★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』< 世界、日本メルトダウン(1043)>『朝鮮半島クライシス』ーここまで、事態を悪化させた中国の「トリプルスタンダード」★『「北朝鮮危機」はあざとい猿芝居だ! 日米朝「形だけ」の演出 軍事のプロなら一目でわかる』●『北朝鮮・金正恩体制が制裁にビクともしない理由』
2017/05/11
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』
< 世界、日本メルトダウン(1043)>
ここまで、事態を悪化させた中国の「トリプルスタンダード」
(A)『国連安全保障理事会の北朝鮮制裁委員会専門家パネルが最近公表した報告書』によると、中国は国連安保理で北朝鮮への制裁決議に次々と賛成しながら、制裁措置を積極的に実施せず、かげで着実に制裁実施の引き延ばしを図っていることが暴露されています。
例えば、昨年3月の安保理制裁決議での北朝鮮の石炭輸出の原則禁止に対し、中国は「民生目的」という例外規定を利用して取引を続行するなど、安保理の制裁は事実上、骨抜きにした。
昨年2月7日に発射された弾道ミサイル部品は12年12月に発射されたミサイルの英国製圧力電送器と、同じモデルが使用されていた。12年時点で台湾の中間業者が北朝鮮に納入していたが、16年時点では北京に本社を置く中国の業者から購入した。
このように中国の北朝鮮救済網の大元締めは、パン・システムズなどのフロント企業を運営する北朝鮮の国防委員会偵察総局(スパイ、謀略の元締め)で、手口が高度化した結果、制裁逃れの規模と範囲、巧妙さが増しているのです」
(A)「また、中国の金融機関の闇ネットワークが北朝鮮の制裁逃れを助けて、安保理決議の制裁対象となっている北朝鮮の大同信用銀行(DCB)は中国の大連、丹東、藩陽で、今でも営業を継続している。中国側が同行の支配権を確立した」
(C)「確かにその通りなのでしょうが、中国側の主張にも一理ありますよ。習近平は金正恩をきらっており、首脳会談も拒否している。かつての中北同盟は空文化しており、北朝鮮への実質的な影響力も低下して、金正恩の跳ね上がりに、中国側が手を焼いているのも事実です。
北の核開発基地は中国と160キロしか離れていない。中国が受ける被害がどれだけ大きいか分かることだ。中国は対話で何とか平和裏に解決しようとしているが、アメリカがTHAADを配備したことで、中露に宣戦布告しのたも同然だ。第2次朝鮮戦争になれば、韓国、日本へも甚大な犠牲と被害をもたらすーと警告するのです」
では、トランプのブラフ外交の内幕は
(B)「カール・ビンソンの米空母群が北朝鮮海域に進出してブラフをかけているが、メディアが大騒ぎしたが、結局、米北のプロパガンダ、謀略合戦に見事にだまされた格好だね」
(A)「国家安全保障会議(NSC)は北朝鮮の体制転換をめざし、金正恩と核・ミサイル開発計画に責任を持つ高官の殺害や、戦術核の再配備先など「斬首作戦」を具体的に検討したことは事実です。これが即座にメディアで流された」
「ワシントンに最も詳しい国際ジャーナリスト・古森義久氏(元サンケイ新聞ワシントン支局長)によると、「北朝鮮の核兵器や長距離弾道ミサイルを破壊するための、これまでとは違った「予防攻撃(Preemptive attack / strike)」とを検討したのです。http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/49645」
(A)「これは北朝鮮の核やミサイルの施設のみに絞って限定的に攻撃した場合は、北朝鮮は全面的な反撃には出ないと予測した『限定抑止戦略』です。ミサイルや有人無人の航空機によってピンポイントに破壊する。これで核弾頭装備の長距離弾道ミサイル完成の時期を遅らせたり脅威をかなり阻止できるとみたのです。」
(C)「ただし、それは大変、危険なかけで、韓国も日本も同意しないでしょう。ミサイルがわずか2,30分で届く日本、さらに近い韓国の被害は莫大で武力衝突になれば絶対に防ぐことはできない。
たとえ、米国が狙う『斬首作戦』が成功したとしても、難民の問題がある。中東の独裁者を倒して、そのままうまく次の政権に収まった例は、歴史上でみても日本敗戦以外にはないしね、米国もイラク戦争に勝利してもその後の大混乱で収拾困難になったケースを忘れていない。
北朝鮮や中国はその点で米国の武力攻撃はブラフ化、本気か、半信半疑だったのです」。
(B)「米国が攻撃するには韓国の同意が必要なので大変難しい。1994年の北朝鮮核危機の際、クリントン米政権(当時)は北朝鮮・寧辺(ニョンピョン)の核施没を爆撃する計画を秘密裏に進めたが、民間人の死傷者が少なくとも100万人にのぼるとして、やめた。核兵器が使われればソウル市民125万人が死亡するという恐ろしい数字が出た。
トランプもそこはちゃんと計算している。」
「北朝鮮危機」はあざとい猿芝居だ! 日米朝「形だけ」の演出 軍事のプロなら一目でわかる
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51641
北朝鮮・金正恩体制が制裁にビクともしない理由
http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20170404-OYT8T50007.html?page_no=3&from=yartcl_page
北朝鮮への攻撃で韓国も焦土に?トランプが動けない深刻な理由
http://www.mag2.com/p/news/246381
関連記事
-
日本リーダーパワー史(636)日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(29) 『川上操六の日清戦争インテリジェンス② 『広島大本営」設置と「ワンボイス」で陸海軍を指揮したリーダーシップと決断力「山県有朋を解任」
日本リーダーパワー史(636) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(29) …
-
日本敗戦史(49)マスコミ人のA級戦犯指定・徳富蘇峰が語る『なぜ日本は敗れたのか』①
日本敗戦史(49) マスコミ人のA級戦犯指定の徳富蘇峰が語る 『なぜに日本は敗れ …
-
日本リーダーパワー史(364)山県有朋、児玉源太郎の原典伝記を読んで『日露戦争』を当事者の苦悩とともに学ぶ
日本リーダーパワー史(364) 明治のトップリーダーは国難とどう戦ったのかー 山 …
-
<まとめ>『日清戦争』『日露戦争』の国家戦略を立案、実行した名参謀総長・川上操六の<最強のリーダーシップ>の研究
<まとめ>川上操六について 『日清戦争』『日露戦争』の国家戦略を立案、 実行 …
-
『リーダーシップの日本近現代史]』(27)-記事再録/野球の神様・川上哲治の『V9常勝の秘訣』とはー「窮して変じ、変じて通ず」(野球の神様・川上哲治の『常勝の秘訣』とは) ①「窮して変じ、変じて通ず」 ②スランプはしめたと思え ③「むだ打ちをなくせ」 ④ダメのダメ、さらにダメを押せ
2011/05/20/ 日本リーダーパワー史( …
-
日本リーダーパワー史(589)『陸軍工兵の父』上原勇作陸軍大臣の誕生と上原閥の形成ー明治の山県閥、大正の上原閥が陸軍を壟断(ろうだん)し、昭和陸軍の暴走の要因ともなった。
日本リーダーパワー史(589) 『陸軍工兵の父と言われる』-上原勇作陸軍大臣の …
-
『ジョーク日本史・禅語の笑いはお腹のジョギング』★ 『一休さんは頓知の名人で不老長寿『一笑一若・一怒一老』
ジョーク日本史・禅語の笑いはお腹のジョギング 一休さんは頓知の名人で不老長寿 …
-
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(160)』ー『発行部数を「水増し」してきた朝日新聞、激震! 業界「最大のタブー」についに公取のメス』●『米大統領、5月サミット後の広島訪問を検討 』●『李首相も反旗?習主席がおびえるシナリオ「経済政変」 (金子秀敏) 』●『コラム:円高で懸念される外国人訪日客数、3兆円消費に影響も」
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(160)』 発 …