日本リーダーパワー史(92) 閉塞状況を突破するために奇人政治家・田淵豊吉を見習え<河村名古屋市長・橋下知事の先輩>
2019/12/09
菅対小沢の民主党代表選の迷走、混乱について北岡伸一・東大教授は日経朝刊(9月7日)に時代状況は「幕末に似ている。当時幕府は外国や国民にいろいろ約束したが、何も実現できなかったので、薩長によって武力討伐された。いまは、そんなことも出来ない」と述べている。
またまた、脱線してきましたので、本日のテーマに戻ります。
しかも、毎回、酒をのんで酔っ払った上で登壇し、演説の合間にコップの水を珍妙な動作で飲み干しては、大げさな身ぶり手ぶりのジェスチャーをまじえて、延々とまくし立てるので議場は爆笑とヤジの連続、そうかとおもうと、大臣や宰相たちも友達のように呼び捨ててはその肩をたたく。議事進行を連発して国会を混乱させた。議会での論議の低調さを嘆いて、酔っ払っては議会内で議員にくってかかって、殴られた回数ではもっとも多いという有り難くない勲章をもらった。
増田、永井も中野も、みな無言のままで、10分ほど一座は静まり返った。その時、田淵が若輩ながらと大声で「私ども早稲田で老侯から学問の独立は常におそわりましたが、おやじの縁故によってその息子の旗上げについてゆけという教えは聞いておりません。情実因縁についてゆかぬことこそ老侯の教え。おやめなさったほうがよろしい」とズバリと言ってのけ、信常は黙って引き上げた。(『三代回顧録』 松村謙三 著 東洋経済新報社 昭和39年9月発行)
血の出るような税金をしぼりとられて、一家心中までしなければならぬような目に追いこまれている国民にとって、なによりも深い関係のあるのは、自分たちの税金がどういうことにらかわれているか、ということである。ところが、その税金のつかい方・財政にしてからが、予算の編成、執行、ともに官僚が勝手にやっているのであり、国会はただ、それを「承認」するだけなのである。
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