中国への旅―新旧中国の歴史・現在・将来への3Dの旅

「上海の今を見なくては世界の変化はわからない。それも年に1回どころか3ヵ月に1回くらいは見てないと、そのスピードの変化についていけない」―と友人にたきつけられ,このほど、建設ラッシュにわく万博開催直前の上海と南京を旅してきた。

宋、斉、梁、南唐、明などの10の王朝がここに都を定め、近代では、太平天国の革命政府が南京に置かれ、中華民国臨時政府の首都もここ南京だった。日本との関係は深い。
なぜか。70年余の前の南京事件による反日の空気が未だに根強いのではないかと、日本側が敬遠しているのではないだろうか、と思い、現地にいってそのあたりもじっくり見てみたいと思った。

それと、上海では何と言っても、見たいのがその経済開発・発展の中心地域。通称「バンド」と呼ばれ、100年前からの外国の旧共同租界だったエリア。その目の前の黄浦江を挟んで対岸の浦東新区には2008年夏に誕生した上海環境金融中心である。
ニューヨークのマンハッタンの21世紀版。超モダンな形をした492mの超高層ビル。94、97、100階建のビルがずらりと並んであり、経済大躍進のシンボリックで、コントラス(旧租界地の建物との比較)な風景を見ながら、日本との過去・現在・今後の関係も考えてみたいと思った。

上海でも昭和12年(1937)の上海事変の戦跡後や魯迅、内山書店(内山完造)の旧跡、上海博物館、旧日本人街などをたどりながら、今後の日中関係に思いをはせた。今後のこの旅で見たこと、感じたこと、考えたことと、日々大量に流されているマスメディア、ネットでの最新中国情勢の分析を織り交ぜながらレポートしていきます。
この旅から帰り、もう一度、日中近代史を勉強しなおそうと思い、かんだの古本屋で、30年以上探しもとめていた「山座円次郎―大陸外交の先駆」長谷川峻著 時事新書 1967年)を見つけて大喜びした。
関連記事
-
-
『百歳学入門(213)』蟹江ぎん(108歳)きん(107歳)さんのギネス長寿姉妹『スーパーセンテナリアン10ヵ条』★『「人間、大事なのは気力ですよ。自分から何かをする意欲を持つこと』★『「悲しいことは考えんほうがええよ。楽しいことを夢見ることだよ』
『百歳学入門(213)』 蟹江ぎん(108歳)ギネス長寿姉妹 長寿の双子姉妹「き …
-
-
1951年(昭和26年)とはどんな時代だったのか ー講和条約、日米安保条約、独立から再軍備の「逆コース」
1951年(昭和26年)とはどんな時代だったのか <講和条約、日米 …
-
-
日本リーダーパワー史(715)★『財政破綻必死の消費増税再延期」「アベノミクス大失敗」 「安倍政権終わりの始まり」を議論する<君よ、国をつぶすことなかれ、子供たちに大借金を残すことなかれ>これを破ればレッドカードだ。
日本リーダーパワー史(715) <『財政破綻必死の消費増税再 …
-
-
速報(215)『日本のメルトダウン』ー『脱原発世界会議』『今後激増する「内部被曝」「低線量長期被曝」の「何でも質問会」』
速報(215)『日本のメルトダウン』 『「脱原発世界会議」』 ●『 …
-
-
日本リーダーパワー史(640) <ロシア通第一人者の田中義一は日露戦争勝利に貢献。帝政ロシアの封建的軍隊をみて、日本陸軍の「良兵即良民」化に取組み、在郷軍人会を組織した④
日本リーダーパワー史(640) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(33) …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(63)記事再録/児玉源太郎伝(4)『日露戦争<黄禍論>に対し日本を高く評価した英国タイムズ』★『『黄禍論』に対して―日露戦争で国際法の慣例に従って戦争を遂行している徳性ある日本」 <英国タイムズ紙、1905(明治38)年1月7日記事>』
2016/03/05/日本リーダーパワ …
-
-
●『三井三池炭鉱炭塵爆発から60年』敗れざる者の豊かさ──「三池」を抱きしめた「半未亡人」たち」ジャーナリスト 池田 知隆著<『現代の理論36号』(23年11月刊)>
戦後最悪の炭鉱事故・労災事故とされる三井三池炭鉱の炭塵爆発。死者458名、一酸化 …
-
-
知的巨人の百歳学(153)記事再録-『晩年の達人の渋沢栄一(91歳)③』★『別に特種の健康法はないが、いかなる不幸に会おうともそれが人生なのだと達観し、決して物事に屈托せざるが(くよくよしない)私の健康法です』
2017/08/08/ 百歳生涯現役入門(17 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(45)記事再録/<まとめ再録>『アメリカを最もよく知った男・山本五十六連合艦隊司令長官が真珠湾攻撃を指揮した<悲劇の昭和史>
2015/11/13 /日本リーダーパワー史(600) …