『Z世代のための日本最強の宰相・原敬のリーダーシップー研究③』★『藩閥政治の元凶・山県閥をどう倒したか②<立憲民主党は100年前の大正政変・大正デモクラシーを見習え>』
日本リーダーパワー史(290)記事再録
前坂俊之(ジャーナリスト)
次の総選挙では民主党の少数転落、自民党も伸びず、既成政党への強烈な不満、日本政治の質的大転換を期待して、橋下維新党が大躍進するであろう。しかし、維新党は1年生議員の集団で変革のノ―ハウは全くない。少数弱体政権の混乱が日本衰退に拍車をかけるだろう。日本政治の大変革、政治システムの大改革なくしては日本沈没はまぬがれない。その起爆剤は市民の民主的な政治意識の成熟度以外にはありえない。原敬の政治突破力を背景には大正デモクラシーの高まりが、彼を強力に押したのである。
以下は服部之総(1901(明治34年)―1956年(昭和31年))の「原敬百歳 朝日新聞社 1955 (朝日文化手帖)」である。
服部之総の『原敬百歳』②
桂は死んでも立憲同志会をのこした。原政友会が内務省をとりこんだように、立憲同志会が憲政党と名を変えて三菱の婿・加藤高明を党首にいただくころは、大蔵省をとりこんでいた。
医者からゆるされている一日二枚ずつ、この原稿を書きつづけてゆくあいだに、鳩山日本民主党総裁は首尾よく国会で総理大臣に指名され、十年待望の鳩山内閣が、全閣僚の顔蝕をあのかたちでそろえた。考えてみると、戦後日本の保守政党が、党名をだんだんと昔にもどして、ついにあの明治十年代の「自由党」と「改進党」にたどりついたというはなしは、誰が智恵をしぼったけっかかはたれにもわからないが、まことおそるべき因縁ではある。もうそのまえはないというので、「改進党」をこのたび「日本民主党」と改めた。アメリカ史の方へ、講座を変えるほかはない。

関連記事
-
-
日本リーダーパワー史(509)日中韓150年戦争史での福沢諭吉「日清戦争開戦論」③」社説「日本臣民の覚悟」
日本リーダーパワー史(509) …
-
-
速報(261)『ベトナムの原子力発電への夢は様々な疑問があるにも拘らず花開きつつある』「ニューヨーク・タイムズ」(3/1)
速報(261)『日本のメルトダウン』 ★『ベトナムの原子力発電への …
-
-
『日本の運命を分けた<三国干渉>にどう対応したか、戦略的外交の研究講座⑩』★『「申報」(清国紙)からみた「日中韓150年戦争史」(65)『(日清戦争開戦2ヵ月後―「憤言」ちっぽけな倭奴(日本)をなぜ撃滅できないのか』★『ああ,まさかこんなことになるとは思ってもみなかった。中国の20余省の人民.100万にも1000万にものぼる資産,200万余りの兵力をもってして.ちっぽけな倭奴(日本人)』
逗子なぎさ橋珈琲テラス通信(2025/11/11am700) 2014/09/2 …
-
-
日本リーダーパワー史(485)幕末・明治(約60年)は「西郷隆盛・従道兄弟政権 時代」が、日本大躍進をもたらした。
日本リーダーパワー史(485) 明治人物ビックリ仰天の新しい視点― 徳川 …
-
-
日本リーダーパワー史(309)●明治維新以来150年の日本を興し、潰した最強・最悪のリーダーシップについて勉強しましょう。
日本リーダーパワー史(309) 『まとめ記事ー日本最強のリーダーシッ …
-
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑰』◎『社説:安倍首相の次のステップ』◎『アベノミクスよりすごい景気対策がある』
『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑰』 ◎『社 …
-
-
岡崎選手の気合に学ぶ!「神風パイロット”のよう」「フィニッシュ」を決める岡崎 スプリットは「“常に違う色”を出す」
日本リーダーパワー史(470) 岡崎選手の …
-
-
『Z世代のためのウクライナ戦争を知るための日露戦争講座』★『日露開戦2週間前の『仏ル・タン』報道ー『日本国民は自分たちの力と軍事力に対する節度の感覚を失っている。中国に勝利して以来,日本はロシアにも簡単に勝てると思い込んでいる』★『対露同志会がメンバーを旅順や満州,ウラジオストックに派遣して,極東におけるロシアの状況を調査している』
2017/01/13 『世界史の中の日露戦争カウントダウ …
-
-
日本メルトダウン脱出法(757)「日本の若者の貧困化が「パラサイト・シングル」を増加させる」●「世界で最も稼ぐユーチューバー1位は年収14億円」●「習近平主席訪英の思惑「一帯一路」の終点」
日本メルトダウン脱出法(757) 日本の若者の貧困化が「パラサイト・シン …

