前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

  世界、日本メルトダウン(1021)ー「トランプ大統領40日の暴走/暴言運転により『2017年、世界は大波乱となるのか」①『エアーフォースワンはダッチロールを繰り返す。2月28日の施政方針演説では「非難攻撃をおさえて、若干軌道修正」、依然、視界不良、行き先未定、墜落リスクも高い①

      2017/03/07

  世界、日本メルトダウン(1021)

トランプの暴走暴言運転によって2017年、世界は大波乱となるのか』

初飛行40日『「エアーフォースワン」はダッチロールを繰り返している。

2月28日の初の施政方針演説では「非難攻撃をおさえて、若干軌道修正」、

依然、視界不良、行き先未定、墜落リスクもあり①

トランプ大統領は就任3週間(210日現在)で、大統領令を約30本も連発した。「オハマケアの見直し」「新たな規制導入の凍結」「メキシコ国境に壁を建設」「TPPからの永久離脱「中絶支援団体への助成金停止」「石油パイプラインの建設を推進」「シリア難民の受け入れ停止」など公約の即実行力ぶりを自画自賛。

 

7か国からの難民の受け入れ停止」が国際的な非難を浴びて裁判、司法でストップをされると、相変わらず怒鳴りまくった。記者会見や電話の首脳会談でもケンカと口論、怒鳴りまくり、ツイッターで『悪口雑言』を繰り返す、選挙中と同じ口撃、乱闘パターンを口返し、予想通り出だしから混乱している、

米科学誌は126日、『地球最後の日までの残り時間を概念的に示す「世界終末時計」を2015年より30秒進め、残り2分半となった』と発表。「1人の人間がこれほど大きく影響したことはかつてなかった」と米科学者も警告を鳴らす。「危うし地球、世界の運命」―世界中からトランプの暴走暴言運転に恐怖と悲鳴が上がっている。

トランプ占いは果たして凶と出るか、吉と出るか!?

 

『確かに、著名な国際政治学者のイアン・プレマー氏は「今年、世界は地政学的後退期に入る。第二次大戦後で最も変動の激しい節目の年、米中開係が急激に悪化する可能性が高い」と指摘する。世界の多くが心配して、トランプの一挙手1投足にハラハラドキドキしている。戦争、衝突の赤ランプも激しく点滅していることは間違いないね』

 

米中衝突、戦争の可能性は75%に、

 

過去五〇〇年の世界史で既存の覇権国(現在のアメリカ)と新たに台頭してきた国(中国)が対峙したケースは計一六回あり、そのうち一二回で戦争になったという恐ろしい研究データも公表された。戦争勃発の確率は実に七五%だよ。それに今回のトランプ政権で「米国通商会議」委員長に指名された対中強硬派ピーター・ナヴァロ氏の最新刊「米中もし戦わばー戦争の地政学』でも「米中戦争が起きる可能性は非常に高い」と警告している。この本はトランプの外交政策を理解するためにも必読のテキストです」

『大統領のメディア、国民との蜜月は普通100日間といわれる。『ペイパードライバ・プレジデント』は暴走老人よろしくスタートダッシュしたものの、さすが世界の民主主義国アメリカの立法、行政、司法の3権分立障害レースにはばまれて大統領令は立ち往生、『エアーフォースワン』は墜落はしてないものの、ダッチロールを繰り返しているといえなくもないね。』

『そこがアメリカの底力だよ。大統領令のスピード違反もあちこちの赤信号で立ち往生となった。『法治国家』アメリカの懐の深さだね。連邦最高裁判所までいくと長時間かかるよ、」

―――――――――――――――――――――

以上の文は210日までに書いたトランプ劇場第1幕の書き出だし部分だが、この調子でトランプの暴走暴言運転は非難合戦、場外乱闘、出血、バトル、混乱が続き、トランプ『エアーフォースワン」はダッチロールを繰り返した。

228日には初の一施政方針演説では「非難攻撃をおさえて、軌道修正」軟化の兆しが見てとれれる『具体性に欠けた抽象論にトーンダウンした。

 

トランプ施政方針演説、依然として見えない政策の中身

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2017/03/post-899.php

オピニオン:「大人しいトランプ」演説の真意=安井明彦氏

http://jp.reuters.com/article/opinion-trump-akihiko-yasui-idJPKBN1683ZN

 

移民制限は完全に頓挫した。演説での「メキシコ国境の壁の建設」は現実の壁にぶつかって大幅に後退を余儀なくされた格好だ。

 

入国制限の対象縮小へ トランプ氏軟化の兆し 議会演説

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO13563390S7A300C1FF2000/

 

移民問題は現実の壁にぶつかって大幅に後退を余儀なくされている格好だ。

 

メキシコ国境壁建設、財源は現在22.7億円のみ=米政府文書

http://jp.reuters.com/article/usa-immigration-funds-idJPKBN16906D

 

メキシコ国境の壁、建設費は最大2.46兆円=米政府の内部文書

http://jp.reuters.com/article/mexicowall-cost-idJPKBN15P07B

 

当初、米国内に1100万人いるとされる不法移民について、全員強制送還の公約を、掲げたが、当選後には犯罪歴のある200万~300万人に対象を縮小した。さらに、幼い頃に親に連れられて不法入国した若者の条件付き滞在を認める方向に軟化した。

演説では「就労を合法化し、納税を義務づける包括的な移民制度改革法の制定を検討。超党派の取り組みを求めた」

メキシコ国境の壁の建設は、トランプは選挙前には壁の建設費用が120億ドルになる、共和党のライアン下院議長らも、建設費用が最大150億ドルになると見積もっていたが、2月に出た国土安全保障省の内部報告書では最大216億ドル(約2.46兆円)の費用と3年以上の期間が必要との結果が出た。

さらに、同省文書によると、壁建設のために転用可能な予算はわずか2000万ドル(約22億7700万円)しかなかった、という。どこから、この膨大な建設予算を持ってくるのか、メキシコ側に負担させるのか、難問が山積して高い壁を築いており、トランプの実行の可能性は一層パワーダウンしている現状だ。

                                          つづく

 

 - 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(310)『日中国交回復40年で、尖閣列島で日中衝突激化!今こそ百年前を振り返える日中外交裏面史』①

 日本リーダーパワー史(310) 『日中国交回復40年で、尖閣列島で日 …

no image
知的巨人の百歳学(144)/『天才老人・本多静六(85歳)ー「70,80歳になっても元気で創造する秘訣―『人間は老衰するから働けなくなるのではなく、働かないから老衰する』★『② 「忙しさ」が自分を若返らせる、忙しいことほど体の薬はない』

  記事再録/ 2012/05/12/ &nbsp …

no image
速報(47)『日本のメルトダウンを止める』<◎敗戦を自覚し、将来の日本の30年後をにらみリーダーを子供の時から養成する>

速報(47)『日本のメルトダウンを止める』 <◎敗戦を自覚し、将来の日本の20年 …

no image
『中国紙『申報』など外紙からみた『日中韓150年戦争史』㊺ 「日清戦争の勃発はロシアの脅威から」(英『タイムズ』)

  『中国紙『申報』など外紙からみた『日中韓150年 戦争史』日中韓の …

no image
日本メルトダウン(910)『大前研一の特別講義「位置情報3.0。テクノロジーの“俯瞰”によって見えてくるもの」●『麻生太郎氏「90歳で老後心配、いつまで生きてるつもりだ」●「中国の強権にノー」香港の書店経営者失踪事件を受け6千人がデモ』●「息を吐くようにうそをつく韓国人」…

 日本メルトダウン(910) 大前研一の特別講義「位置情報3.0。テクノロジーの …

no image
日本メルトダウン脱出法(606)◎「世界経済:過去と未来の相似」(英エコノミスト誌)◎『ノーベル賞 中村修二氏が語る-日本の イノベーション」

   日本メルトダウン脱出法(606)   ◎「世 …

no image
日本リーダーパワー史(198)『政治家のスピーチ力を比較する―憲政の神様・犬養毅と小沢一郎のお粗末さ』

日本リーダーパワー史(198)   『政治家のスピーチ力を比較する― …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(11)記事再録/副島種臣外務卿(初代外相)の証言④ 『甲申事変後の対清政策意見』1885年(明治18) ★『➀日本で公法(万国法、国際法)をはじめて読んだのは自分 ②世界は『争奪の世界(植民地主義』で、兵力なければ独立は維持できない。 ③書生の空論(戦争をするな)を排する。 ④政治家、経済人の任務は国益を追求すること。空理空論とは全く別なり。 ⑤水掛論となりて始めて戦となる、戦となりて始めて日本の国基(国益)立つ。』

 日中,朝鮮,ロシア150年戦争史(52)  副島種臣・外務 …

no image
日中朝鮮150年戦争史(49)-副島種臣外務卿(外相)の「明治初年外交実歴談」➀李鴻章との会談、台湾出兵、中国皇帝の謁見に成功、『談判をあまりに長く引き延ばすので、 脅してやろうとおもった』

 日中朝鮮150年戦争史(49) 副島種臣外務卿(外相)➀ 李鴻章との …

no image
日本メルトダウン脱出法(590)「欧米経済、もっと悪い」 クルーグマン氏 日本に謝罪」● 『円安が輸出増につながらない本当の理由」

 日本メルトダウン脱出法(590)     &nb …