前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

世界/日本リーダーパワー史(909)-米朝首脳会談(6/12日)は「開催されるのか」×「延期になるのか」★『北朝鮮、米朝首脳会談の中止を警告、一方的な核放棄要求に反発』×『 米副大統領、北朝鮮に警告「トランプ氏をなめるな」』

      2018/05/27

米朝首脳会談(6/12日)は「開催されるのか」「延期になるのか」

 

トランプ米大統領対金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談は6月12日にシンガポールで開催すること決まったが、はたして成功するのか、失敗に終わるのか、その成り行きに世界の目が集まっている。

 

「5月10日、トランプ米大統領は6月12日に北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長とシンガポールで会談することを発表した。が5月10日決まりましたね。

板門店とシンガポールが候補地となったが、板門店には「非核化よりも、朝鮮戦争終結に焦点が当たる」など米政権内の強い反対論があり、シンガポールに決定した。

シンガポールは平壌からほぼ5000キロ南、米朝両国にとって中立的な土地、両国大使館もあり、中国との関係も深い。これまで何度か米北の非公式協議の舞台にもなっており、島なので警備しやすいなどが理由です」。

「シンガポール決定前日には金委員長が拘束していた米国人3人を開放して首脳会談への障害の一つを取り除いた。トランプ大統領は10日早朝にワシントンに帰着し元人質たちを出迎え、「解放に応じた金委員長に感謝する」と歓迎を表明し、記者団に「日本、韓国、中国、みんなにとって重要な大成功をおさめるだろう」と首脳会談成功をアピールした。トランプお得意のショウマンシップを発揮したもので、1ヵ月後に迫った首脳会談が見ものです」

ーーーーーーーーーーーーーー

ところが、開催をめぐって、北朝鮮と米国の外交バトルは
一層火花を散らしている。

 

トランプ氏、米朝会談見送りの可能性言及
https://mainichi.jp/articles/20180523/k00/00m/030/196000c

トランプ米大統領と韓国の文在寅大統領は5月22日、ホワイトハウスで会談、トランプ氏は「(6月12日)の会談が開催されれば素晴らしいものになるが、開催されなくても構わない」と述べ、会談見送りの可能性に言及した。

また、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長について「真剣だが、米国が求める条件が満たされなければ会談は開かれない。最近の北朝鮮の態度硬化は中国の影響だ」と不満を示した。

このいきさつはこうだ。

超タカ派のボルトン氏は先月、北朝鮮の非核化に「リビア方式」を適用すべきだと示唆した点だ。2003年に当時のカダフィ政権が大量破壊兵器の開発放棄を約束し、国際機関の査察を受け入れた後、政権が崩壊したために、同じ運命になるのではと北朝鮮の反発している。

このため、ボルトン大統領補佐官を名指しして攻撃、米国が一方的な核兵器の放棄を要求し続けるなら、来月12日に予定されている米朝首脳会談を中止する意向だと明らかにした。

北朝鮮、米朝首脳会談の中止を警告 一方的な核放棄要求に反発
http://www.bbc.com/japanese/44134801

 

米国は「北朝鮮の首脳会談中止を示唆」を「予想していた」(サンダース大統領報道官)と冷静に受け止めて、以下のペンス副大統領、トランプの発言となったのです。

 

米副大統領、北朝鮮に警告「トランプ氏をなめるな」
https://www.sankei.com/world/news/180522/wor1805220012-n1.html

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『オンライン現代史講座/『日本が世界に先駆けて『奴隷解放』に取り組んで勝利したマリア・ルス号事件(明治5年7月)を指揮した」『150年前の日本と中国―副島種臣外務卿のインテリジェンス』

      2019/04/08日本リーダーパワー …

人気リクエスト再録『百歳学入門』(233) -『昭和の傑僧、山本玄峰(95歳)の一喝!➀」★『法に深切、人に親切、自身には辛節であれ』★『「正法(しょうほう)興るとき国栄え、正法廃るとき国滅ぶ」「葬儀は絶対に行なわざること」(遺書)

    2012/06/01  記事再録 百歳学入 …

no image
★<提言>『教育改革に①「英語の第2国語化」②「プログラミング」③「世界旅行【海外体験)を取り入れる』

教育改革に「英語の第2国語化」「プログラミング」「世界旅行』 「教育無償化」の論 …

no image
日本メルトダウン脱出法(886)『世界中の中央銀行は「巨大」になりすぎている 、独善的になって暴走すると金融危機の再来も』●『国民への「バラマキ」をフェアかつ有効に行う方法はあるか?』●『「日本流おもてなし」は外国人観光客に本当に好評か』●『中国バブル崩壊は「必ず起こる」中国の著名大学教授が主張』●『企業経営:「弱小レスター」優勝の教訓 (英エコノミスト誌)』

 日本メルトダウン脱出法(887) 世界中の中央銀行は「巨大」になりすぎている …

no image
『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』⑥-『朝鮮の各国との通商こそ,国土保全の所以である(上)』(1882/12)

  『中国紙『申報』からみた『日中韓150年戦争史』 日中韓のパーセプ …

『Z世代のための最強の日本リーダーシップ研究講座(42)』★『金子サムライ外交官は刀を持たず『舌先3寸のスピーチ、リベート決戦」に単身、米国に乗り込んだ』

  『金子サムライ外交官は『スピーチ、リベート決戦」に単身、渡米す。 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(80)記事再録/ ★『日本の〝怪物″実業家・金子直吉―鈴木商店を日本一の商社にした』★『当時、鈴木商店の倒産は世界三大倒産の一つといわれた』「もし、金子が米国で生まれていたならば、 カーネギー、ロックフェラーと並んで偉大な事業家として成功していたであろう。二人 には科学的な頭脳はなかったが、金子は持っており、無から有を作る事業家であっ た』

    2009/02/10 &nbsp …

no image
1954(昭和29)年とはどんな時代だったのか-<大疑獄事件で幕を閉じた吉田長期政権(昭和29年)>

                                         …

no image
『中国紙『申報』などからみた『日中韓150年戦争史』㊹日清戦争勃発1ヵ月前の『ノ-ス・チャイナ・ヘラルド』『申報』の報道」

  『中国紙『申報』などからみた『日中韓150年戦争史』 日中韓のパー …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(250)/『2020年元旦/保釈中の日産自動車元会長のカルロス・ゴーン被告の前代未聞のレバノンへの国外脱出劇 』★『現代版モンテクリスト伯の<ガラパゴスジャパン>への復讐計画が始まるのか①』

           前坂 俊之(ジャーナリスト) 2020年の元旦の …