前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

知的巨人の百歳学(121)-「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、健康訓」★『エジソンは人工真珠の発明を世界一と高く評価した』★『70歳のころの生活からたとえば九十歳頃の朝食は・・』

   

日本リーダーパワー史(714)

<記事再録>百歳学入門(69201339

「真珠王・御木本幸吉(96歳)の長寿、健康訓

伊勢志摩サミットで勢ぞろいした世界のリーダーたち。胸元におそろいの美しく輝く『真珠のアクセサリー』をつけていた。世界に先駆けて発明された≪ミキモト真珠≫である。今からやく120年前の1893年(明治26年)に独力で『人工真珠』の養殖に世界で初めて成功した御木本こそ「日本発展の基礎」『貿易立国』日本の先駆者である。

Wiki御木本幸吉

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%A1%E6%9C%A8%E6%9C%AC%E5%B9%B8%E5%90%89

首脳の胸元に輝く真珠“世界中に届く場所に” http://www.realplay.com/channels/tbsnewsi/synopses/359742

 

御木本幸吉≪1858-1954≫はミキモト創業者で、

エジソンは人工真珠の発明を世界一と高く評価した。      

<人生訓>

①  わしは天才でも、超人でもない、世界の大海師だよ。

②  世界の女性の首を真珠で巻いてみせる。

③  「ホラを吹くが嘘はつかぬ」「ホラを吹いて吹き当てよ」が口ぐせ。

90歳からの座右の銘は「智・運・命」

 

<健康法>70歳のころの生活。

① 40年間を通じて毎朝5時に起床。水浴を欠かさず。夜は8時に就寝、その前10分間、床の中にて上腹部より下腹部に向って、さすり下ろすこと数十回。

② 六十歳までは、主食はムギ飯3杯、サツマイモ1杯。61歳よりはムギ飯1杯に減じた。副食は、朝は味噌汁1杯、タマゴ1個。昼は野菜物。夜は魚、トリ、梅干1個。

③ 酒、タバコは飲まず。ウドン、センベイ、イワシの素干す、味噌汁好き。

④ 盛夏でも腹巻を離さず腹を冷やさない。逆に冬はシャツを着ずに薄着主義。

⑤ 夜の宴会を好まず。いかなる場合にも午後10時で終わる。

⑥ 寝室は2階、高台を選び、通風の良き場所を好む。

  • 風呂は一番風呂を使用し、一年に数回健康診断を受ける。

幸吉が水風呂をやめて、ぬるま湯にしたのは、欧米の旅行から帰った71歳の頃からであるが、その頃から健康にいちだんと留意するようになり、新しい健康法として、朝の六時と夕方の六時と、一日に二回入浴するので、その際に足で湯を掻き混ぜる運動を百回、時間にして約十分、都合二十分の体操を欠かさなかった。

 幸吉は、若い頃は、相当暴食したが、年と共に少食になっていった。

たとえば九十歳頃の朝食は

米は茶碗に半分、サツマイモをに鰹節をかけて煮たもの。味噌汁に真珠貝の身を切って入れることもある。

昼は、小さなパン三つ。夜は、米茶碗に半分、サツマイモ2切れ、菜っばや小魚。

細かい魚は活籠に生けてあるからいつも新しいのが食べられる。

 幸吉は、朝食よりも夕食をすくなめにしているのは、胃腸と共に休み、胃腸と共に寝るためだといっている。

 そのために「朝は3分目、昼は2分目、夜は「旨い物は2箸残す」といっている。

 ただし、悪いクセがあった。アラレが無類に好きだった。見ているとタバコ好きがひっきりなしにタバコを吸うように、アラレをカンに入れて持ち歩き、所構わず、人前でも平気でポリポリと食べるのである。アラレはもち米をついてノシもちをつくり、それからつくった。

 - 人物研究, 健康長寿, 現代史研究, IT・マスコミ論, 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
<クイズ『坂の上の雲』>日本史上の最高の軍人は一体誰でしょうかー「秋山真之ではない。参謀総長だった川上操六じゃよ、ホント」①

<クイズ『坂の上の雲』>日本史上の最高の軍人は一体誰でしょうかー「秋山真之ではな …

no image
池田龍夫のマスコミ時評(37)ー『原発依存、沖縄依存から脱却をー野田民主党政権の試金石』

池田龍夫のマスコミ時評(37) 『原発依存、沖縄依存から脱却をー野田民主党政権の …

no image
「日韓衝突の背景、歴史が一番よくわかる教科書」④記事再録/日韓歴史認識ギャップー「伊藤博文」について、ドイツ人医師・ベルツの証言『伊藤公の個人的な思い出』伊藤博文④-日本、韓国にとってもかけがえのない最大の人物

2010/12/05 の 日本リーダーパワー史(107) 伊藤博文④-日本、韓国 …

no image
日本メルダウン脱出法(670)「米議会演説から「アベノミクス」が消えたわけ」●「トヨタ、「意志ある踊り場」の先に何を見る?」など7本

  日本メルダウン脱出法(670) 「米議会演説から「アベノミクス」が消えたわけ …

no image
日本リーダーパワー史(404)『安倍国難突破内閣は最強のリーダーシップを発揮せよ②『今後4ヵ月の短期国家戦略提言』

 日本リーダーパワー史(404) 『安倍国難突破内閣は最強のリーダーシ …

no image
★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー, リスク管理 ,インテリジェンス(53)『宇都宮太郎の大アジア主義思想④』★『朝鮮軍司令官時代に、三・一独立運動での強硬弾圧を拒否、大衆運動に対する実弾の発砲を禁止した』

 ★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した 明治人のリーダーパワー,  リ …

no image
『オンライン/真珠湾攻撃(1941)から80年目講座➂』★『日米インテリジェンスの絶望的落差』★『ルーズベルト米大統領は、カントリーリスクマネージメントの失敗を是正するため新しい情報機関(CIA)の設置を命じた』★『一方、日本は未だに情報統合本部がな<<3・11日本敗戦>を招いた』★『2021年、新型コロナ/デジタル/経済全面敗戦を喫して、後進国に転落中だ』(下)』』

    2011/09/17  日本リー …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(67)』「ザック退陣後、早くも後任選びに奔走するサーカー協会の無責任」

       『F国際ビジネス …

『日中台・Z世代のための日中近代史100年講座⑥』★『日本恋愛史の華』★『貴族と平民との階級』★『金の力に引かれつつ石炭王(58歳)と再婚した「筑紫の女王」(37歳)』★『悩みの末に離縁状を突きつけ、新しく得た愛人・宮崎滔天の息子・宮崎籠介(32歳)と再婚へ』

  <1921年(大正10)10月22日「東京朝日」> 柳原白蓮 &n …

no image
わが愛する逗子市小坪の昔話―1970年(昭和50)のお年寄りのはなしだよ

                                    …