日本リーダーパワー史(758 )―『10日日米首脳ゴルフ会談はどうなるか』ー安倍外交の「国際ルール守れ、価値観外交」の建前、看板を下ろし「すりより外交」「小切手朝貢外交」を展開。『仲良くしなさい』「ケンカはだめよ」「怒鳴るのはもっとダメ」とおとなしい「安全安心教育」された日本の政治家ではトランプ、プーチンの悪役プロレス政治家には全く歯が立たない
2017/02/15
日本リーダーパワー史(758)
ドナルド・トランプ米大統領は10日、安倍晋三首相との首脳会談を行う。日本側はこの会談で、トランプ氏がどのようなカードを切ってくるか、戦々恐々としながら事前準備をして、岸田外相、麻生財相と共に乗り込んだ。トランプ大統領は別荘に安倍首相を招待し、2日間にわたってゴルフ会談をやることを発表している。
安倍首相は「日米同盟を揺るぎのないものにする」「Win,Win日米関係を築く」と意欲を示し、トランプ大統領との親密さをアピールするゴルフ会談を歓迎し、「祖父の岸信介のアイゼンハワーとのゴルフ会談に思いを熱くしているようだ。
ここで、安倍首相の就任以来の地球儀外交、価値観外交、国際ルールを守れ外交が成功したのか、失敗したのか採点してみる。
➀まず先日行われた【安倍プーチン会談】なるものの結果はどうだったか、
国民の北方領土返還の期待あおり、何とか成功させると大見えを切ったもののふたを開けてみれば「なにもない」失敗におわった。
②安倍首相の外交術「アドバルーン外交」「信頼醸成外交」「早く会いたい外交」「すりより外交」「おもてなし小切手外交」「希望的観測楽観外交」などである。
その根底にあるのは「首脳同士の親密が外交成功」の秘訣であるという思考である。そのために、プーチンとは実に15回もの首脳会談を行ってきた。
➂プーチンとは「ファーストネームで呼び合うなど強い信頼関係で結ばれている」と自信満々だったが、いざ、ふたを開けてみると、2島返還どころか、プーチン一流の「強腰外交」「恫喝、戦争も辞せずの強圧外交」「経済協力ただ取り外交」にころりと手をひねられ、ロシア側の見事な1本勝ちとなった。
②フィリピンのドゥテルテ大統領(71)大統領との、何とか中国へ対抗してほしいという安倍首相の「お願い外交」「おもてなしお土産外交」も、プーチンとおなじく、したたかなドゥテルテ大統領にうまくあしらわれ、会談後すぎドゥテルテ大統領は中国習近平と会談し2国間協議、経済協力援助獲得に軸足を移している。
➂今回のトランプ会談にも、お土産にいろいろ腐心、『日本が4500億ドル(約51兆円)規模の経済協力を米国側に申し出る。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の資金が活用する案がひそかに検討されたが、新聞にすっぱ抜かれた結果、安倍も菅もカンカンに怒り、火消しに躍起となったといわれる。
「安倍首相が年金私物化…GPIFが米インフラ投資に消える」
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/198823/1
まさしく、宗主国アメリカへの朝貢外交である。『プーチン』『ドゥテルテ』とおなじく、トランプ暴走老人大統領に対して、ここでも負け癖のついた安倍外交の「国際ルール守れ、価値観外交」の建前、看板を下ろし「すりより外交」「小切手朝貢外交」を再び展開している。
④「日米首脳会談を前に:上)カード出し過ぎ、要求さらに ジェラルド・カーティス氏」
http://www.asahi.com/articles/DA3S12788255.html
安倍外交についてジェラルド・カーティス氏は「ポーカーゲームをしているのだから、自分のすべてのカードをいち早く見せるのは賢明ではない」「トランプは不動産屋なので、相手を見て高く吹っ掛け、安く値切る圧力交渉をしてくる」と警戒するように述べている。
当たり前の助言だが、日本人にはそこを理解するのは難しい。『仲良くしなさい』「ケンカはだめよ」「相手を怒ったり、怒鳴るのはもっとダメ」「騒いだらダメ」とおとなしい、頭のいい子に育つ「安全安心教育」された日本の政治家のほとんどすべてはトランプのように、プーチンのような強面て、凶暴な、プロレス政治家を相手には全く勝負にならない。対処法もわからないのである。
⑤日本の伝統的ゲームは「ポーカーゲーム」ではなく、「丁か,半かのサイコロ賭博」である。そこには心理的な駆け引きはすくない。丁か半か勝ち負けのはっきりした世界で、偶然的な要素が大きい勝負である、『ポーカーゲーム』はだましの世界。交渉テクニックを言葉、表情、態度で変化させながら負けてる数字を勝に逆転できるゲームなのである。
日本のサイコロ賭博では、取引、駆け引きをテクニックは育たない、正直、誠実、正札取引が優先される、世界の交渉、ビジネスとは異質の世界なのである。
⑤ いろいろ、爺さんの無駄口、ヘラず口【愚痴】をたたいてきたが、今夜も『プロレス場外乱闘―トランプ安倍のゴルフ勝負の2回戦』から目がはなせないね。
関連記事
-
-
今後の日本の「エネルギー政策」を考える記者会見―豊田正和、柏木孝夫、今田高俊氏の講演、会見録
今後の「エネルギー政策」を考える記者会見― 日本記者クラブでの講演会   …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(161)』『鈴木敏文の先 : N高等学校という教育革命 』●『ケリー長官の広島訪問、海外メディアはどう報じたか?』●『このままでは日本のコンテンツ産業もガラパゴス化してしまう』●『インターネットテレビ局「AbemaTV」が本開局…音楽やスポーツ、アニメなど全24チャンネルでオープン』
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(161)』 & …
-
-
知的巨人の百歳学(134)ー昭和天皇(88歳)の健康長寿の秘訣はーその食事と健康法 <在位期間62年余で歴代天皇では最長の記録>
昭和天皇の長寿の秘訣は? その食事と健康法は・・・ 2 …
-
-
日本リーダーパワー史(620) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』 ⑭『福島安正のインテリジェンス『日本は清国と共に手を取り合ってやって行ける国ではない』
日本リーダーパワー史(620) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』 ⑭ 『福 …
-
-
速報(156)★まとめ児玉龍彦氏の発言●『日本記者クラブ会見(90分)』『専門家の役割(児玉龍彦氏と山下俊一氏の違い)』
速報(156)『日本のメルトダウン』★まとめ児玉龍彦氏の発言 ●「東京大学アイソ …
-
-
記事再録/知的巨人たちの百歳学(119) 江崎グリコ創業者・江崎利一(97歳) 「健康第一の法」「噛めば噛むほど、うまくなる」 『健康法に奇策はない』
知的巨人たちの百歳学(119) 江崎グリコ創業者・江崎利一(97歳) …
-
-
世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10-18>「ペルー・リマかクスコへ向かう」スゴイ、感動、感激!、陸野国男(カメラマン)①
★<世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10 …
-
-
日本リーダーパワー史(867)『明治150年記念ー伊藤博文の思い出話(上)ーロンドンに密航して、ロンドン大学教授の家に下宿した。その教授から英国が長州(下関戦争)を攻撃することを教えられ、『日本が亡びる』半年間の滞在で、急きょ帰国して止めに入った決断と勇気が明治維新を起した』
人気リクエスト記事再録 2010/12/22執筆・日本リーダーパワ …
-
-
『Z世代のための米大統領選挙連続講座①』★『バイデン大統領(81歳)対トランプ前大統領(78歳)の「老害・怨念デスマッチ」
材木座通信24/07/09pm600影絵の富士山とウインドウサーイン 2024/ …
-
-
日本リーダーパワー史(588)史上最強の外交官・小村寿太郎ーその外交力の秘訣は1に胆、2に剛、3に堅実、「ただ誠の一字に尽きる」と述べている。
日本リーダーパワー史(588) 世界が尊敬した日本人(54) 史上最強の外交官 …
- PREV
- 日本リーダーパワー史(757 )―『トランプの政策顧問で対中強硬派のピーター・ナヴァロ氏「米中もし戦わば」(戦争の地政学、文芸春秋社刊)を読む」●「米中対話は不可能である」の結論は「日中韓朝対話も不可能であった」に通じる。」★「明治以降の日中韓朝150年戦争史は『エスノセントイズム」「パーセプション」「コミュニケーション」『歴史認識」のギャップから生まれ、『話せばわかるが、話してもわからないことが わかった!」、ならばどうするのか、難問を解かねばならない。
- NEXT
- 日本リーダーパワー史(759)-『名門「東芝」の150年歴史は「名門」から「迷門」「瞑門」へ」●『墓銘碑』経営の鬼・土光敏夫の経営行動指針100語を読む①』★『『日本老舗大企業にとって明日は我が身の教訓、戒語です』
