiに切り替わるのはもう時間の問題です』http://www.maesaka-toshiyuki.com/history/27167.html

 

共産党政権の真っ赤なウソ 「平等に富を分配する」の実は特権と搾取

http://www.epochtimes.jp/2017/10/28881.html

 

【公告】大紀元が『九評』(共産党についての九つの論評)と題する一連の社説を発表http://www.epochtimes.jp/editorial/9ping.html

 

数字のトリック? 訪日外国人は「失われた20年」とは到底かけ離れた日本の光景に驚くだろう=中国 https://www.msn.com/ja-jp/news/world/%e6%95%b0%e5%ad%97%e3%81%ae%e3%83%88%e3%83%aa%e3%83%83%e3%82%af%ef%bc%9f-%e8%a8%aa%e6%97%a5%e5%a4%96%e5%9b%bd%e4%ba%ba%e3%81%af%e3%80%8c%e5%a4%b1%e3%82%8f%e3%82%8c%e3%81%9f%ef%bc%92%ef%bc%90%e5%b9%b4%e3%80%8d%e3%81%a8%e3%81%af%e5%88%b0%e5%ba%95%e3%81%8b%e3%81%91%e9%9b%a2%e3%82%8c%e3%81%9f%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e5%85%89%e6%99%af%e3%81%ab%e9%a9%9a%e3%81%8f%e3%81%a0%e3%82%8d%e3%81%86%ef%bc%9d%e4%b8%ad%e5%9b%bd/ar-AAu0z4P?ocid=spartandhp

 

 - 人物研究, 現代史研究, 最先端技術『見える化』動画

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『2018年、米朝戦争はあるのか➈』-『トランプ大統領の「認知症騒動の顛末」★『銃乱射の被害者を訪問したトランプ、ご機嫌で大顰蹙(ひんしゅく)。この男に心はあるのか?』★『米副大統領、平昌五輪で北朝鮮と会談予定だった 北朝鮮がドタキャン』

トランプ大統領の「認知症騒動の顛末」 前坂 俊之(ジャーナリスト) CNNは1月 …

no image
日本リーダーパワー史(29)ー明治、大正、昭和の40年にわたって活躍した全盲の代議士・高木正午

日本リーダーパワー史(29)   明治、大正、昭和の40年間活躍した全 …

no image
<新刊>山川MOOK<第2弾> 『坂の上の雲』と日露戦争で「IT技術革新で勝った日本海海戦」を執筆

<新刊> 山川MOOK<第2弾>『坂の上の雲』と日露戦争             …

no image
日本リーダーパワー史(420)150年対立・戦争史を踏まえて対中韓外交 展開すべきー動画座談会(90分>

 日本リーダーパワー史(420) ―<150年対立・戦争史をしっかり踏 …

no image
速報(78)『日本のメルトダウン』●(小出裕章情報『次の事故は違うシナリオで起きる』『もんじゅは事故が起きれば福島の比ではない』

速報(78)『日本のメルトダウン』 ●(小出裕章情報『6月23日 次の事故は違う …

no image
『オンライン/』本田宗一郎の名語録』★『どんな発明発見も他人より一秒遅れれば、もう発明、発見でもなくなる。時間こそすべての生命である』●『頭を使わないと常識的になってしまう、頭を使って〝不常識″に考えろ』

日本リーダーパワー史(733)    2016/0 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(263 )/『東日本大震災/福島原発事故発生の3日前の記事再録(2011/03/08)』★『ガラパゴス/ゾンビ国家になってはいけない』★『ロジスティックで敗れた太平洋戦争との類似性』★『1千兆円の債務を抱いて10年後の2020年以降の展望はあるのか?」

(2011/03/08)記事再録―日本リーダーパワー史(130) 『自 …

no image
日本リーダーパワー史(323)「坂の上の雲」の真の主人公「日本を救った男」-空前絶後の参謀総長・川上操六(41)

日本リーダーパワー史(323) 「坂の上の雲」の真の主人公「日本を救った男」&# …

no image
チャイナ/メルトダウン(922)『南シナ海、中国の主張認めず=「九段線」に法的根拠なし-初の司法判断・仲裁裁判所』★『中國が一貫して日本軍国主義の暴走と非難してきた謀略の満州事変と国際連盟の反対を押し切った『満州国建国』と同じ失敗パターン!、習近平の『核心的利益政策』という名の独善的『共産党独裁帝国主義は国際的な孤立を招くだろう。

 チャイナ/メルトダウン(922)  中國は日本軍国主義の暴走として批判して き …

no image
『国難の研究』日露戦争開戦の外交交渉の経過と政府の対応③『明治の国家参謀』怪傑・杉山茂丸の証言

―国難の研究― 日露戦争開戦の外交交渉の経過と政府の対応③- ―『明治の国家参謀 …