新刊紹介ー福島の未来に多くの示唆を与える『ふるさとはポイズンの島―ビキニ被曝とロンゲラップの人びと』(旬報社)
2015/01/01

ではドイツ、第二次世界大戦(太平洋戦争)までは日本が支配し、戦後はアメリカ
の施政下に置かれた。1986年10月にマーシャル諸島共和国として独立した。
特に、1954年3月1日の水爆「ブラボー」は、広島に落とされた原爆の約1000倍の威力を持つという強大なもので、太平洋に大量の放射能をまき散らし、さんご礁の島々で平和に暮らす人びとを被ばくさせた。
3日目に米軍が来て、島にいた全員が、着のみ着のままの状態で強制的に水上飛行機と軍艦に乗せられ、クワジェリン米軍基地に運ばれました。
日に3回海で体を洗うことが命じられ、体についた放射性物質を洗い流すため。
たロンゲラップの人たちの被ばく放射線量は、島から出なければ全員が死亡するほどの高いレベルであった。
85人の被ばく者を含むロンゲラップ村の250人が帰った。
てはならなかったのです。
フォトジャーナリストの島田氏は1974年から現在に至るまでビキニ厚水爆実験の被ばく者の取材を続けて、ロンゲラップ島民
の支援活動も「ブンブンプロジェクト」を立ち上げて行っている。ジャーナリストの渡辺氏もそれに協力して、現地取材した結果、この写真文集が出来上がった。
「ビキニ水爆事件から58年、いまもマーシャル諸島で続く被ばくの後遺症や帰島問題は、第五福竜丸事件の解決の仕方を含めて現在の私たちに数々の示唆を与えてくれます。福島原発事件からまもなく2年。
私たちは事件の風化に対して「福島をわすれるな」との思いで、各地でスライドトークを行ってきました。この経験をベースにさらに多くの方々にマーシャルやロンゲラップの実情をお伝えしようと単行本化を考えました」と書いている。
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