前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(391) 日中韓150年対立・戦争史② 尾崎行雄の日清戦争(明治27)の「清帝の逃走」論を読む

   

   日本リーダーパワー史(391 

 

日中韓150年対立・戦争史をしっかり

踏まえて日本外交はどう対処すべきか② 

<尖閣、竹島問題で150年前の歴史事実を外国メディアの報道に

よってチェックする。歴史健忘症の日本、歴史誇大症の中国、歴史恨み
被害妄想症の韓国の
3重ネジレを読み解く>

 

前坂 俊之(ジャーナリスト)

 

今から120年前の尾崎行雄の日清戦争<1894年(明治27>)を論じた「清帝の逃走」という評論がある。中国3000年の歴史の皇帝政治、中華思想から、現在の中華人民共和国というなの<共産党一党独裁、民主主義の議会なき、選挙なき、日本より100年以上も遅れている江戸時代のような「秘密皇帝政治、宮廷腐敗官僚政治」が延々と続いているのである。

『日本の議会政治の父』といわれる尾崎咢堂は、その政治腐敗体質を厳しく追及している。日清戦争が「日本の侵略である」と主張する中国、韓国や歴史の真実に無知な連中は、この尾崎の指摘をよく読んでほしい。

いまの「中国政治」もこのレベルからさほど変わっていない。延々と繰り返される温家宝の一件をみれば、変わらざる中華帝国・共産主義の将来を予測することができる。

その国の社会の進歩、発展は単に経済的な尺度の高さによってはかられるものではない。国家を形成している国民の生命財産が保障され、自由と権利が十分保障された上で、個人ベースの生活の豊かさと自由が増進した社会こそ、真の民主主義、成熟国家なのである。

「経済発展」一点張り、公害、地球環境汚染の元凶となっている中国政治・経済に明日がないのは自明のことである。

 

尾崎行雄の日清戦争(明治27)での「清帝の逃走」論を読む

 

『支邦人(中国)古より政治を知らず、その所の政治なるものは、上に諂(へつら)い、下を虐げ、政権を借りて私利を営む謂なるのみ。それ故、多寡大小の別なく、支那官吏は官物を盗み、賄賂をとらないものはない。

 

往年、北京のフランス公使館より、2町(約200m)ほどの側溝の建設工事を依頼された政府は23千両を支出した。ところが、実際の経費は35百両で。残り19500両は当該官吏が盗剽んだ。

 

これはほんのわずかな一例で、10万人の養兵費をうけても、5万人を雇って残りの5万人分の経費を私し、ひどいものでは剣刀鉄砲弾薬などを盗みだして、将校自ら敗軍の原因を作るに至る。特に官吏が定額外の租税を徴収して、その私服を肥すに至ては、実に驚くべき者あり。

                 

 世界広しといえども、歴朝の聖賢が収賄の臣を非難せること、支那ほど激しいところはない。

孔子の如きは「収欽の臣あらんよりは寧ろ盗臣あれ」と激語するに至れり。

 

これは支那官吏は、古来世界に無比なる収賄の悪習を有せしがためなり。他国に在ては、之を痛言するの必要を見ず、ひとり支那に於て之を見るは、支那官吏は世界無比の収賄を為すの習癖あるがためなり。

 

 天下広しといえども、支那を除ては、<養廉銀>

注釈――ようれんぎん【養廉銀 Yǎng lián yín  
中国,清代における文官給与の一種で,職務手当ともいうべきもの。養廉とは具体的には官僚が汚職をせずに生活することで,本来は正規の俸給にその意味がこめられていたはずであるが,明代以来本俸以外の手当にこの名を用いる例が出てきた。辺臣養廉田などというのがそれである。明代以来の官僚の給与はきわめて低く,そのため官界の腐敗にははなはだしいものがあった。地方官は徴税の際,付加税を恣意的に徴収して生活費にあて,上官は下僚からの付け届けに頼っていた。

http://kotobank.jp/word/%E9%A4%8A%E5%BB%89%E9%8A%80

 

 

の名を以て、特別の俸給を官吏に輿ふる者あらず。養廉銀は官吏の腐敗を公認し、之を輿へざれは、必ず賄賂窃盗の悪事を為すことを予定する者なり。

 

故に他の萬国は皆此の如き特別俸を輿ふるを恥づといえども、ひとり支那に至ては、官吏の廉潔ならざることを公認するが故に、養廉銀を給して、其廉恥心を養成せしむ。一

 

 支那人は機会さへあれば、収賄盗剽をなさゞる者なし。故に全国数十個所の税関には、止むを得ず皆欧米人を使用す。支那人は決して欧米人を好む者に非ず。故に今なお之を目するに攘夷を以てし、之を呼ぶに洋鬼を以てす。

 

若し得可んば、自国人を捨て欧米人を用ひざること明けし。之を海軍に用ゆるは、支那人未だ自ら軍艦を操縦すること能はざるが為めなり。全国数十ヶ所の税関が、悉く欧米人を使役する所以は何ぞや。いわく支那官吏は必ず収賄盗剽窃を為すがためなり。

 

 他の官衛に在ては、官吏如何に不正なるも、其対手は同臭の支那人なるが故、差したる患害を生ぜずといえども、ひとり税関に至ては則ち然らず。其対手多くは外国人なるが故、賄賂を強求し、出入の貨物を盗剽する時は、たちまち国際の紛議を生ず。これ支那人の欧米人を嫌悪すること、特に深きにも拘はらず、全国の税関にはことごとく欧米人を使用する所以なり。

 

以上、列挙の事実は支那人決して正常の政治を為す能はざること立証するにたれり。彼等は常に盗剽の心を以て、政治に従事し、且つ其事を実行す。故に租税は半ば汚史の私庫に入り、人民は正税に倍するの責を課せらる。李鴻章が執権三十年間に、教千万両の私財を蓄積したるが如きは其の明証なり。

 

支那人は上下三千年の久しき未だかって正廉なる政治の恩澤に浴することなく、生命財産は常に不安全にして、日夜戦々恐々たりしなり。

 

かくの如き人民を治むるに、清廉潔白な日本の政道を以てせば、彼等の驚喜はいうまでもない。

東インド商会は能く印度二億の民衆を服従せしめたり。堂々たる我が帝国の力を以て、四億の民衆を服従せしむる能はずと云ふものあるも、余輩は之を信ぜず。

 

○「温家宝・中国首相の汚職」

http://blogos.com/article/57385/

 

 

○『清官(清廉)温家宝もー実は「超」のつく裸官(汚職官僚)だった。

http://banmakoto.air-nifty.com/blues/2012/10/post-c522.html

 

 

○『尖閣で揺さぶりも…中国首相、鳩山氏と面会

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130702-OYT1T00013.htm?from=main2

 

〇『安倍首相が「中国が首脳会談に条件を付けてきた」と批判、その背景とは?―華字紙http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130701-00000034-xinhua-cn

 

○「尖閣問題」の歴史を知らない民主党の罪

http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20101006/247616/

 

 - 現代史研究 , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(328 )★今から約20年前のレポート再録『1998年/香港返還1年・香港メディアはどうなったかー言論の自由は漸次、消滅』★『深刻なセルフ・センサーシップ(自己検閲)』★『香港経済に暗雲、メディアへのテロが続発』

2009/02/10  <『マスコミ市民』1998年9月号N …

no image
世界リーダーパワー史(940)ー注目される「米中間選挙」(11/6)と「トランプ大統領弾劾訴追」はどうなるのか、世界がかたずをのんで見守る(上)

注目の「米中間選挙」(11/6)と「トランプ大統領弾劾訴追」はどうなる(上)   …

「パリ・ぶらぶら散歩/ピカソ美術館編」(5/3日)⑦『ピカソが愛した女たちー画家の精力絶倫振りは、超弩級、地球人とも思えません。

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(111)』   「ラ …

no image
速報(372)『日本のメルトダウン』 総選挙投票日(12月16日)◎『日本を見下しているのは中国・韓国、英国人も・・・』

速報(372)『日本のメルトダウン』  総選挙投票日(12月16日)- …

no image
『オンライン講義/昭和戦後史の謎』-『東京裁判』で裁かれなかったA級戦犯は釈放後、再び日本の指導者に復活した』★『A級、BC級戦犯の区別は一体、何にもとづいたのか』★『日本の政治、軍部の知識ゼロ、日本語を読めないGHQスタッフ』★『A級戦犯岸信介は首相にカムバックし、右翼は裁かれず、児玉は日本の黒幕フィクサーとして再登場した』

『日本の政治、軍部の知識ゼロ、日本語を読めないGHQスタッフが戦争犯罪を追及した …

日本リーダーパワー史(669) 日本国難史の『戦略思考の欠落』(51)「インテリジェンスの父・川上操六参謀総長(50)の急死とインテリジェンス網の崩壊<<もし川上が生きておれば、日露戦争はこれほど惨々たる苦戦もなく、 死者累々の兵力を疲弊させず、 さら戦果を拳げていただろう>

 日本リーダーパワー史(669) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(51)   …

no image
日本リーダーパワー史(310)『日中国交回復40年で、尖閣列島で日中衝突激化!今こそ百年前を振り返える日中外交裏面史』①

 日本リーダーパワー史(310) 『日中国交回復40年で、尖閣列島で日 …

no image
再録『世田谷市民大学2015』(7/24)-『太平洋戦争と新聞報道』<日本はなぜ無謀な戦争を選んだのか、500年の世界戦争史の中で考える>②

『世田谷市民大学2015』(7/24)- 戦後70年夏の今を考える 『太平洋戦争 …

no image
日本が初の議長国となった20カ国のG20首脳会議(6/28/29日)の結果はー首脳宣言では2年連続で「保護主義ついての文言」は米国の反対で盛り込めず、代わりに入ったのが『自由』、『公平』、『無差別』、『透明性』、『予測可能』な『安定』した貿易」と、単語を六つ重ねて反保護主義を強くにじませる苦肉の文言。

 G20首脳会議の結果は    日本が初の議長国となった20カ国のG2 …

no image
★白石阿光作『近未来の<ガラパゴスジャパン>不条理ショートストーリー‼』★「戦争準備亡国論~国と国民はどちらが先に亡くなるか~」

近未来!不条理ショートストーリー<特別編> 「戦争準備亡国論~国と国民はどちらが …