前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『サバつりバカ日記』―鎌倉沖で雨にうたれてカヌーフィッシング! サバもイワシもこず、大海に降りしきる雨の波紋を1人楽しむ、

   

『サバつりバカ日記』―鎌倉沖で雨にうたれてカヌーフィッシング!
 
サバもイワシもこず、大海に降りしきる雨音、海面での丸い雨の波紋を1人楽しむ、芭蕉の心境じゃ
前坂俊之(カヌー釣りバカ30年)
 
 
5月23日(日)西日本では大雨・集中豪雨、関東も朝から雨の天気予報。

鎌倉も今にも降ってきそうな雨雲、それでも午前5時半から、『カヌー釣りバカコンビ』の川越さんと各1人の乗りカヌーで鎌倉材木座海岸からこぎ出したよ。

1週間、田舎に帰っていたので、海が呼んでいる、腕がムズムズ無性に出たくなったのよ。

 
それに大枚3万円もはたいて水中3メートルまで大丈夫な防水、オリンパスの水中デジタルカメラを買ったのじゃ。

毎回、カヌーフィッシングを写真ライブでいくぜ。!

ポイントはいつもより少し沖目。小坪沖合500メートル、水深18メートル。

シコイワシを追っかけてのサバ、アジ、スズキの回遊魚の水中大運動会の会場はこのあたり、早速第1投のサビキにイワシのパレード、底をイワシを引きずってヒラメをねらうがこれも不発。

そのうち、雨がポツリポツリ。

 
無風で全くフラットな海面に雨が落ちて丸い小さなクレーター上の波紋を描く。

ポツポツ、ザッーという静かな雨音だけが耳に響く。大海に浮かべた小舟に揺られて、静寂の中でじっと雨音と、100円ショップで買ってきたカッパにも雨音、雨だれがだんだん激しくなってくるのじゃ。

 
カヌーでもやっていないと、雨に全身をうたれ、見渡す限りの海一面が雨一色の世界などわからんじゃろう、

「海、雨は楽しい」「素晴らしい」-と大声で叫んだのじゃ。

釣りなどどうでもよい、顔を打つ雨の感触を楽しむ、これぞ自然のコミュニケーションじゃね。

 
魚はピタッと来ない。

先週は大運動会中のイワシもどこえやら。キスの竿にはぼつぼつキスやホウボウが久しぶりにきた。もっと沖合に移動してサバをねらうことにする。先週も結構大きいサバがきたしな。遊漁船などは、サバなどバカにして対象魚にしていないが、

細いキス竿でのサバを釣った時の折れんばかりの激しい突っ込み引きはカヌーフィッシングで一度でも体験すると病みつきになるよ、ホント!。てなわけで1キロばかり沖合に移動して、流し釣りを始めると、

竿がピクピクーグッーと大きく曲がるぞ。やっとおいでなすったね。あがったのは30センチほどのまあまあの型。すぐナイフで頭を落としはらわたをぬいて、クーラーに入れる。これがコツじゃ。

 

 
 
こうすれば鮮度は抜群、しめサバではない普通のサバの刺身でも、サバ茶づけにしてもこんなに旨いんのないね、やってみなはれ。
 
オモリ(20号)で底まで(25m)落とし、思い切りしゃくってコマセをまいて、上に上に探ってくると途中でククッーと一息置いて、ググッーと引く。合わせて巻くと型がそろったやつが4匹連続で来る。しかし、これだけじゃ、あとは沈黙と雨の世界。
 
「古池や蛙飛びこむ水の音」ならぬ、「大海にひとり竿さし、雨を楽しむ」の心境じゃったな。
 
10時納竿。サバ4匹、キス、ホウボウのみ、釣れてよし、釣れなくてなおよし、
雨の全身、全海のシャワーで、命あらわれ蘇るの心境じゃ、ありがとう。

 

 
 

 - 湘南海山ぶらぶら日記

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『美しい鎌倉』スペシャル◎『夏も終わり、もうすぐ秋。カマクラ・クール・スポット、 KAMAKURA/Strong/Spotを紹介するよ』

  <『美しい海と山と文化の鎌倉』スペシャル!> &nbsp …

no image
材木座海岸砂浜大異変、<砂浜は死滅への道>・・―台風18号の大被害

材木座海岸の砂浜大異変、砂浜は死滅への道へ・・・―台風18号の大被害       …

『ぜひ歩きたい!鎌倉古寺巡礼①』★「鎌倉駅から10分の妙本寺の梅が咲き誇る」★『鎌倉・花と仁王像の妙本寺ーこの深閑とした森に囲まれた古刹はいつきても新たな発見、サプライズがあるよ①』

鎌倉ぶらぶら散歩日記・前坂俊之 Wiki 鎌倉・妙本寺」 https://ja. …

no image
知的巨人の百歳学(125)- 世界が尊敬した日本人/東西思想の「架け橋」となった鈴木大拙(95)②『禅の本質を追究し、知の世界を飛び回る』

2013年9月22日記事再録/  世界が尊敬した日本人   &nbsp …

『Z世代のための日本の超天才人物伝②』★『独学/独創力/創造力の創り方』★『約120年前に地球環境問題、エコロジー研究に取組んだ「知の巨人」南方熊楠のノーベル賞をこえた天才脳はこうして生まれた(2)』

 シャイな性格、柳田国男との面会の笑い話 熊楠は男性的で豪放磊落な面とシャイな性 …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(154)』 『イスラエルに魅せられて再訪(2016/1)」レポート(4) 『ベエル・シェバ(Beer Sheva)から死海(Dead Sea) を目指す』死海に到着し、ソドム山を見上げながら、創世記に伝わる「ロトの妻の塩柱」の異様に驚く。

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(154)』  『イスラエルに魅 …

no image
『葉山海』の平田カヤッキストの「カナダバンクーバー島ヨット・ツーリング,次に寄ったマリーナはLagoon Cove⑪

  <『葉山海』の平田カヤッキスト(カメラマン)の 『アメリ …

サーフィンと車と青い海を眺めながら最高の湘南ドライブ(国道143号線)3月14日午後4時、鎌倉腰越から由比ガ浜まで

  サーフィンと車と青い海を眺めながら最高の湘南ドライブ(国道143号 …

no image
日本の明治以来の「殖産振興」「経済大国化」の原点・世界文化遺産 『富岡製糸工場』を見に行った➁

     日本の明治以来の経済発展の原点・世界文化 …

no image
『秋深し。湘南の海辺をぶらぶら散歩して、絶景サンセットを眺めれば、いつも新たな至上の快楽があるよ。(11月8日現在)』

<『美しい海と海岸の湘南』スペシャル!>    『秋深し。湘 …