前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(155)『日本のメルトダウン』 ☆『イノベーションのジレンマに負けたコダック』★『金融市場に悲観まん延、実体経済にも悪影響』

      2015/01/02

速報(155)『日本のメルトダウン』
 
☆『イノベーションのジレンマに負けたコダック
★『
金融市場に悲観まん延、混乱長引けば足元堅調な
実体経済にも悪影響

前坂俊之(ジャーナリスト)
 
 
●『イノベーションのジレンマに負けたコダック』
(ファイナンシャルタイムズ)2011/10/4

 以下はF国際ビジネスマンのコメントです。

『小生もこのコダック社の本社、ロチェスターに何度か出掛けた経験があります。
 高速光学プリンターの書込み用のエンジンに使用するLEDアレイの売り込みです。プリンターの開発をK社はやっていました。優秀な人が多いのに、世間知らずで勿体無いなあ、と思っていました。小生の作品は、今、富士通が超高速プリンターで使用しています。
 今から30年以上前です。銀塩フィルムの王様で、とても威張っていました。富士フィルムがシェアを上げ始めていました。
 その当時迄、幹部も社員も銀塩フィルムさえやっていれば、今後500~1000年はお家安泰と心底思っていたと思います。

 その後はご承知のように、電子デバイス、CCD、CーMOSなどの電荷結合素子、測距用の高出力LED、演算用の超高速LSI、記録用のメモリーカードなどの開発が一気に出揃い、デジタルカメラの全盛時代になりました。
 イーストマン一族の同族経営と成功譚が余りにも大きいので、主役の交代を受容出来なかったのです。後にモトローラの経営経験者をスカウトし社長にしましたが、時既に遅しです。
 GEやIBMの取締役会は、近代化が早く、全ての事業の優劣、将来性を厳しく見て行くカルチャーが比較的根付いており、社長後継の準備、選別は今でも、大変厳しいものがあります。
 恐らく、コダック社には、取締役会で自由闊達に討論を尊び、人材の選定も実力主義で行くカルチャーが無く、旧式が大勢を占めたと思います。

 世界の変化、技術の大局の変化、競争相手とユーザーの変化に眼を背けた結果がこの姿です。外界の変化に謙虚でない典型がここにあります。 成功物語で失敗する、日本も大変な高度成長で、グルと既得権維持集団がのさばり、外界から目を背け、今、衰退の道を直走っています。』
 

 
 ●『米グーグル、ユーチューブ向けコンテンツ作成でメディア

各社と合意目指す』2011年 10月 4日  18:47 JST

●『世界景気悪化を逆手に中国の底堅さ回復、日本企業はシェア喪失懸念』
2011 10 4 18:46 JST
 
●『金融市場に悲観まん延、混乱長引けば足元堅調な実体経済にも悪影響』
2011 10 4 14:20 JST
 
 
 
●【佐藤優の眼光紙背】韓国による慰安婦問題の国際化を阻止することが玄葉光一郎外相の焦眉の課題だ』
 
 

 - 現代史研究 , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

★『オンライン天才養成講座/エジソンの発明術を学ぶ』② 』★『発明発見・仕事成功10ヵ条」★『 生涯の発明特許数1000以上。死の前日まで勉強、研究、努力 を続けた』★『人生は短い。やりたいと時に徹底してやる。休むことは錆びることだ』

   2014/07/16  百歳学入門 …

no image
知的巨人の百歳学(142)明治維新/国難突破力NO1―勝海舟(75歳)の健康・長寿・修行・鍛錬10ヵ条」★『人間、長寿の法などはない』★『余裕綽綽(しゃくしゃく)として、物事に執着せず、拘泥せず、円転・豁達(かったつ)の妙境に入りさえすれば、運動も食物もあったものではないのさ』

明治維新/国難突破力NO1―勝海舟(75)の健康・長寿・修行・鍛錬10ヵ条」 ① …

no image
『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』-『時代は、時代に後れる者を罰する』(ゴルバチョフ)ー今、冷戦崩壊に次ぐ、2020年の「withコロナ」時代、「地球温暖化・第3次デジタル世界大戦」に突入した。この時代の大変革に乗り遅れた国家、企業、個人は,明日の世界で生き残れないだろう。

  『時代は、時代に後れる者を罰する』ー     …

no image
日本リーダーパワー史(619) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』 ⑬福島安正のインテリジェンス②明治6年、外務卿副島種臣が支那始まって以来、直接、清国皇帝の拝謁を実現した外交インテリジェンスの秘密

日本リーダーパワー史(619)  日本国難史にみる『戦略思考の欠落』 ⑬ 『福島 …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㊷』◎「中国専門家「尖閣侵攻で強さ見せつける」 “戦争” 発言に凍りついた瞬間 」

   『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ㊷』 &nbs …

no image
速報(462)『日本のメルトダウン』『福島原発事故から2年半ー未だに東電任せで、国の統合作戦本部もない惨状―海洋汚染は続く

   速報(462)『日本のメルトダウン』   ● …

日本リーダーパワー史(657)まとめ『昭和の大宰相・吉田茂のリーダーシップ』1946年(昭和21)、米占領下で吉田内閣を作り、長期政権を維持、戦後の保守政治の基礎を固め、その吉田学校の生徒たち(池田勇人、佐藤栄作,田中角栄) らが高度経済成長を達成した。

  日本リーダーパワー史(657) ★(まとめ)「昭和の大宰相・吉田茂のリーダー …

『オンライン講座/ウクライナ戦争と日露戦争を比較する⓶』★『1904年(明治37)/2/4日、日露戦争を決定する御前会議が開催』★『明治天皇は苦悩のあまり、10日ほど前から食事の量が三分の一に減り、眠れぬ日が続いた』★『万一わが軍に利あらざれば、畏れながら陛下におかれましても、重大なるご覚悟が必要のときです。このままロシアの侵圧を許せば、わが国の存立も重大な危機に陥る(伊藤博文奏上)』

  2021/09/01 『オンライン講座/日本興 …

no image
『日中韓150戦争史』(57)維新直後に外交関係を求めた時、朝鮮側が拒絶したパーセプション(認識)ギャップはこうして起きた。

      『中国紙『申報』などからの『日中韓15 …

「トランプ関税と戦う方法論」ー「石破首相は伊藤博文の国難突破力を学べ⑥』★『日本最強の外交官・金子堅太郎インテリジェンス』●『ホワイトハウスでルーズベルト大統領は大歓迎』●『大統領は「日本のために働く」と約束』●『日本は正義のために戦い、ロシアは悪虐非道の振舞をしている。』●『今度の戦争は日本に勝たせねばならぬ』

◎ロシアと違い日本は宗教は自由の国 「第二に宗教戦争であるといっておだてるとは何 …