『リーダーシップの世界日本近現代史』(276)★『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』★『わがメモアールーイスラエルとの出会い、Wailing Wall , Western Wall 』(嘆きの壁)レポート(1)
2016/02/16『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(151)』
『F国際ビジネスマンのメモアール』―「わがイスラエルとの出会い」①
1)約30年前、PCネットワークの揺籃期、某精密機械メーカーの新設本社棟に全社コンピューターネットワーク数億円規模を納入する事となった。
納入4ヶ月前、メーカーから突如2ヶ月の納入延期を要請され、ボストンのメーカー本社と交渉、なんと設計・製造の一切がイスラエルのハイファで行われていると告げられた。当時、中東のオイルダラー華やかりし頃で、イスラエルボイコットを恐れてイ国への入国を躊躇する向きが多かった。
顧客から納期厳守を告げられた私は、ボイコットを恐れる社内の大反対を押し切りハイファのメーカーへ直談判に急行する。初の入国となった。
噂に違わずハイファ工業団地はインテル、IBM, シスコ、DEC等など数多のIT系米国メジャー企業の研究所、開発センター、生産工場で満杯であった。
イスラエル空軍の元ベテランパイロットであった社長を、20日間滞在して口説き落とし、納期順守を約束してもらう。
難しいソフトウエアの開発に従事する現地ユダヤ人スタッフ30名の不眠不休の協力(社長からの「極東からの客人を、安心して帰国させてやろうじゃないか」という一言が全員のやる気を引き出した。
当方も、開発センター各部屋を毎日巡回し、繰り返し納期順守の懇願を続けた。
『ユダヤ人は日本人に非常に好意的であった』。それが実を結び、無事に納期前の完納に漕ぎ着ける事が出来た。
(イスラエル病に罹る)
2)地中海に面し、1948年の建国時に世界からボートで入国した離散ユダヤ人の最初の上陸地点で有名なハイファ港、今は地中海クルーズの碇泊でも知られているが、薄暮の哨戒機の低空飛行と爆音、レバノン国境沿いに数機の大型軍用ヘリのサーチライト。ハイファ港の軒を連ねる船乗り酒場、ユックリ回る大型扇風機と極上のビール。
ユダヤ人青少年の外国人客への優雅な応対、各戸に溢れんばかりに咲き乱れる草花、何処からともなく現れて職務質問し日本人と分かると満面の笑みを浮かべて滞在を楽しんでくれという警察官。
ユダヤ教安息日の異様な静けさ。垣間見たエルサレム旧市街、信仰と殺戮の歴史が累積した三大宗教の古都。ユダヤ国家消滅となった紀元70年、死海近傍マサダ砦、ローマ軍との古戦場。等など枚挙に暇がない。
この時から、古代から現代までの有りとあらゆる宝石を詰め込んだ宝石箱を床に撒き散らした様な眩暈、巷間よく言われるイスラエル病に罹った。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『 Wailing Wall , 又はWestern Wall 』(嘆きの壁)レポートその(1)
紀元前20年、ヘロデ大王時代のエルサレム神殿の外壁のうち、現存するもの。神殿はユダヤ教で最も神聖な建物であった。1920年代、壁の帰属をめぐりアラブ人とユダヤ人の緊張が高まる。2016年1月、イスラエル政府は、従来の柵で仕切りを設けた男女別の礼拝に加え、男女一緒に礼拝可能な区域を設けた。
関連記事
-
-
★『オンライン天才養成講座/エジソンの発明術を学ぶ』➂ 』★『発明発見・健康長寿・仕事成功11ヵ条」★『私たちは失敗から多くを学ぶ。特にその失敗が私たちの 全知全能力を傾けた努力の結果であるならば』★『臨終の言葉――「将来に信仰を持ちなさい。前進しなさい。私は人々のためにするだけのことはした。もう思い残すことはない。ブルーに輝いた美しい国の人々が待っている。さようなら」』
2018/11/23 百歳学入門(96)再録 「史上最高の …
-
-
『オンライン講座/野口恒の先駆的なインターネット江戸学講義(19)』★ 『日本再生への独創的視点・江戸のネットワ-ク社会に学ぶ 日本のノマド学』★『ノマド(移動の民)は日本の歴史や社会の主流ではなかったが、彼らのパワ-とエネルギ-は日本の社会に変化と活力を与えてきた』
2012/06/07 記事再録 日本再生へ …
-
-
速報(112)『日本のメルトダウン』<電力不足の最中、日本人は電気の使用制限に進んで協力>『ニューヨーク・タイムズ』(7/28)
速報(112)『日本のメルトダウン』『Japanese, in Shortage …
-
-
『日本の運命を分けた<三国干渉>にどう対応したか、戦略的外交(外交の要諦 )の研究』㉒』『★『歴史の復習問題ー日清戦争『三国干渉』後に、 ロシアは『露清密約』(李鴻章の巨額ワイロ事件)を結び遼東半島を入手、シベリア鉄道を 建設して居座り、日露戦争の原因となった』
2016/09/19 /中北朝鮮150年戦争史(35)再録 世界一の買 …
-
-
『Z世代への昭和史・国難突破力講座⑲』★『アジア・太平洋戦争下」での唯一の新聞言論抵抗事件・毎日新聞の竹ヤリ事件の真相④」★『この事件のまきぞえの250名は硫黄島に送られ、全員玉砕した。』
大東亜戦争下の毎日新聞の言論抵抗・竹ヤリ事件④ 以下は新名記者が自ら語る『竹槍事 …
-
-
日本リーダーパワー史(38) 『ニューヨーク・タイムズ』がみた明治のトップリーダー・伊藤博文の英語力、対外発信力とは
日本リーダーパワー史(38) 『ニューヨーク・タイムズ』がみた明治のトップリーダ …
-
-
日中韓近代史の復習問題/『現在の米中・米朝・日韓の対立のルーツ』★『よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1つとなった東学党の乱についての現地レポート』(イザベラ・バード著「朝鮮紀行」)★『北朝鮮の人権弾圧腐敗、ならずもの国家はかわらず』
よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1 …
-
-
日中北朝鮮150年戦争史(9)日本最強の陸奥外交力③『 国大といえども 戦いを好む時は必ず滅び、天下安しといえども 戦を忘れる時は必ず危うし(水野広徳)』③
日中北朝鮮150年戦争史(9) 日清戦争の発端ー陸奥宗光の『蹇 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(47)記事再録/『異文化コミュニケーションの難しさ―< 『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目>①『 STAP細胞疑惑問題にみる「死に至る日本病」』
2015/01/01月刊誌『公評』7月号―特集『実感 …
-
-
『Z世代のための日本戦争学入門⑤』★『日米戦争の敗北を予言した反軍大佐/水野広徳』★『 日記で時局批判、ヒトラーの本質を見抜く』★『ついに執筆禁止、疎開、71歳で死亡』★『世にこびず、人におもねらず、我は、わが正しと思う道を歩まん』
水野は軍部独走の危険性を一早く指摘し、シビリアンコントロールの重要性を訴えていた …










