『Z世代のための日中韓外交史講座』 ㉗」『現在の米中・米朝・日韓の対立のルーツ』★『よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1つとなった東学党の乱についての現地レポート』(イザベラ・バード著「朝鮮紀行」)★『北朝鮮の人権弾圧腐敗、ならずもの国家はかわらず』
2025/04/05
/記事再編集
まとめ「東学党の乱について」各新聞の報道
イザベラ・バード著、時岡敬子訳「朝鮮紀行」(講談社学術文庫、1998年より)
「朝鮮南部の反乱(東学党)は首都の不安をかきたてていた。もっとスケールは小さいものの、このよぅな動きは朝鮮半島では毎年春になると見られるできごとではある。
二、三の地方で官僚による搾取に怒った農民が蜂起し、多かれ少なかれ暴力を用いて(死者が出ることもある)気に入らない役人を追い払ってしまうのである。
処罰はめったに行われない。国王はべつの官僚を送り、あらたなその役人はまた農民から搾取し、搾取ががまんの限度を越えると実力行使で追い払われ、ふたたびふりだしにもどる。
この東学(「東洋」または「国家主義」の意)党の乱はさらに重大な問題が生じたために見落とされがちではあるが、ソウルその他の都市部においても多数の支持者を得るほど広範に組織された、とても重要な運動だった。
きわめて明確で正当な目標を掲げており、わたしなど最初はその主導者たちを「逆徒」ではなく「武装改革者」と呼びそうになったほどである。この時点において、王権に関してはなんら問題はなかった。
東学党の檄文は国王への忠誠を敬語を用いてあらわし、ついで苦情をきわめて穏健なことばで述べ、つぎのことを忌憚なく主張している。」(232P)
朝鮮宮廷の腐敗した政治、行政の実態
➀朝鮮の官僚は私利私欲のために、民衆を苦しめている悪事についてのニュースや報告をいっさい国王の耳に入れていないこと。
②中央政府大臣、道知事、部守らは国の繁栄にはまったく無関心であり、私腹を肥やすことにばかり一生懸命で、彼らの収奪行為を取り締まるすべはなにもないこと。
③(官僚生活への唯一の道である)科挙試験は贈収賄、取引き、売買の場以外のなにものでもなく、文官としての適性をみるための試験ではもはやないこと。
④官僚たちは急速に累積しっつある国の負債にはわれ関せずであること。彼らは「倣慢で、虚栄心がつよく、姦通にふけり、貪欲である」こと。
⑤地方官職を任ぜられた役人の多くがソウルに住んでいること。そして「平和時には媚びへつらい、有事の際には逃げだして任務にそむく」こと。
そこには改革の必要性がつよく訴えられていた。外国人に対する敵意をあらわしたような箇所はひとつもなく、この檄文が外国人への敵意を念頭において書かれたものとは思えなかった。
東学党の乱の首謀者とその信奉者たちは、当初は旧式の刀と槍でしか武装していなかったものの、政府の武器庫と敗れた政府軍から奪ったライフル銃を所持するようになっていた。
流言輩語が飛びかったが、なかには事実らしいものもあった。それは、国王が東学党鎮圧のために数百人の兵士を送り、その指揮官が途中で三〇〇名の人員を徴兵して武装させた、ところが交戦中にその三〇〇名が「逆徒」に寝返り、政府軍兵士三〇〇名が殺された、そしてその指揮官は行方不明だというものである。
これにつづいて政府軍が数カ所で敗北し、重要地方官数人が免職され、東学軍がソウルに向かってきているといううわさが流れて、緊迫感はいっきに高まり、国王はソウル脱出を覚悟していると巷ではささやかれた。」(232-233P)
ーーーーーーーーーーーーーーーー
★『アジア近現代史復習問題』・福沢諭吉の
「日清戦争開戦論」を読む』(7)
「北朝鮮による金正男暗殺事件をみていると、約120年前の日清戦争の原因がよくわかる」●
東学党の乱の拡大について、社説『速(すみやか)に出兵すべし』、『計画の密ならんよりも、着手の迅速を願う』で福沢一流の文武に通じた鋭い戦略論を展開している。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/23490.html
日中北朝鮮150年戦争史(16)日清戦争の発端ー日本最強の陸奥宗光の外交力⑨甲午農民戦争(東学党の乱)はなぜ起こったのか。『閔族一派専横の時代』の内政の腐敗、紊乱、貪官汚吏の収賄,苛斂誅求に対する百姓一揆だった。
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/18578.html
関連記事
-
-
米大統領選挙直前情報(日本時間11/8pm2)ー『クリントン氏勝利の確率は91% CNNの「予測市場」』●『米大統領選、行方占う東岸注目州の投票終了時間は 早期の開票結果、その後の展開のカギに』●『 米大統領選に見いだす一筋の光明 分裂を広げた今年の選挙が無駄にならない理由とは』●『コラム:「ヒラリー大統領」が日本に求めること=熊野英生氏』◎『米大統領選後も円高終わらず、試金石は1ドル=100円の「堅さ」』◎『米大統領選の手引き:投資家は確信持てず-投開票まであと1日』
米大統領選挙直前情報(日本時間11/8pm2) クリントン氏勝利の確率は91% …
-
-
速報(248)『4号機・燃料棒取り出し困難さ「空中に釣り上げたら周辺の人達が死んでしまう被曝」小出裕章」3本
速報(248)『日本のメルトダウン』 ◎『「2月20日 4号機・燃料棒 …
-
-
日本戦争外交史の研究』/ 『世界史の中の日露戦争カウントダウン㊳/『開戦2週間前の『英ノース・チャイナ・ヘラルド』の報道『日本が決意しているのは,中国と朝鮮との 独立と保全の維持なのだ。この点で,日本は英米の支持を 受けている』★『外交面で,日本はロシアを完全に負かしてきた。合衆国の40年にわたるロシアへの友情は.全く消えうせてしまった』
日本戦争外交史の研究』/ 『世界史の中の日露戦争カウントダウン㊳』/『開 …
-
-
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑦』ー『最悪のシナリオから考えるー汚染水の処理策はどこに』
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑦』 『最悪のシナリオから考えるー汚染 …
-
-
★10 『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(177)』2016/5『ポーランド・ワルシャワ途中下車③ 『世界遺産の旧市街』ナチスにより徹底的に破壊された市街は市民により丹念に復元され世界遺産となった➂
★10 『F国際ビジネスマンのワールド・ カメラ・ウオッチ(177)』 20 …
-
-
『 地球の未来/世界の明日はどうなるー『2018年、米朝戦争はあるのか』④『米国内情勢―ロシアゲート事件、米アラバマ州の上院補選で 共和党敗北、中間選挙(11月)の行方はどうなる・・』
『2018年、米朝戦争はあるのか』④ 米国内情勢―ロシアゲート事件、米アラバマ州 …
-
-
日本の〝怪物″杉山茂丸(すぎやま・しげまる)(一八六四~一九三五)
1 日本の〝怪物″杉山茂丸(すぎやま・しげまる)(一八六四~一九三五 …
-
-
記事再録/知的巨人たちの百歳学(126) <カルピス創業者・三島海雲(96歳)の健康法> ①『必要な金はどこからか自然に湧いて来る ②一に散歩、二に日光浴、三に食養生。 ③早朝散歩と日光浴を毎日欠かさず実行。
2012年8月8日 /百歳学入門(44)   …
-
-
競技場問題その他、問題山積みの東京オリンピック担当大臣・ 遠藤利明氏の日本記者クラブでの記者会見動画(7/24)(90分)
競技場問題その他、問題山積みの東京オリンピック・パラリンピック担当 …
-
-
日本の最先端技術「見える化」チャンネル(2019 /2/27)-『日立造船の環境・漁業と共存できる「バージ型基礎構造物による次世代浮体式洋上風力発電システム」のプレゼン』
日本の最先端技術「見える化」チャンネル(2019 /2/27) &n …

