鎌倉の長寿パワースポット・蓮の花ガイド!②>鶴岡八幡宮の源平池へ急げ!あと2週間、これを見ずして死ねるか②』
<『鎌倉の長寿パワースポット・蓮の花ガイド!②>
『7月の極上花は『蓮の花』!白蓮、紅蓮が絶景の
鶴岡八幡宮の源平池へ急げ!あと2週間、
これを見ずして死ねるか②』
前坂俊之(ジャーナリスト)
源平池のハスは
三浦 功大氏『蓮への招待――文献に見る蓮の文化史』(西田書店、523頁,2004年刊)は「蓮の百科事典」であり名著である。これから引用させていただく・
インドで蓮の花は、仏教が成立するはるか前から、大地母神であり生産、豊穣の植物であった。中国では仏教が伝わるはるか前から、生活の中に取り入れ、生産、豊穣の植物として、また吉祥を寓意する植物として利用されてきた。
日本の蓮文化のほとんどは、中国から入ってきて、日本文化と融合して日本独自の蓮文化が芽生えた。特に寺院を荘厳する仏像、仏画などにたくさん傑作が生れ、また、「俳句」などの日本独自の文芸の中で、蓮を詠んだ句歌が多く見られる。
鎌倉の花百選ー七月至上の花『白連、紅連」が咲き誇る、鶴岡八幡宮☆4
蓬のように三の植物が花、葉、茎、実、根、芽などの各部に名前が付けられている植物は、非常に珍しい。蓮は人々の生活に深く結びつき、食材や生薬として利用されて来た、重要な植物であったことが分かる。
膏、花、葉、茎などはお茶や工芸品として、地下茎は蓮根(レンコン)として、また、レンコンを粉末にして利用される。 地下茎である蓮根は、江戸時代中期頃まで「蓬の根」と呼ばれていて、レンコンと呼ばれるようになるのは、江戸時代末からのようだ。
蓮には花を観賞する「観賞蓮」と、蓮根(レンコン)を収穫する「食用蓮」に大別され、観賞蓮のほとんどは、交雑をさけるためと、品種保存のため「鉢植え、盆地作り」で栽培されている。蓮根は蓮田で栽培されている。『蓮の花は四日の命』ということらしい。
花の開花期間は四日間で、開花初日、二日目、三日目と花弁の開閉を繰り返し、四日目の午後には花弁が全部散り花托と雄蕊だけが残る。
蓮の花は四日の命
① 開花初日は早朝五~六時頃より外側の花弁がゆるみ、ゆっくり開花しはじめる。四~五センチほど開花するとそれ以上開かず、八時頃より閉じはじめ元の菅の状態に戻る。黄紅系統の蓮の花は半開状態まで開く。花色が濃く優美である。
② 開花二日目は夜中より少しつつ開きはじめ、午前七~八時頃までには開く。この時の花容が最も美しい時である。また、花の色が一番鮮やかで、花托も黄金色に輝き、雄蕊の荊からでる香りが最も強い時である。
蜂などの昆虫が花粉を運んで来て受粉が行われる。花は八時頃から閉じはじめ昼頃までに元の膏の状態にもどる。
③ 開花三日目も夜中より開きはじめ、八時頃までには完全に開ききり、花径が最大になる。紅蓮系統の花弁はかなり槌色し、ほとんど白色に槌色する品種もある。
受粉した雌蕊(柱頭)は黒く変色するので、二日目の花か三日目の花か見分けるのは、花托の雌蕊(柱頭)を見れば判る。昼頃から閉じはじめるが、完全に閉じず半開のまま四日目を迎える。
① 開花四日目も夜中より開きはじめ、六~七時頃までに完全に開ききり、早いものは九時頃から、外側の花弁から散りはじめ、午後には全部散って花托と雄蕊だけになる。
② このように蓮の花は、常に一定することなく様相を少しずつ変えながら四日目には、花弁が散って花托だけになる。黄紅系統の舞妃蓮やミセス・スローカムなどは、開花初日でもお椀形に開く。蓮の花は早朝に開くので美しい花を見るには、朝六~八時頃が最適の時間である。午後には美しい姿を見ることはできない。
また、蓮の花が開く時、ボンやパンと音がすると今日でも、まことしやかに伝わっているし、これを信じている人たちが大勢いるようであるが、筆者はこれまで一度も聞いたことはない。
花の寺百選ー大功寺、鎌倉駅前1分で美しい花園が楽しめる①☆4
関連記事
-
-
『F国際ビジネスマンのカメラ・ウオッチ(62)』「万葉の里」の奈良県宇陀市。国宝・室生寺と並ぶ 「水の守り神」宇陀水分(みくまり)神社上宮に参拝
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(62 …
-
-
『オンライン,鎌倉武士の魂/鎌倉古寺/仁王像巡礼の旅へ』★『外国人観光客への鎌倉古寺の一番おすすめは「妙法寺」ー京都の「苔寺」より上④』★『鎌倉時代の武士をみたいのなら妙法寺に往けー「夏草や兵どもが夢の跡」じゃ』
★5鎌倉紅葉百選ー『苔寺』の妙法寺の紅葉は中世の面影を残している …
-
-
「今はもう秋!誰もいない海・鎌倉沖をカヌー涼風日記」ーサバが爆釣!サバフライにビールは絶品、過ぎゆく夏に乾杯!
「今はもう秋!誰もいない海・鎌倉沖をカヌー涼風日記」 人っ子1人い …
-
-
『自宅にこもってSNSで京都観光しよう』-冬の京都・三千院、比叡山延暦寺、湖西の石山寺、三井寺を周遊、『この数年ヨーロッパばかり回り、石造り建築の露骨な存在感に食傷しておりましたので、自然と一体となった日本の寺院建築の楚々とした佇まいに改めて魅了されました。
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(201)』記事再録 …
-
-
『鎌倉通―冬の鎌倉ウオーキング』『誰もいかない800年前の面影をとどめる 朝夷奈(朝比奈)切通は最高
『鎌倉通―冬の鎌倉ウオーキング』 ≪冬の古 …
-
-
鎌倉カヤック釣りバカ日記ー 回遊魚、カワハギと遊び、カモメとも遊ぶ。鎌倉海は最高のヒーリングポイントだよ>
<毎日が秋休み!> 鎌倉カヤック釣りバカ日記ー &n …
-
-
『鎌倉ウインドサーフィンチャンネル」★『春の嵐の海で富士山サンセットに向かって飛び、波根(はね)、舞うサーファーたち』(2023年3月1日午後5時)
鎌倉ウインドーフィン(2023年3月1日午後5時)
-
-
『鎌倉通―鎌倉紅葉チャンネル』ー鈴木大拙師、終の棲家「松岡文庫」のある東慶寺は曼荼羅的な日本禅美①(12/02)」
『鎌倉通―鎌倉紅葉チャンネル』 ≪冬の鎌倉・ …
-
-
鎌倉カヤック・パドボ釣り日記ー夏は終わり、今はもう秋、誰もいない海―回遊魚は御留守。鎌倉海はベスト『ヒーリング』
<毎日が秋休み!ハッピー・リタイアメント> 鎌倉カヤック・パドボ釣 …
-
-
<鎌倉カヤックフィッシング>『早春の鎌倉材木座海岸沖で大メバル(春告魚)をゲット!こいつは春から縁起よし』
<鎌倉カヤックフィッシング> 『早春の鎌倉材木座海岸沖で大メバル …
