前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 日本メルトダウン(1068)>★『北朝鮮の暴発はあるのか』第2次朝鮮戦争勃発の危機が高まる!?(7月ー8/25日までの経過)

      2017/08/29

★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』

< 日本メルトダウン(1068)>

 

「北朝鮮は7月28日、今月2度目となるICBM発射実験を実施したが、トランプ大統領は早速、ツイッターで「中国には非常に失望している。我が国の過去の愚かな指導者たちは、貿易で彼らに年間何千億ドルも儲けさせたのに。

彼らはただ対話するだけで、北朝鮮に関して我々のために何一つやっていない。」と投稿し、苛立ちをあらわにした。これを受けて、30日にはヘイリー国連大使が「対話の時は終わった。

中国はこの重大な一歩を踏み出す最終的な意思があるのかどうかを決断しなければならない」と、中国に圧力をかけて次の一手をうながしました。」

「これは4月のトランプ対習近平の米中首脳会談で、中国の為替操作国指定を棚上げする代わりに北朝鮮に核、ミサイル開発をやめさせるように中国に圧力をかけた。

7月中旬の100日間の期限付きで、結果を出せという取引でした。ところが、北朝鮮の暴発が一層エスカレートしたため、トランプ氏は怒ってさらなる圧力を中国にかけたのです。オバマの話し合いの失敗のテツを踏まない措置です」 

「5年に1度の中国共産党大会を秋に控え、権力闘争の最中の習近平は、北朝鮮を刺激したくない。中国としては、最も効果的な対北制裁は北朝鮮が90%以上を中国に頼る原油・石油製品の禁輸措置だが、それをやれば北朝鮮がなにをやるかわかられない。

中国側は、北朝鮮からの石炭の輸入停止などを行えば、トランプは文句を言わないだろう」と甘く見た。

一方のトランプ氏も「習近平と個人的に良好な関係を築いたことで、習は北朝鮮に圧力をかけるだろうと甘くみた」。いずれも両国のボタンの掛け違いとパーセプションギャップ(思い違い)です。』

「結局、8月5日に国連安全保障理事会は北朝鮮からの石炭や海産物の輸出を全面禁止し、外貨収入源を大幅に規制する米作成の制裁決議を中国もロシアも賛成し全会一致で採択しました。

決議は、(1)石炭(2)鉄・鉄鉱石(3)鉛・鉛鉱石(4)海産物-の北朝鮮の主要輸出品を例外なく禁止するというもの。これが完全実施されれば北朝鮮の年間輸出収入の3分の1に相当する10億ドル(約1100億円)がカットされる。トランプ氏はツイッターで『北朝鮮に対する最大の経済制裁だ。中国とロシアに感謝する』と自画自賛した」

「これはトランプの国際社会による対北朝鮮包囲網の構築に向けて一定の前進と言えますが、中国からの石油輸出の完全禁止措置は取られていません。いわば寸止めの決議です。中国の王毅外相はこれについて『中断している6ヵ国協議に北朝鮮を呼び戻すための措置だ』と述べてた。

アメリカも一方で、ムチとアメで『話し合いで解決したい、核を放棄すれば体制打倒までは考えていない』と柔軟姿勢で、北朝鮮を揺さぶっている。果たして、どちらに転ぶのか」

「結局、秋の中国の共産党大会まで休戦の先延ばしということでしょう。トランプも夏休みに入りましたし、それまでは水面下の駆け引き、話し合いが続くでしょう。

しかし、ここでまた、北朝鮮、中国側の引き延ばし時間稼ぎの戦術にまたうまく引っかかったなとも思いますよ(苦笑)」

「北朝鮮の高笑いが聞こえてくるようですね。北朝鮮にとって原油は生命線ですが、中国からエネルギー輸出入がなくなっても、ロシアと急速に接近して、ロシアのエネルギーに頼ろうとしています。

2016年に74万ドルだったロシアの対北朝鮮石油輸出額は2017年の14月だけでその3倍に急増しているのです。中国がだめならロシアに接近し、ロシアも中国との対抗上、北朝鮮カードを有効に使っている。

北朝鮮も日米などの経済制裁への対抗手段と同時に、中国牽制のカードにもつかえるし、したたかな外交戦略ですね」

 

北朝鮮はICBMに搭載可能な小型核弾頭に成功

(米国防情報局)08/09 

「北朝鮮の再三のミサイル発射実験を実施しているが、開発スピードがアップしていることは間違いありませんね。

米国防情報局(DIA)によると、北朝鮮はICBMに搭載可能な小型核弾頭の生産に成功したと見ています。これまでは数年かかるとみられていたが、すでにICBM級を含む弾道ミサイル向けの核兵器を製造しており、来年末までには完成する、北朝鮮が保有する核弾頭は従来の推定よりも多い最大60発に達している。

そのために、北朝鮮は核弾頭の小型化や、米本土を射程に収めるICBMの開発に成功したと声高に宣伝を繰り返しているのです。

ただし、ICBMの実戦配備に必要な弾頭部の大気圏再突入技術の開発に成功したかどうかは不透明だが、多くの専門家が来年末までにこの技術を獲得する可能性があるとみているのです」

「8月8日、政府は2017年版の防衛白書を発表しましたが、北朝鮮の核・ミサイル開発について「新たな段階の脅威となった」と明記した。

16年版で「地域・国際社会の安全に対する重大かつ差し迫った脅威」、17年版では「不安定要因はより深刻化している」だったので脅威、危険レベルを一段とアップした。

『これは国際ジャーナリスト・古森義久氏の『北朝鮮のミサイル実験、写真に隠された恐るべき事実』

ですが、7月4日の北朝鮮のICBM発射実験は、日本領海への攻撃を試みた可能性が高いと米国専門家グループは見ている。

金正恩委員長が双眼鏡でミサイル発射を見守る様子の写真のデスクに置かれた地図を分析したところ、弾道の終着地点が日本の領海内になっていたことがわかった。」

北朝鮮、短距離ミサイル発射の狙いとは?

「先軍節」にあわせて国威発揚の狙いも

http://toyokeizai.net/articles/-/186088

 

 - 人物研究, 戦争報道, 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
日本リーダーパワー史(693)『中国/朝鮮行動学のルーツ⑧』中国紙「申報」の論説から日中韓150年戦争史の原因を読み解く(連載70回)ー第11回から20回までー「朝鮮」での反日暴動「壬午事変」(1882)「甲申事件」(1884)をめぐる『英タイムズ」「チャイナヘラルド」『申報」の報道、論評②

  日本リーダーパワー史(693) 『中国/朝鮮行動学のルーツ⑧』中国 …

 日本リーダーパワー史(794)ー 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス』⑪『ロシアのクロパトキン陸相が敵前視察に来日した影響』●『 恐露病とクロパトキン来日疑惑が日本側に疑心暗鬼を生んで露探事件が起きた』

 日本リーダーパワー史(794)ー 「日清、日露戦争に勝利」 した明治人のリーダ …

no image
『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉑『開戦3ゕ月前の「英ノース・チャイナ・ヘラルド」の報道』★『ロシアは詐欺の常習犯だと思われていても,それを少しも恥じる様子はない。』●『日本は,ロシアの侵略の犠牲者はほかにもたくさんいるのに,なぜ自分だけがロシアの侵略を食い止めるために孤立無援で戦わなければならないのか.と時おり疑問に思うことだろう。』

 『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』㉑ 『開戦3ゕ月前の「英ノー …

no image
日本メルトダウンの脱出法(540)●「異文化でリーダーシップを執る日本人の育成は喫緊課題」『日本を「丸腰」にさせたがっている護憲派」

     日本メルトダウンの脱 …

no image
日本リーダーパワー史(835)(人気記事再録)『明治維新150年』★『日露戦争勝利の秘密、ルーズベルト米大統領をいかに説得したかー 金子堅太郎の最強のインテジェンス(intelligence )⑦』★『日本軍はなぜ強いのかー武士道に根源あり』★『正義の主張も腕力の裏付けなくしては貫徹できない』◎『日本海海戦勝利に狂喜した大統領は「万才!」と 漢字でかいた祝賀文を金子に送る』

<日本最強の外交官・金子堅太郎⑦>  ―「坂の上の雲の真実」ー 『日本軍はなぜ強 …

no image
中国の沙漠をよみがえらせた奇跡の男・遠山正瑛

世界が尊敬した日本人(50)   中国の沙漠をよみがえらせた奇跡の男・ …

no image
★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー, リスク管理 ,インテリジェンス(53)『宇都宮太郎の大アジア主義思想④』★『朝鮮軍司令官時代に、三・一独立運動での強硬弾圧を拒否、大衆運動に対する実弾の発砲を禁止した』

 ★『明治裏面史』/ 『日清、日露戦争に勝利した 明治人のリーダーパワー,  リ …

no image
日本リーダーパワー史(217)<『外国新聞』が報道した「日本海海戦勝利」④ライバルとしての日本人の登場!?

日本リーダーパワー史(217)   <『外国新聞』が報道した「日本海海 …

「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じというニュース⑧」『開戦1ゕ月前の「独フランクフルター・ツワイトゥング」の報道』ー「ドイツの日露戦争の見方』★『『ヨーロッパ列強のダブルスタンダードー自国のアジアでの利権(植民地の権益)に関係なければ、他国の戦争には関与せず』★『フランスは80年代の中東に,中国に対する軍事行動を公式の宣戦布告なしで行ったし,ヨーロッパのすべての列強は,3年前,中国の首都北京を占領したとき(北支事変)に,一緒に同じことをしてきた』』

2017/01/09  / 『日本戦争外交史の研究』記事再録 …

no image
知的巨人の百歳学(124)ー『天才老人・禅の達人の鈴木大拙(95歳』-『長寿の口癖は「わしは死神と競走で仕事をする」★『死を恐れるのは仕事を持たないからだ。ライフワークに没頭し続ければ死など考えるヒマがない。死が追ってくるより先へ先へと仕事を続ければよいのじゃ』

知的巨人の百歳学(124)  『天才老人・禅の達人の鈴木大拙(95歳) …