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『Spring in KAMAKURA SEA』=『キス、キス、キスよ、大スキ!?』<だけど『沈黙の春』だね>』

   

『Spring in KAMAKURA SEA』=『キス、キス、キスよ、大スキ!?』<だけど『沈黙の春』だね>』

 
 前坂 俊之
    (ジャーナリスト)
 
3・11、原発ショック、放射能恐怖症から2ヵ月。まだまだ立ち直れない。海が怖い、海岸も・・、連休中も釣りに行く気にもならんかったよ。川越ちゃんはハワイ旅行で、ワイキキで、フラダンスを楽しんでる―チュウノにな、ワシは気持は沈んだまま、

『福島原発放射能阻止戦争』に特攻隊を編成せよと書斎  に10時間以上座りっぱなしで、のブログの原稿書きに忙しい。運動不足なので、足には2,5キロづつの鉄ベルトを
巻いて、パソコンを打ちながら足を絶えず上下してきたえている。
福島の原発はまだまだ制御できていない。やっと中に入れた状態と深刻さは依然続くのじゃ。

 浜岡原発阻止にはワシの『菅さん、がんばれ!』とのyoutubeキャーンペーン
http://maesaka-toshiyuki.com/detail/696
も少しはパンチがきいたのかもしれんね、菅さんが停止に踏み切ったのは1歩も2歩も前進じゃ。

 

30年前から、葉山、逗子、鎌倉の海でカヌーフィッシングをしているワシにとって、湘南の海は確実に『死の海』へ、
『沈黙の春へ』さびしいことよ。魚の数はもちろん、砂浜の貝も、ヤドカリも、カニも、海生物も、アブラムシ以上に、気味の悪かったフナムシ君も一斉に海から消えてしまった。

20年まえなら、いつもの材木座海岸の和賀江島前の砂浜に潮が引きと、ヤドカリがゴソゴソ穴から出てきて動き回る。
小さいカニの逃げ足も速い。海岸への出口の石垣にはフナムシもたくさんおった。全身細い立った毛だらけのムカデのようなフナムシの動きも早いこと早いこと、海の上の岩にいるフナムシは波が来ると一斉にさっと逃げる。その敏捷さにはたまげたもんよ。

生命が沸いていた。生命の満ちあふれた海じゃ。それにアプローチの光明寺の周りの新緑、グリーンが何重ものディテールで眼に生命力の光のスペクトルで、体にエネルギーが吸い込まれる。坂を下って、材木座の海岸にでると、潮風で胸一杯にはいり、砂浜ではカニ、ヤドカリ、砂浜に無数にある穴の底で息をするゴカイ、イワイソメ、フクロイソメ、が泡をふき、あちこちで水ほうガボコボ、小さい音ながら太鼓をたたいておるのじゃ。
水たまりにはメダカが逃げ回る。
生命の輝きに満ち溢れ、浪の打ちよせるザー、ザブン、バサンーどういえば良いのじゃ、教えろ、浪の音は・・表現力が足らんな、語彙不足だ、バカ、
いろいろ海風、カモメの鳴き声、これにカラス、空高くのトンビのヒピーヒャラヒャラといい音色で泣き、糞がポタンと撒き散らす。
ホントだよ。
特に、カラス野郎の糞は頭に来るな。石膏の塊のような白いやつを電線の上、木からやたらに撒き散らす、ケシカランやつよ。いつぞや、おれの頭にひりよった、センタクが大変よ。
話はどこまでいったか。そうー海岸では海と自然と、海生動物の大シンフォニーオーケストラの演奏中、大合唱中なのよ。常時、無料、24時間リアルタイムのストリーム
放送じゃ。散歩すればタダで生命の大充電をしてくれる。元気モリモリお変わり10杯の牛丼吉野家じゃ、100歳長寿間違いなし、それくらいいのちにあふれた輝きの海、砂浜だったのじゃよ。20年前はね。ルソーの『自然に帰れ』の自然が存在したいた。

ジャーン・・ところが・・・・・・・・・、今ではシーン・・・・・

 

このフナムシ君ものいつのまにか、見えなくなった。というよりも、このあたりではすでに絶滅したのかな。ここ3,4年、
1匹たりともみなかったが、連休前に和賀江島という石碑の前に、5センチほどの大きく、丸っこく太ったフナムシの大人がよたよたと石垣
を張っていたのには、久しぶりにみたなという懐かしい思いと同時にぞっとしたね。

体重肥満の老人がよたよた、ふらふらしながら歩いている姿にそっくりだったのでー絶滅種を感じて、ゾ―としたのじゃな。

まさしく『沈黙の春』を実感したのよ、超―サビシーィーね。

 

そんあことがあって、これまでなら連休中は毎日必ず釣りに行ったものだが、今回は足が向かなかったのじゃよ。

××●★ーーいつも、前置きが長いな、じじーの繰りごとか、バカ、そんな話はききたくもないのじゃ。ー早く釣りの話をせいよボケナスー、
ハイ、ハイ、ヘーイ、わかりましたよ。

テナワケデ、いつものように夜が明け、津波が来なくてホッとして、14日朝明け、ハワイからワクワクして返ってきた川越ちゃんに誘われて、
やっとキス釣りに行ってきましたのよ。
午前5時半に出るカヌーで。小坪沖の黄金の三角州でキスをねらったのよ。ここは最高のポイント、ワシにとっても

最高の28,5センチの巨キスを釣った所。もうこんな大物も全く居ないじゃろう。最
近は小物ばかり、大きくても25センチはいかないね。もう10年前にはキスの黄金海
峡じゃったが、その夢も成り果てたのじゃよ、まあいいよ、そんな昔話はーーー。

てなわけで、ここを2度3度、アオイソを2本バリにして、15メートルほどなげてはゆっくり巻いてキスチャンのあのピン、ピン、ググーンという鋭角的な当たりまつ。3度目にクンクンー、ピッとあわせると、細い竿先が大きく曲がり、待望の18センチのが来る。
デジカメで水面を泳ぐ、逃げる、銀色の魚タイをくねらせるキスの写真を何カットも撮った。
全く美女のしなやかなヌードがくねくねして逃げるのを連想するな。キラリと輝き、なんともいえない美しさ

ー『キス、キス、キスよ。お前はなんと、激しく、鋭く、パールピンクに輝いて、そんなに美しいのか』
何ちゃってーしばらく昔の彼女を思い出して見とれていたよ。
三匹きました。そのうち、7時半ごろになって急に南西の風に。白波が立つ。

こりゃだめだね、と場所を小坪沖の500mにかえる。波がますます、大きくなる。
コンコンと当たる。合わせると、竿が、途中で何度も突っ込む。結構大きいぞーと上げてみると、カワハギ君じゃ。

春先のこいつは、キス仕掛けに、明瞭な当たりでかかって来るものね。秋とは違うのよ。風は益々、強くなり、8時前に上がりました。

 
 海上に今時たくさん漂っているヒジキをおみやげに拾いながら。大潮で引いていた和賀江島前の砂浜には出迎えのカニも、ヤドカリも、カニも全くいない。
さびしいね。そういえば出がけに1m近くはある大物のウツボが砂浜に海藻と一緒に打ち上げあげられ、カラスに食べられていたね。

あの獰猛なウツボも死んでいる。なぜかー『沈黙の春」を再び、確認して、気持ちは晴れなかったよ。

最後にここまで駄文につきあってくれたあんたに○トクニュースをサービスするぜ。
アツアツの天ぷらに、からしレンコンの秘伝を教えるよ。
レンコンの天ぷらに、シュウマイなどについているカラシをしょうゆであえたやつにつけて食べると、これまた最高じゃよ。
庭のフキを生のまま天ぷらで食うとこれまた絶品ピンよ。それに『もんざ丸』で買ってきた生シラスの天ぷらのほこほこ、アツアツで
とびっきり美味だったことーいっぺんに酔っ払ったのじゃ。

やってみなはれ。鎌倉の旬の海のおみやげつきの『海の散歩』は最高じゃよ。

 
 

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