前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のための米大統領選連続講座⑰』★『あと1ヵ月と迫ってきた米世論調査ではハリス氏がトランプ氏を僅差でリード』★『資金面、若者票では大きくリードしている』

   

  • (CNN9月22日配信)では

CNNが来月23日に米大統領選のテレビ討論会を計画し、ハリス氏、トランプ氏を招待していたが、ハリス氏は21日、参加を表明した。一方トランプ氏は「再度討論会を開くには遅すぎる。投票はすでに始まっている」と拒否をした。

  • [ワシントン ロイター](9月23日配信)によると –

NBCニュースが22日に公表した世論調査(登録有権者1000人)によると、ハリス氏の支持率でトランプ氏を5ポイントリードした。

ハリス氏への質問では、48%が好意的に評価。7月調査の32%から上昇した。これは2001年9月11日の同時多発攻撃発生後に好感度が上昇した当時のジョージ・W・ブッシュ大統領以来最大の伸び。トランプ氏への好意的な見方は7月の38%から40%に上昇していた。

  • また、CBSニュースの世論調査(3129人の登録有権者)でも、ハリス氏の支持率は52%とトランプ氏の48%を4%ポイントリードしていた。
  • (CNN)9/24日9:47配信によると、

米紙ニューヨーク・タイムズとシエナ大学が実施した世論調査では、南部の激戦州のジョージアとノースカロライナでは支持率は誤差の範囲内で拮抗(きっこう)しているが、この南部3州もアリゾナ州では、トランプ氏の支持率は48%とハリス氏の43%を上回った。ジョージア州では、トランプ氏の支持率は47%、ハリス氏の支持率は44%。ノースカロライナ州では、トランプ氏の支持率は47%、ハリス氏の支持率は45%で、いずれもトランプ氏が2-5%上回った。

  • 「ブルームバーグ」(9月24日配信)によると、

ウォール街やシリコンバレーからの献金流入に支えられたハリス陣営が優位に立っている。ハリス陣営の支出額は8月に1日当たり平均750万ドル。トランプ陣営は同260万ドルだった。ハリス陣営には大口献金が急速に流入。資金面でのリードが揺るぎないものとなっている。

ハリス氏の9月の広告支出額は1億5200万ドル。8月から21%増加し、トランプ氏の6300万ドルの約2倍。ハリス氏は大量のテレビ広告で戦略を試し、ノースカロライナやネバダといった激戦州に巨額の資金を投入することにしている。ハリス氏が9月初めに有していた資金は4億400万ドル。トランプ氏は2億9500万ドルだった。ハリス氏の9月の広告支出額は1億5200万ドル。8月から21%増加し、トランプ氏の6300万ドルの2倍余。

  • 【ワシントン=共同(9月24日共同】によると、

トランプ氏は9月22日放映の保守系メディア、シンクレアのインタビューで、11月の大統領選で敗北した場合、2028年の大統領選には「出馬しない」と語った。

米国の憲法は「大統領職に2回を超えては選出されない」。今回勝利すれば28年の出馬資格がなくなるが、敗北の場合は出馬できる。トランプ氏は28年の大統領選では82歳になる。

  • 「ブルームバーグ」(9月25日 5:18 配信)によると、

ハーバード大学行政大学院(ケネディスクール)の政治研究所が実施した18-29歳の有権者層を対象にした世論調査では、ハリス氏が64%、トランプ氏は32%で2倍リードしていた。同政治研究所は「選挙戦が終盤を迎える中で、若年層の全般的な雰囲気や好みが大きくシフトしている」と分析している。

 

 - 人物研究, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

★『明治裏面史』 -『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー,リスク管理 ,インテリジェンス㊻★『児玉参謀次長が日露開戦と同時に命令したのは満州馬賊をシベリア鉄道の破壊工作に活用する 『特別任務班』の編成で福島に指示した。』★『青木宣純大佐を『特別任務班』隊長に任命』

 ★『明治裏面史』 – 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパ …

no image
『世界戦史史上、空前絶後の完勝だった日露戦争ー山本権兵衛のリーダーパワーに学ぶ』

                             <2009、03,01 …

no image
☆(お勧め記事)渡辺幸重の原発レポート④-『最悪のシナリオから考えるー日本海溝投棄の疑問・提言(2)』

渡辺幸重の原発事故レポート④   『最悪のシナリオから考えるー日本海溝 …

no image
日本リーダーパワー史(208)<日米中興亡の百年の今後は!>―“日本衰退から再生の道はあるのか”

日本リーダーパワー史(208)     <日米中興亡の百年> …

no image
日本一の「徳川時代の日本史」授業⑧福沢諭吉の語る「中津藩での差別構造の実態」(「旧藩情」)を読み解く⑧

 日本一の「徳川時代の日本史」授業 ⑧   「門閥制度は親の …

no image
1951年(昭和26年)とはどんな時代だったのか ー講和条約、日米安保条約、独立から再軍備の「逆コース」

1951年(昭和26年)とはどんな時代だったのか   <講和条約、日米 …

『Z世代のための日本興亡史研究④』★『日本海海戦完勝の<東郷平八郎神話>が40年後の<太平洋戦争開戦と敗北>の原因の1つになった』★『ネルソン神話と40年後の東郷神話の同一性』

  第2次近衛内閣(1940年7月22日から1941年7月18)の和戦 …

『Z世代のための日本敗戦史研究』★『日本敗戦の日(1945年8月15日)、惨殺された森赳(たけし)近衛師団長の遺言<なぜ日本は敗れたのかー日本降伏の原因』★『日露戦争に勝利すると、本当の実力で勝ったと錯覚し、一躍、五大強国にのし上がったと思いあがった』★『近代合理的精神の欠如、秘密隠ぺい主義など<人間を幸福にしない日本というシステム>がいまだに続いている』

  2010/02/10   日本リーダーパワー史 …

「Z世代のための日本最強リーダーパワーの勝海舟(75)の国難突破力の研究⑤』★『敗軍の将・勝海舟の国難突破力ー『金も名誉も命もいらぬ。そうでなければ明治維新はできぬ』  <すべての問題解決のカギは歴史にあり、明日どうなるかは昔を知ればわかる>

          &nbsp …

『世界漫遊記/ポルトガル・リスボン美術館ぶらり散歩⓾』★『リスボン国立古美術館ー日葡(日本・ポルトガル)の交流の深さを実感した。

    2013/01/20  『F国際 …