日本リーダーパワー史(165)空前絶後の名将・川上操六(25)<日本の007情報将校、満州馬族隊長の花田仲之助>
2015/02/17
士官学校の同期には橋口勇馬や軍神・橘周六のほか、後の大将明石元二郎、宇都宮太郎、立花小一郎それに、荒尾精や根津一などがいる。
かと思えば、ハバロフスクに滞在中、日本料亭〃菊乃屋〃西岡庄吉方の娼妓お雪が、奥地に売られてゆくのを悲しんで救いを求めてくると、当時の金で大枚七百円を恵んで自由にしてやり、人をたのんで天草に送還させたこともあった。私は坊主でケッコウです
内地にかえるとすぐ、花田は、後任の参謀総長大山巌大将に、シベリア時代の報告書と特に、その意見書ともいうべき、堂々一万二千字にのぼる〝対露卑見″を提出した。 この〝対露卑見″は、満州侵略に対するロシア側の飽くなき工作と、ロシア軍部の老獪な性格と日本軍部の堕落を忌悼なきまで批判し、その最後に辞表を差しだした。
「花田さん、これは、辞表じゃないか?」
郷土の後輩であり、自分の部下である花田を、大山は、いつでもさん呼ばわりして敬愛していた。それは、軍人としての花田でなく、むしろ徳の花田、人間の花田として、たかく評価していたからだ。
「おはんは、なにが不服で軍を辞めたいのじゃ?」
「はッ それは、田村大佐殿に、お約束申しあげたことがありますので‥」
と答え、同月二十八日付きをもって、予備役編入、少佐に昇進すると同時にやめた。
また、こうした物語を、裏書きするように当時、安井滄溟著『陸海軍人物史論』(大正5年、博文舘発行)は次ぎのように書いている。
田村が微嫌を以て、彼れを部外に追いしは、実に田村の一大過失にして、同時にまた我陸軍の一大損失なりしと言わざるべからず」
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