前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★スクープ写真『2011年3月11日福島原発事故約1ヵ月前の『鎌倉カヤック釣りバカ日記公開』★『Severe winter in KAMAKURA SEA』と『老人の海』=『ラッキー!大カサゴのお出ましじゃ』

   

 前坂 俊之(ジャーナリスト)

 

『三寒四温』とはよく言ったものよ-11,12、13日の3連休は東京、湘南もドン冷えよ。今季最高の冷凍庫状態とあいなった

のじゃ。最低5度から最高でも5度ほど。日中3,4度もども上がらぬ。お天とうさんも昼寝して顔を出さんので、どんより曇り空。寒い、寒い、ブルブル、ピリピリ手足がしびれてくるわ。

鎌倉材木座、由比ヶ浜の海岸にも、サーファーも散歩者の人影も少ない。いよいよ待望のわしの大好きな『誰も誰も誰もいない海』じゃよ。

プライベートシー、鎌倉海よ。誰も行かないときに行くのが一番楽しいのよ、寒さにふるえながらのカヌーほど、面白いものはないのよね。やってみなはれ。寒中水泳もあんな気持ちのいいものもないぜよ。

 

テナワケデ、今季一番冷え込んだ13日、厳冬,幻冬?『寒中・筋肉カヌーフィッシング』『厳冬海上座禅』には最高じゃというわけで、

朝8時半から、釣りバカ2人コンビで、いつものように1人乗りのカヌーで出たのよ。

 
 
海上からの富士山のパノラマはその鮮明さは今季最高!。クリーン度100%。

8合目まで、雪の積もった富士山の美姿が今季最もクリアにみえ、右に丹沢連峰、左に伊豆半島の下田近くまでの山々が、

稜線に雪をいただき目の覚めるようにクリ―ンに見える。美しい、絶品!。別嬪じゃ。
一年中でも最も透明感のある風景にうっとりして見とれていて、ドジ踏んじゃったのよ。
出がけにまともに波をかぶったのじゃ。
 

バカー!、と自分を叱っても遅い。カヌーにどっと全面海水が入ってきて、下半身は水びたし。トホホ、おお寒!ウエットスーツ長靴ははいているものの水が入ってくる。ケツの下までビッショリなので、タオルで腰を浮かして、水をしませたタオルを30回ほどしぼってくみだすが、手が冷たくて、しびれてくる。

 
こんな時に、えてして転覆する危険が高いのじゃ。用心深く、腰を浮かしてバランスを取りながら、片手でタオルの水をかき出しての困難じゃ。これで20分は損した。
肝心のコマセモ忘れとる。ボケ、アホ野郎めーと2度めのお叱りじゃ。
 
今日も前回の大メバルちゃんが忘れられず、逗子マリーナ前の岩場を、アオイソで流す。北風も結構きつい。川越ちゃんは前回のカワハギポイントで再挑戦。
こちとらは流れも者らしく、波にブラブラ、体はブルブルの流し釣りで、カヌーの上で寒中ブルブル座禅の辛抱じゃ。川越ちゃんからの暖かい紅茶こそが体の冷えを救ってくれる。
 
1時間、竿はピくともせん。2月は最も釣れない月だからね。仕方ないよ。
「釣れなければよし」「釣れればなおよし」「どうでもよいのじゃ」「この美しい風景を目にたっぷりとやきつけて、
ふるえながら幸せいっぱいの漫歩ならぬ、万手感にひたり、孤独を満喫すればよいのじゃ。
 
今日は寒すぎて、昼寝とはいかんが、太陽に顔を向けているとポカポカ暖かい。
 
これぞ太陽光発電状態よ、何も太陽光パネルなど買わなくてもよろしい。
紫外線は体に悪いなどと言わずに、太陽をまともに浴びれば熱いほどになるぜよ。、体を動かして運動、筋肉貯金すればするほど体は自然と発熱して来るのじゃ。
 
脳と体は連動している。体を動かすほど、脳も活性化して来る、運動するほど明るく元気が出てきて、鬱的な精神状態を脱して、ウキウキ陽気になってきて楽観的になってくるのじゃ。

 

そういえば,昨日12日夜のNHK特集『無縁社会の危機』で、若者のネット中毒、すべてネットに頼り切っていて、コミュニケーション、人とのつながり、自然とのつながりが気薄になって、一人ぼっちの淋しさから自殺願望、孤独死する人が増えているという内容をやっておったな。海に入ればこんなものいっぺんに直るよ。

 
インターネットやケイタイ、ゲームはバーチャルな、空っぽの世界で、リアルなものは手に入らない。人間、自然を知った上でのネットでのバーチャルとリアルな世界を自分流にリンクする3次元方程式が解けないと、ネットに溺れて溺死するのみじゃ。脳死。
 

昔は子供に水泳を教えるためには、黙って海に放り込まれたものよ。何度かおぼれかかると、人間だれでも自然と泳ぎを覚える。

親父は、子供のわしを釣りに同行させて、魚の釣り方を黙って教えた。「魚屋に魚を買いに行く前に、魚の釣り方を教え、手に職をもたせたのよ」

何事も自分の体と汗と、体を動かし、集団生活し、人と人、自分から積極的に働きかけないと、魚も食うてくれないよ。リアルの上にバーチャルはそのコピーとして存在しても、バーチャル上にリアルなものはリンク(関係性)が張られていないと存在しないのよ。そのリンク張り方を実際の人間関係でコピーしていないから、人間関係がペイスト出来ない。

 
今のように、リアルな経験(特に、貧乏、病気、親の不在、絶望、もろもの不幸のマイナス体験)が全く少ないのに、バーチャルなものが中心という誤った認識をもつと、リアルなものとのリンク(関係性)の重要性が分からない。当然、無縁社会になってしまうのじゃ。
ネットは『無縁社会=無縁ネット』だよ。つながってるようで、バーチャルだけの関係、ウソの、仮面のネットなので、イライラ、ストレス、鬱がたまる。自然に入れなすべてが変わる。本物に癒されるのじゃ。
 
まず、自然に入ること、海に出ること、転覆して死ぬかもしれんという危機に直面すれば、
自然に死にたくない、生きたいと言う生命力、元気が出てくる。自信が出てくるよ。

閉じこもるな、引きこもるな、動いて、動いて歩きまわって、スポーツして、大声を出して、人には自分から話しかけて、笑い、泣き、喜び、悲しみ、感情を思い切り出せばよいのじゃ。元気などみんなにあるのよ、生きていることは元気があると言うことじゃ。好きなことをやりまくれ。ーーーーーー

 
話がますます脱線してきたな、どうでもよいのじゃ。
 

「死にたい」と思うのは元気になりたいのと同義語だよ。「死にたくない。助けてくれ」と叫んでるのだから、大声で叫べばよいのじゃ・・

そんなこと、あんなこと、いろいろ腹をがたってきて、ぶつぶつ、あれこれ考えている、と竿が一気に突っ込んだよ。

 

あがったのは、いかつい顔にお目ぱっちりの大カサゴ(25センチ)じゃ。今日はこのカサゴと、海岸でひろったワカメじゃ。これを干して、朝の味噌汁に入れて食べれば、金などイラン、テヘラン、イスラエルで自給自足じゃ。これ何やねん!

 
本日はこれだけ。3時間で、全く引かずよ。外が寒いから
カヌーの上で、体操、運動してあったまった。これでよいのじゃ、パドル5000回のいい運動、頭の活性化になればよいのじゃ、                  

富士山の白雪が太陽にキラキラ反射して、風もおさまり、絵にかいたようなふうけいとなったね。

 
「若者よ、書を捨てて、海に出よ」

「ネットサーフィンをやめて、海でサーフィン、カヌーをやれ、そのあとにネットサーフィンやれば、もっとエキサイティングになるのじゃ」
 

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』➉『逗子マリーナ沖のカワハギ釣り道ー佐々木小次郎流の居合抜きの要領じゃ』☆『突然、サオの手元にもズシン、ゴンゴン、グイーと強烈な当たり。地球をつったような重量感がつたわってくる。お目め、ぱっちり美人の巨メバルが上がった』

      2009/12/0 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(115)/記事再録☆『百年先を見通した石橋湛山の大評論』★『一切を棄てる覚悟があるか』(『東洋経済新報、大正10年7月 30日・8月6日,13日号「社説」)『大日本主義の幻想(上)』を読む②『<朝鮮、台湾、樺太も棄てる覚悟をしろ、中国や、シベリヤに対する干渉もやめろーいう驚くべき勇気ある主張』

    2012/08/27 &nbsp …

no image
百歳学入門(181)『2017年の平均寿命 日本人、世界2位 男性80.98歳、女性87.14歳 1位は男女とも香港』★『日本は健康寿命が世界一です、寝たきり期間も世界一?』★『人生90年時代到来?高齢社会を生きるライフプランとは』★『世界中の製薬会社が次々と撤退「認知症の薬」はやっぱり作れないのか』★『松原泰道老師百歳 !! 「生涯150冊、100歳こえてもマスコミ殺到!その長寿脳の秘密は・』

 百歳学入門(181)   松原泰道老師百歳 !! 「生涯150冊、百 …

no image
京都の紅葉が美しい古寺百選ー京都東福寺内の通天橋の紅葉は終了、名残をとどめる唯一の枯れ落葉の絶景ポイント(2017/12/26)

京都の紅葉が美しい古寺百選ー京都東福寺内の通天橋の紅葉は終了、名残をとどめる唯一 …

no image
書評『明治お雇い外国人とその弟子たち―日本の近代化を支えた25人』片野勧著・新人物往来社

書評 『明治お雇い外国人とその弟子たち―日本の近代化を支えた25人のプロフェッシ …

no image
『国難の研究』日露戦争開戦の外交交渉の経過と政府の対応③『明治の国家参謀』怪傑・杉山茂丸の証言

―国難の研究― 日露戦争開戦の外交交渉の経過と政府の対応③- ―『明治の国家参謀 …

『日中台・Z世代のための日中近代史100年講座⑥』★『日本恋愛史の華』★『貴族と平民との階級』★『金の力に引かれつつ石炭王(58歳)と再婚した「筑紫の女王」(37歳)』★『悩みの末に離縁状を突きつけ、新しく得た愛人・宮崎滔天の息子・宮崎籠介(32歳)と再婚へ』

  <1921年(大正10)10月22日「東京朝日」> 柳原白蓮 &n …

no image
知的巨人の百歳学(101)家康・秀忠・家光の三代に仕え、徳川幕府250年の基礎を築いた史上最高の戦略家・南光坊天海(108?)の長寿法は『長命には粗食、正直、湯、陀羅尼(だらに)、御下風(ごかふう)あそばさるべし』

家康・秀忠・家光の徳川三代に仕えた「陰の宰相」南光坊天海(108?)の長寿法 日 …

no image
日本経営巨人伝⑤・伊庭貞剛ーー明治期の住友財閥の礎・住友精神を作った経営者

日本経営巨人伝⑤・伊庭貞剛 明治期の住友財閥の礎・住友精神を作った経営者 <『幽 …

no image
日本リーダーパワー史(31) 『護法の神』といわれた大審院院長・児島惟謙の晩年は・・

日本リーダーパワー史(31) 『護法の神』といわれた児島惟謙の晩年は・・ &nb …