『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(129)』「大東亜戦争の真実を知る最上のテキストは藤原彰氏の著作です
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(129)』
「大東亜戦争の真実を知る最上のテキストは藤原彰氏の著作です』
『戦後70年』『終戦70年』とやらのマスコミのお祭り騒ぎも8月15日、9月3日の中国の抗日軍事パレードを境に、潮が引くように戦争の記事が少なくなっている。
私は、マスコミ、新聞各社からの「戦争と新聞」の関係について、たくさんの社から若い記者の取材を受けたが、まず、自分の新聞が大東亜戦争をどう報道したのか、社説、記事などで「戦争を賛美していたか」、徹底して読んでから、取材に来てくださいとお願いしてきた。
そして、軍事史、近現代史家では藤原彰氏の著作が一番、日本の戦争の本質を的確に分析していると推薦してきた。「日本はなぜ、あの無謀な戦争をしてきたのか、そして、アジア、日本を焦土に帰してまで、戦争をやめなかったのかーその経過、理由についても藤原氏の本が一番、真実に迫っていると思う。
私のブログでの「日本敗戦史」は藤原氏の本から、多く引用させていただいたが、これからも連載を続けていくつもりである。
(前坂俊之)
<F氏からのコメント>
近現代史家の藤原彰氏
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E5%8E%9F%E5%BD%B0
の「昭和天皇の十五年戦争」(1991/12 発行、藤原氏69才)読了しました。6冊目です。次は「日中全面戦争」(1982年 発行)を読みます。町の本屋さんがAmazonに敵わない訳です。
ご承知のように、結論は「昭和天皇は大元帥として、陸海軍を親率することに強くこだわった。十五年戦争の全期間にわたり、終始戦争指導の中枢に位置して戦争を推進した。
そして国民の苦難をかえりみず、国体即ち天皇制の護持と、皇模即ち領土の拡大に熱意を燃やしていた。まぎれもない最大の戦争責任者だったのである」です。ここでも元陸軍の本職の眼と強い正義観そして倫理観が生きています。
日本近現代史の実質的な牽引者が、インテリジェンスの決定的に不足した自惚れた「天皇と軍部」のコンビである事が良く分かります。
大元帥としての役割を優先した天皇教育、好戦的な昭和天皇、終始無力な内閣、聾桟敷きに置かれた国民、など小生には漸く日本の近現代史を理解する縦糸が出来た思いです。
犬死?の日本人330万人、 外国人1000万人以上、この無意味さと死者一人一人の無念さを想いますと、唯々絶句します。
謝罪はもういらない。日本には第二次大戦の真実を話してほしい
http://www.huffingtonpost.jp/lawrence-j-lau/enough-apologies-we-need-more-truth_b_8087488.html
池上彰が斬る!「朝日より読売、産経が問題」安保法制報道に見るメディアの暴走とは?
http://toyokeizai.net/articles/-/82234
関連記事
-
-
クイズ『坂の上の雲』ー 英紙『タイムズ』が報道する『日・中・韓』三国志②<日清戦争はなぜ起こったのか>
クイズ『坂の上の雲』(資料) 英紙『タイムズ』が報道する『日・中 …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(63)』『外国人感銘させる日本の「おもてなし文化」●「セウォル号は韓国の自画像」
『F国際ビジネスマンのワールド・ …
-
-
『電子書籍 Kindle版』の新刊を出しました。★『トランプ対習近平: 貿易・テクノ・5G戦争 (22世紀アート) Kindle版』
米中二大大国の覇権争い——開幕。 「トランプ大統領の大統領の大統領就任から2年間 …
-
-
「オンライン・日本史決定的瞬間講座④」★「日本史最大の国難をわずか4ヵ月で解決した救国のスーパートップリーダー・鈴木貫太郎首相(78歳)を支援して、終戦を実現させた昭和傑僧、山本玄峰(95歳)とは一体何者か?(上)』
第2章―昭和傑僧、山本玄峰(95歳)とは何者か ★『力をもって立つ …
-
-
「Z世代への遺言」★「日本を救った奇跡の男ー鈴木貫太郎首相①』★『昭和天皇の「聖断』を阿吽の呼吸でくみ取り、『玄黙戦略」でわずか4ヵ月で80年前終戦を実現』★『太平洋は神がくれた平和の海でトレード(貿易)のためのもの。これを戦争の海に使ったならば、両国ともに天罰を受ける』
2024/08/16 記事転載再編集」 …
-
-
『日中台・Z世代のための日中近代史講座①』★『辛亥革命を孫文を助けて成功させた最大の日本人は革命浪人・宮崎滔天』★『宮崎一家は“明治の奇跡”ともいわれた稀有な「自由民権一家」で、孫文を日本で10年以上匿い『中国同盟会」を結成させ、辛亥革命を成功させた」(上)
2011/10/21 日本リーダーパワー史(201)記事再編集 前坂俊之(ジャー …
-
-
『Z世代のための次期トランプ米大統領講座⑳』★『忠誠心、身内で固めた第2期トランプ政権』★『米政府再編構想「プロジェクト2025」(政府関係者、官僚トップ、民主党支持者ら約6万人を削減)で対立激化!』
イーロン・マスク氏はトランプ政権で「政府効率化省」のトップに座り、 …
-
-
人気リクエスト記事再録/日本リーダーパワー史(878)-まとめ 『日本最強のリーダーシップー西郷隆盛論』★『NHK大型ドラマ<西郷どん>は歴史歪曲のC級ドラマ』★『尾崎行雄の傑作人物評―『西郷隆盛はどこが偉かったのか』ー『近代日本二百年で最大の英雄・西郷隆盛を理解する方法論とは・
まとめ 『日本最強のリーダーシップー西郷隆盛』 『尾崎行雄の傑作人物評―『西 …
-
-
日本メルトダウン(1002)-ー [FT]トランプ政権の陣容は大いに疑問(社説)」●『米中関係:嵐の前の静けさ? (英エコノミスト誌)』●『トランプ経済で大打撃を受ける2つの国 通商・貿易政策を見ていくと』●『トランプ政権誕生という「逆説的外圧」は日本を変える大チャンスだ』●『中国一の富豪、トランプに先制口撃「2万人の米国人が失業する」』●『「2025年問題」をご存知ですか?~「人口減少」「プア・ジャパニーズ急増」 …9年後この国に起こること』
日本メルトダウン(1002) [FT]トランプ政権の陣容 …
-
-
★人気動画記事再録―『文豪菊池寛と直木三十五の友情物語』●『直木三十五-「芸術は短く、貧乏は長し」と詠んで『直木賞』に名を残す』★『 菊池寛・文壇の大御所を生んだのは盗まれたマント事件』
お笑い日本文学史『文芸春秋編」① ●直木三十五-「芸術は短く、貧乏は長し」 と詠 …
