前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

知的巨人たちの百歳学(121)豊年製油(現J-オイルミルズ)創業者・杉山金太郎(97歳)「健康は秘訣なしで、平々凡々に健康なのが本物」

   

知的巨人たちの百歳学(121)

豊年製油(現J-オイルミルズ)創業者・杉山金太郎97歳)

①「早寝早起きがまず根幹、早起きの1日のスケジュール」

②健康は秘訣なしで、平々凡々に健康なのが本物である。

 ③ 「気マメ」「身マメ」『小マメ」にに動きまわること。

豊年製油(現J-オイルミルズ)創業者・杉山金太郎(明治8年、1875年―昭和47年1973年、97歳)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%89%E5%B1%B1%E9%87%91%E5%A4%AA%E9%83%8E

「早寝早起きがまず根幹、早起きの1日のスケジュール」

1963年(昭和38)当時のこと、八十八歳での現役活動、それには私は次のような生活の繰り返しをしている。

早寝早起きがまず根幹、夜は自宅に客がなく、外に宴会がなければ七時に夕食をとって、八時にはもう床にもぐってしまう。

だから、睡眠時間もたっぷりとって、しかもなかなかの早起き、冬は六時、夏は四時半から五時には必ず起きる。

かるい体操、ちょっとした散歩、食事をすませて自動車で家を出るのがきまって七時半だ。

この頃は交通も比較的楽なので毎日七時四十五分には会社につく。社内のだれよりもいちばん早い。

営業時間中は別に変わったこともなく、五時にはキチンと退出する。

食事は朝が味噌汁にパン、昼が果物一個、夜に初めてメシをかるく二杯、おかずはうまいと思うものを二、三種、

ただし医者のすすめで晩酌一本をかかしたことがない。

この他にはなんにらとくに健康上の注意はしない。それから個人生活はむろん

、会社事業にも借金をしないことが、いちばんの健康法といえばいえるだろうか。

『アルコール休日は金曜日』

君はずいぶん達者だが、どうしてそんなに達者なのか、その健康の秘訣を話せとよくいわれるが、正直いって、私には秘訣なんぞ何もない。

特別な秘訣というようなもので保っている健康なんて、ほんとうの健康ではないと思っている。

つまり健康は秘訣なしで、平々凡々に健康なのが本物の健康なのである。

私は自分の健康をそのホンモノと信じている。

そこで、ホンモノのよってきたるところを語れば、

私は学生時代から、「気マメ」「身マメ」に動きまわることにしている。

どんな面倒くさい仕事にも面倒を感じたことがない。運動はボートと水泳をやった。

それ以外は仕事と勉強でコマメに動いただけである。

早寝早起きで、用のない時はゆっくり体を休めた。休むことにもコマメに、時間をムダにしなかったわけである。

といって、日々の規則正しい生活を少しも崩したことはない。酒は少々たしなむ。しかし、のべつではいけないので、金曜日だけは「アルコール休日」にして厳重に守っている。

杉山金太郎名語録

http://meigennooukoku.net/blog-entry-534.html

 - 健康長寿 , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『長寿逆転突破力の時代へ②』★『人生折返し後半戦の50 ,60. 70 ,80からのスタートダッシュの研究』★『『超高齢社会』のシンボル・彫刻家・平櫛田中(107歳)の気魄に学ぶ』★『六十、七十はなたれ小僧、娘、人間ざかりは百から、百から。今やらねばいつできる。わしがやらねば、だれがやる』★『「やってやれないことはない。やらずにできるわけがない。今やらずしていつできる』

 前坂 俊之(ジャーナリスト) 2012年初め、平櫛田中記念館(東京都小平市学園 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(147)再録★日本国難史にみる『戦略思考の欠落』③「高杉晋作のインテリジェンスがなければ、明治維新も起きず、日本は中国、朝鮮の二の舞になっていたかも知れない」

    2015/11/22 日本リーダ …

★『ゴールデンウイーク中の釣りマニア用巣ごもり動画(30分)』★『5年前の鎌倉カヤック釣りバカ日記(4/26)「ファースト・ダブル・キス」で釣れ続く、わが「ゴールデン・キスウイーク」の始まり始まり』★『今や地球温暖化、海水温上昇で、 鎌倉海も魚、海藻、貝などの海生物が激減し、<死の海>に近づきつつある、さびしいね』

     2015/04/26 &nbs …

<日本の秘境をめぐる巣ごもり動画の旅>★『宮崎の自然美の高千穂峡と平家の落人伝説と悲恋物語の舞台・鶴富屋敷をめぐる旅

  2014/05/22  <日本の秘境、渓谷美を …

『Z世代のための死生学入門』『中江兆民(53歳)の死に方の美学』★『医者から悪性の食道ガンと宣告され「余命一年半・・」と告げられた兆民いわく』★『一年半、諸君は短促なりといわん。余は極めて悠久なりという。 もし短といわんと欲せば、十年も短なり、五十年も短なり。百年も短なり。 それ生時限りありて、死後限り無し」(『1年半有』)』

     ★『中江兆民(53歳)の遺言』ー「戒名は無用、葬式も無用、灰 …

日本リーダーパワー史(925)人気記事再録『戦時下の良心のジャーナリスト・桐生悠々の戦い②』★『権力と戦うには組織内ジャーナリストでは不可能とさとり、フリージャーナリストとして個人誌「他山の石」(いまならSNS,ブログ)で戦った』★『言論機関は今、内務省と陸軍省の二重の監督下にある。私たちは『三猿』の世界に棲む。何事も、見まい、聞くまい、しやべるまいむ否、見てはならない。聞いてはならない。しやべってはならない「死の世界」に棲まされている』★『「言論の自由を圧迫し、国民をして何物をもいわしめない。これが非常時なのだ」』★『「畜生道に堕落した地球より去る」と 69 歳で壮絶死』

2010年1月26日  日本リーダーパワー史(34) 日本リーダーパワー史(34 …

no image
連載「エンゼルス・大谷選手の大活躍ー<巨人の星>から<メジャーの星>になれるか」③『「全米メディアも大谷の『完全試合未遂』に大興奮『本当に人間か?』★『メジャー席巻の大谷翔平は「ハンサムで好感」米経済紙が“商品価値”を絶賛』★『 ペドロ・マルティネスが二刀流大谷のメジャーでの成功の秘密を解説!』

連載「エンゼルス・大谷選手の大活躍ー<巨人の星>から <メジャーの星>になれるか …

『Z世代のための  百歳学入門』★『日本超高齢者社会の過去から現在の歴史②』★『80年前までは人生わずか50年だった日本』★『創造力は年齢に関係なし、世界の天才老人、夭折の天才少年の年齢調べ』

 百歳学に学ぶ健康長寿 前坂俊之(静岡県立大学名誉教授) 昭和最高のジ …

no image
世界/日本リーダーパワー史(963)ー2019年は『地政学的不況』の深刻化で「世界的不況」に突入するのか』②『米中貿易戦争は軍事衝突に発展する可能性はないのか?・』

 世界/日本リーダーパワー史(963) 米中貿易戦争は軍事衝突に発展す …

日本の最先端技術「見える化」チャンネル『第2回、Japanドローン展2017』(3/23-25)幕張メッセ)ードローンビジネスの市場規模2016年度は353億円から5年後は2116億円と約6倍に急拡大が見込まれる。(動画版)』③

 日本の最先端技術「見える化」チャンネル 『第2回、Japanドローン展2017 …