速報(119)『日本のメルトダウン』<敗戦の8/15を迎えて>『新たな小粒総裁選びで大同団結して,日本再生は可能なのか』―
<敗戦の8/15を迎えて>
『その決断のハラもないので、右往左往このまなじり貧を続けて、デフォルト
の可能性が一番高い。窮すれば変じ、変ずれば通ずじゃ』
しかし、全員一致でなにもできない、あたりさわりのないものしかできない、結局大改革できないことになるのです)、これに「官僚失敗自己改革できない縦割り集団」(戦前、海軍、陸軍が最後の最後まで協力せず、情報交換、石油軍需物資、兵員人員の協力もせず、内部分裂、敵対して内部崩壊していった官僚組織の弊害が依然として続いている。
この欠陥組織を、これまで民主党ではなく長年の自民党が行政改革しなかったどころか、丸投げしてかって放題やらせていたのが原因で今回の日本のメルトダウンの起きたのである)、以上の欠陥、決定力のない政治権力(船長)と官僚機構(船員)が運転して、沈没中の大日本丸を蘇らせて、新たな方向に向けて再出発をすることは、この200年の歴史の中で、考えれば100%不可能であると断じざるをえません。
つまり、この難問はこうすれば解決できるという回答(政治的な理念、将来ビジョン)を国民にしめし、強力なリーダーシップで政治集団をまとめ、国民の復興、改革の心に火をつける政治家、その集団がでてこないと、この国難を突破することはできません。野田はこれまで財務大臣として、強いリーダーにふさわしいメッセージを一度でも発したのでしょうか。
記者団に当たり障りのないことしかいっていない、単に目立たない、おとなしい、その分、失点もない、自民党の連中にはくみやすしと思われているだけの、サッカーでいえばディフェンス一方の政治家です。野田グループも小派閥で、得点能力はありません。しかも、民主党政権を採点すれば、ワールドカップに出場できない低ランクの政治集団で、これまでの試合では連戦連敗の弱体チームなのです。いま、求められているのは、なでしこジャパンの沢選手のような、この国難に必ず勝って見せると宣言して、粘りに粘って勝利した、あの最強のリーダーシップと決定力、突破力、攻撃力です。
野田は強いリーダー(フォワード)ではなく、キャップテンとしての指導力、本田のような得点力もこれまで発揮したことのない政治家ではないか。
「そして誰もいなくなっただけの」政治の世界で、上がいなくなったので、年功序列で順番が回ってきただけのことです。馬淵においては、総裁候補に手を上げるだけの自らスコア、得点、実績、政治的な能力をはっきりと国民に示しなさい。学校のクラス委員に手を上げるのとは違うぜよ。
政治家全員をランキングして、ダメ、ヨイ、失格ときびしく採点するのがメディアの役割なのですが、いわゆるウオッチドッグではなく、ペットドック(政治家の提灯記事を書くのがしごと)に成り果てているのが、いまの新聞、テレビの惨状です。政治の死とメディアの死は同時に起こります。太平洋戦争下をみればそれはよくわかります。
近く来る巨大波の日本国債の格付け低下、それによる日本国債の金利上昇、日本のデフォルトへのカウントダウンという経済クラッシュ、3・11もすでに過去のものという「健忘症の日本人」にとっても、巨大地震の方は待ってはくれません。人間が止めることのできない自然エネルギーで、いつまたきてもおかしくないのです。
なぜか
太平洋戦争での敗戦のように、日本全土が徹底した破壊、殺戮され、最後には2発の原爆が投下されたように目に見える破壊・原爆死ではなく、この3・11放射能長期被曝下という『静かなる戦争、それによる目に見えないガン死』だけに、敗戦を自覚できないことが、決定的な敗戦、亡国になっていくという恐ろしい現実にわれわれは直面しているのです。
原発を事故で爆発させた責任者の東電、経産省、保安院、原子力学者、国の責任も正式の捜査機関によって徹底し明らかにしなければなりません。
人を殺した場合に死刑になるのに、数十万人、数百万人にのぼる可能性もある大殺人とばく大な損害を出しながら、それが過失であるといって退職金の割り増しなど出して、身柄を拘束することない国は果たして、民主主義国家なのか。独裁国家の権力者、官僚と変わりがないではないか。
脱原発、原発は欠かせない、再生エネルギ法案以前の問題でゃないか。
何が善で何が悪なのか、正義と真実と公正と公平を追及する民主国家のすることか。政治家、法律家だけでなく、メディアも国民も、被災民もことの本質を考える必要があります。
原発事故の真実とその責任の追及と事故原因の追及なくしては、事故を解決、収束することはできないという当たり前のことさえ、
今だに行われていないのです。
関連記事
-
-
『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』-『新型コロナと世界の沈没―コロナ共存社会は数十年続く可能がある⓷』(8月15日)★『「大国の興亡」の歴史、覇権国の行方は?』★『時代は、時代に後れる者を罰する』★『『3ヵ月をきった米大統領選挙の行方は?』
『新型コロナと世界の沈没―コロナ共存社会は数十年続く可能がある⓷』( …
-
-
★5<まとめ記事再録>『歴史の復習問題』/『世界史の中の日露戦争』-『英タイムズ』,『米ニューヨーク・タイムズ』は「日露戦争をどう報道したのか(連載1回―20回まで)①』★『緊迫化する米/北朝鮮の軍事的衝突はあるのか、日露戦争勃発直前の英米紙の報道と比較しながら検証する①』
★5<まとめ記事再録>『歴史の復習問題』/ 『世界史の中の日露戦争』 再録・日本 …
-
-
『Z世代へのための<日本史最大の英雄・西郷隆盛を理解する方法論>の講義⑲』★『山本七平は「日本人とユダヤ人」のなかで「勝海舟は世界史の中でも傑出した偉人だが、彼は西郷隆盛を自分以上の大人物だったと絶賛』★『尾崎行雄と並ぶ<憲政の神様>犬養毅は西郷隆盛とは面識がないが、弟の西郷従道はよく知っており、その犬養毅による西郷隆盛のどこが偉いのか』
2010/08/08 日本リーダーパワー史 …
-
-
日本リーダーパワー史(147)国難リテラシー・『大日本帝国最期の日』(敗戦の日) 海軍省・軍令部はどう行動したのか⑤
日本リーダーパワー史(147) 国難リテラシー・『大日本帝国最期 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(62)記事再録/『金正男暗殺事件にみる北朝鮮暗殺/粛清史のルーツ』福沢諭吉の『朝鮮独立党の処刑』(『時事新報』明治18年2月23/26日掲載)を読む➀『婦人女子、老翁、老婆、分別もない小児の首に、縄を掛けてこれを絞め殺すとは果していかなる国か。』『この社説が『脱亜論」のきっかけになり、日清戦争の原因ともなった
2017/02/20   …
-
-
日韓併合からちょうど100年目ー蛮行の清算いまだ終わらず
日韓併合から100年ー蛮行の清算いまだ終わらず 『日本史を変えた大事件100」「 …
-
-
日本リーダーパワー史(978)ー「米中貿易5G戦争勃発」★『五四運動から100年目、文化大革命(1989年4月)から30年目の節目の年。その五四運動百周年記念日の数日後に米中関税交渉が決裂したことは、「歴史の偶然なのか、必然なのか」気になる!?』
「米中貿易5G戦争勃発」 米中関税交渉はついに決裂し5月13日、米国は第4弾の追 …
-
-
梶原英之の政治一刀両断(4)ー『やらせメールが原発再開を遅らせた』
梶原英之の政治一刀両断(4) 『やらせメールが原発再開を遅らせた』 …
-
-
速報(357)『日本のメルトダウン』◎『石原都知事が辞任!―老害が日中大衝突に火をつけたその功罪は!?』
速報(357)『日本のメルトダウン』 ◎『石原都知事 …
-
-
野口恒のインターネット江戸学講義(13)第6章 境界・周縁・無縁の世界に生きた「漂白の民」―身分制度から外れた世界(上)
日本再生への独創的視点<インターネット江戸学講義(13)> 第6章 …
