前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(74)』●「日本の死に至る総無責任病」ー「ノー」を突きつけた市民の良識(検察審査会)

      2015/01/01

  

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(74)』

 

 
●「日本の死に至る総無責任病」―政府、経産省、東電、経済界、検察総ぐるみの無責任病に「ノー」を突きつけた市民の良識。

●小泉元首相のリーダーシップ発言―原発の今後は「諦めるしかない。
必ず(原発ゼロに)なる。時間の問題だ。政治が原発を導入したんだ
から、政治がゼロにする」(朝日)と明確に語った。

 

815 太平洋戦争の終戦 3・11福島原発事故』は、日本が歴史上経験した2大人災である、815では約300万人以上の死者が出た (日本軍人、日本国内の民間を含めた数字、国外、外国人の死者は含まれていない)、この戦争責任は占領軍によっては東京裁判などで裁かれたが、日本政府、国民によってはさばかれてなかった。

丸山真男は明治から昭和戦前までの「天皇制無責任国家日本」の『政治構造』を詳細に分析したが、今回の3/11事故では、3年経過した現在でも14万人の人々が避難している先の見えない苦境の生活を続けているのに、無能リーダーたちの「日本の死に至る無責任病」が再発して、日本国家は原発政策に関しては「脳死状態」であり、責責任のたらいまわしを続けている<死に体国家>である。

小泉元首相は31日、東京ビックサイトで開催中の「太陽光発電国際展」に表れ「原発の再稼働について「原子力規制委員長が審査には合格したが、安全とは申し上げられないと言っている。

どこに本当の責任があるかがあやふやで、国の責任が曖昧(あいまい)だ」(朝日)と批判、
原発の今後については「諦めるしかない。必ず(原発ゼロに)なる。時間の問題だ。政治が
原発を導入したんだから、政治がゼロにする」(朝日)と明確に語った。リーダーシップとは
このような決断と発言をいうのである。(前坂 俊之)

 

 

◎『北海道電が再値上げ申請 家庭向け17%、11月実施』

https://bay175.mail.live.com/ol/clear.gifhttps://bay175.mail.live.com/ol/clear.gifhttp://www.nikkei.com/article/DGXL
ASFB31006_R30C14A7000000/

 

F氏のコメント>

 

  、この北電の臆面も無い、破廉恥な値上げ申請には、

   長年、経産省が「お上の言う事を聞いていれば良い、余計

   な事はするな、最後はチャンと面倒を見る」と言うお達し

   を忠実に守って来た電力会社の、硬直した体質が露骨に現

   れています。

 

   自分自身で生き残る事を必死に考えるのではなく、経産に

   助けてもらう事ばかり考えています。もう企業とは言えま

   せん。

 

   住民も企業も北海道から逃げ出す様なエネルギーの高騰で

   す。経産の査定で減額されますが、消費者不在の独占企業、

   横暴極まれる姿です。血の滲むような原価低減が先ずあり

   きではなく、値上げで問題解決です。呆れてものが言えま

   せん。

 

   北海道という長年の構造不況の市場では、これだけの値上

   げを吸収する余力は無いと思います。

 

   電力会社は経産のディヴィジョンという、思い上がりが延々

   と続いています。

 

 

 

◎『検察審査会:福島原発告訴団が「市民常識にかなった決定」

http://mainichi.jp/select/news/20140731k0000e040244000c.html

 

 

◎『検察審査会:東電元会長ら3人「起訴相当」福島原発事故で

http://mainichi.jp/select/news/20140731k0000e040212000c.html

 

 

 

●『原発再稼働:小泉元首相「原発はあきらめるしかない」

http://mainichi.jp/select/news/20140801k0000m010026000c.html

 

 

 

 

●『東電旧経営陣「起訴すべき」との検察審議決、
推移見たい=官房長官

http://jp.reuters.com/article/busi
nessNews/idJPKBN0G006T20140731

 - 現代史研究 , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

日本世界史応用問題/日本リーダーパワー史『日米戦争の敗北を予言した反軍大佐/水野広徳の思想的大転換②』-『軍服を脱ぎ捨てて軍事評論家、ジャーナリストに転身、反戦・平和主義者となり軍国主義と闘った』

  2018/08/19    …

no image
『オンライン日本経済人講義/最高の経済人は誰か』★『日本資本主義の父は渋沢栄一とすれば、「昭和戦後の高度経済成長の立役者・世界第2の経済大国の基盤を作ったのは『電力の鬼』・松永安左エ門(95歳)です』 ★『その『電力の鬼の長寿10ヵ条』とは!何事にも『出たとこ勝負』が一番」 「80歳の青年もおれば、20歳の老人もおる、年齢など気にするな」

    2019/03/27日知的巨人の百歳学(1 …

no image
『 地球の未来/世界の明日はどうなる』< 世界、日本メルトダウン(1039)>『トランプ大統領の就任100日間(4/29日)が突破した』②「トランプ大統領は『恐ろしいほどのナルシスト』」★『[FT]米大統領選、ツイッターの4分の1が偽ニュース』●『速報、スクープ中心の報道から、BBCが打ち出した『スローニュース』戦略への転換だ』★『ルペン氏、偽ニュースも利用=挽回に必死-仏大統領選』

 地球の未来/世界の明日はどうなる< 世界、日本メルトダウン(1039)> 『ト …

no image
日中韓異文化理解の歴史学(4)<最重要記事再録>日中のパーセプションギャップ、コミュニケーションギャップの深淵』★『(日清戦争開戦1週間前ー「戦いに及んでは持久戦とすべきを論ず」(申報)』★『120年前の日清戦争で近代科学思想、合理的精神の西欧列強に一歩でも近づこうとした日本と、1000年にわたる封建的、儒教精神の旧弊で風水の迷信に凝り固まった「中華思想」、メンツから一歩も発展していない清国(中国)が戦端を開いてみれば、どんな結果になったか ー新聞『申報』のバックナンバーを読むとよくわかる。』

2014/09/09の記事再録 『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(135)/記事再録★『山県有朋から廃藩置県の相談された西郷隆盛は 一言で了承し、即実行したその日本史上最強のリーダーシップ①』(徳富蘇峰『近世日本国民史』(明治の三傑))★『行政改革を毎回唱えながら、中央省庁再編、道州制、都道府県市町村再合併、財政削減などなかなか進まない、リーダーシップ不在の日本沈没政治』

 2012-03-24 /日本リーダーパワー史(246)記事再録   …

no image
速報(193)『日本のメルトダウン』『独国債下落―ユーロ存続はメルケルの決断に』『日本「グローバル人材」育成戦略をどう見るか』

速報(193)『日本のメルトダウン』   ●『独国債下落―ユーロ存続は …

no image
産業経理協会月例講演会ー2018年「日本の死」を避ける道は あるのか-日本興亡150年史を振り返る② 

 <産業経理協会月例講演会> 2013年6月12日  201 …

no image
知的巨人たちの百歳学(112)-『早稲田大学創立者/大隈重信(83歳)の人生訓・健康法ー『わが輩は125歳まで生きるんであ~る。人間は、死ぬるまで活動しなければならないんであ~る』

  『早稲田大学創立者・大隈重信の人生訓・健康法― ➀語学の天才になる …

no image
日本リーダーパワー史(143)国難リテラシー・66年前の大日本帝国最期の日―昭和天皇・政治家・軍人はどう行動したか①

 日本リーダーパワー史(143)   国難リテラシー・66年前の大日本 …

『私の会ったステキな女性・宇野千代(98歳)生涯現役作家研究』★『明治の女性ながら、何ものにもとらわれず、自主独立の精神で、いつまでも美しく自由奔放に恋愛に文学に精一杯生きた華麗なる作家人生』

『可愛らしく生きぬいた私の長寿文学10訓』2019/12/06 記事再録&nbs …