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日本リーダーパワー史(38) 『ニューヨーク・タイムズ』がみた明治のトップリーダー・伊藤博文の英語力、対外発信力とは

   

日本リーダーパワー史(38)
『ニューヨーク・タイムズ』がみた明治のトップリーダー・伊藤博文
見習えー伊藤博文の国際情報発信力
 
                             前坂 俊之
                           (静岡県立大学名誉教授)
 1896(明治29)年7月20日の「ニューヨーク・タイムズ」の全文ロンドン・ニュース紙東京通信>
 
 1896(明治29)年7月20日の「ニューヨーク・タイムズ」の34頁は全面つぶして伊藤博文が英語で答えたインタビューが掲載されている。
明治29年と言うと日清戦争(明治27年)に終わった約1年後であり、アジアにおける新興国日本の地位は一躍トップに躍り出て、世界から注目を浴びた。その日本のトップリーダーは伊藤であると、欧米のメディアは一致して認めており、伊藤も積極的に欧米メディアに登場して、その得意の英語力とコミュニケーション能力を発揮して、日本の立場、日本人の思想について説明している。
国際競争の中で、明治の発展を先頭に立って引っ張っていったのは伊藤の外交力、対外情報発信力が大きい。伊藤については日本の歴史学者の評価は低いが、世界が日本をどうみていたか、日本側でだれが世界に向けけて日本を代表して説明していたのかということを考えた場合、伊藤の評価は大きく変わるはずである。
 
日本の歴代政治家で伊藤以上に外交力、国際情報発信力をもった『世界的な政治家』はいないのが、日本の悲劇であり、これは現在にも続いており、さらなる悲劇に見舞われつつある。国家破産・国難に遭遇している日本の、しかも国益を論ずるべき国会で、一政治家の金もらった、もらわないなどとの日本的なミクロな問題で政治家もマスコミも沈没、滅亡中の危機の大問題はそっちのけで、大騒ぎバカ騒ぎの最中である。
議題設定能力(アジェンダセッティング)を見失ったメディアも政治家も国民も「(国家破産)一度あることは2度ある」「バカは死んでも治らない」の二の舞を踏んでいるんだよ。伊藤の説明能力に学べ。
 
伊藤侯爵,日本を語る
 
アメリカとヨーロッパのもたらした変化国民性の放棄ではなく国民性回復の努力-かつての招嘱された教師による過度のイギリス化-自由思想の風潮を後悔せず-国を脅かした新しい女性-戦争の利益と日本の将来(見出し)
 
「現在の日本があるのは,他のだれにも増して伊藤侯爵のおかげだ。彼は東洋で最も非凡な人物だ。日本は昨日まで中世の封建国家だったが,今日では水道と鉄道と電灯の国だ。
30年前はほとんど知られざる神秘とロマンスの国だったが,今ではいくつかの面で世界で最も堅実で最も現代的な国だ。
これらすべてが,この人物の並外れた才能、偉大な統治能力倦(う)むことのない活動に多くを負っている。私は天皇の都にある官邸で下記の会話を彼と交わした。
 彼は小柄で背が低く,顔つきは穏やかで言葉を選びながらゆっくり英語を話す。質素なフロック・コートを着ていつも葉巻をロにくわえている。
一見しただけでは、日本のこの首相が大帝国で君主に次ぐ地位にある人物とは思えない。だがそれが事実なのだ。ここで指摘するのも場違いではないだろうが,この地位を彼が自らかち得て何年も保っているのは,今述べたような性格だからというよりも,おそらく妥協の能力があり,ときには巧妙な無為に陥るせいだろう。
彼は決断と俊巡の驚くべき組合せだが,絶好の潮時をめったに逃さない男だ。まず彼は若いころの話を少し私に誇り、ヨーロッパの立憲政治を綿密に研究するために1度ならずイギリスとドイツへ出かけたことや、最初の旅から帰ると直ちに王政復古の大事業に参加したことを語った。
 
また,大君制度と中世封建制度を最終的に廃止する際に果たした彼の非常に重要な役割,現在の陸海軍を創設したこと,条約改正を最初に試みたこと,薩摩の大反乱,現在の憲法の起草,完全に彼の統率下にあった最近の大戦争で果たした役割について語った。また「旧友の李鴻章が奇妙な策を弄して,私には認めることも受け入れることすらできない全く非公式な使節を派遣して講和を結ぼうとした」いきさつを笑いながら語った。
 
次に話題は,近代日本の現状の検討に移った。
 「われわれは台湾のような外国を統治するという,日本にとって全く初めての事業に乗り出そうとしています」と彼は言った。「この面ではイギリス人が世界をリードしています。あなた方は,能力よりも人格でインドを支配していることがお分かりですか。イギリス人の個々の性格は,今日のインドを支配する最強の力です。日本人には能力があると私は期待していますが、わが国民性の軽率さは全く疑いようがなく,これはわれわれの短所ではないかと思うこともままあります。しかし,過去30年間のできごとは,わが国民性に偉大な意志と不屈の魂があることを十分に立証しました」
 
「では.閣下が核心に触れましたので,これを引き取って,国民性が国家体制の西洋化にどの程度影響されたかお尋ねしてもよろしいでしょうか」
 
「もちろんです」と彼は答えた。「しかし同時に,われわれが全く西洋化されつつあるという考えは捨てていただきたいのです。われわれはたぶん発展しているのでしょぅが,それは古いわが文明の方向に沿ったものに過ぎません。われわれはぜひとも歴史的な継続性を保とうとしています。愛国心がとても旺盛なので,国民性の放棄など思いもよらないのです。
 われわれは決して西洋文明を全身全霊であがめているわけではありません。この文明が生身のヨーロッパ人を伴わずに抽象的なエッセンスだけ輸入されていたら,その結果,確かに国民精神は弱まったでしょうが,実際は特定の階級のヨーロッパ人と接触したので,われわれは彼らの文明をそんなに尊敬していません。そうでなかったら,もっと尊敬したくなったでしょうが。あなたがたの派遣した宣教師は,日本人はとても不道徳だと告げました。そうかもしれません。しかし,ここで暮らしているイギリス商人の多くの生活はどうですか。わが国を訪れるイギリス人旅行者はどうですか。私には断言できますが,清らかに生活している日本人は彼らの生活ぶりに心から憤慨しています。
 
 完全なヨーロッパ化をためらうもう1つの理由は.ヨーロッパと直接接触して,海外諸国の相互関係がもっとはっきり分かり,これらの国が互いのど元をかっ切ろうと武装しているのを知って,あなた方の文明すら欠点だらけだと分かったからです。したがって,わが国民性の放棄どころか,これらすべてから教訓を得てわれわれは以前より愛国心を強めました。それにまた、古い日本の最高,最善の面を取り戻そうと躍起になっている強力な反動派が存在します。
 
西洋文明が若い世代に及ぼす影響はご自身でご覧になれますが,実にわずかです。実際に人生の戦いに従事している者たち-私の世代の者たち-こそ,西洋文明に最も決定的な影響を受けているのです。
その例をあげれば,私の秘書のZumob氏に聞けば分かり-ますが,彼は15年か20年はど前に学校に通っていたとき,英語の科目をイギリス人教師に英語で教わりました。ですから,いわばほとんど無意義のうちに彼はヨーロッパ主義の精神に影響されました。しかし今ではイギリス人教師はごくまれにしかいませんから、生徒たちは先祖の8本人の思想と習わしを吸収します。彼らのすぐ先輩は,今述べた奇妙な事情で,それを学び撮なったのです。20年前,われわれはあまりに急ぎ-あまりにあわてて,東洋でヨーロッパの単なる添物になろうとしていました。古い思想へ戻るのは大いに日本のためになります。これは実は日本の国民性の回復です。
-時期われわれは独自性をすっかり失う深刻な危険に直面しました。今.われわれはそのような災いから逃れつつあるところだと私は考えます。
 
今日あなたが出会う国民は,見たところ西洋化されているかもしれません。しかし20年後の国民は,物質面ではやはり進歩していても,先祖の国民性へある程度回帰しているでしょう」
「閣下,いくつかの点では西洋文明はあなた方の国民生活を弱めたに違いありません。その1つは,すべての信仰と儀式の廃止です」と私は言った。
 
 侯爵はおもむろに笑みを浮かべながら答えた。
 
「教養ある大半の日本人は,理性,科学,五感の証明に従って生きる方を好むと私は思ういます。私は.すべての宗教が完全に容認されるようにしましたし,宗教の精神をある程度助長したものです。しかし・宗教それ自体は国家の活動には全く不必要だと考えています。科学は迷信よりもずっとすぐれています。仏敦にせよキリスト教にせよ,迷信でなく,したがって国家を弱める原因となる恐れのない宗教がありますか。わが偉大な新新聞編集集者,校長,そして日本のアーノルド博士である福沢-できたら彼にはぜひお会いになるべきです-が何年か前,ウォーレス氏の『保身擬態理論』をもとに連載記事を書きました。その中で彼は,日本がキリスト教世界の一員になろうとするのならキリスト教を国教に採用しなくてはならない,そのことを日本は理解すべきだと主張しました。私は政治的理由からこの考えにある程度賛成しました。
 
とはいっても私はもっと慎重な多くの人々の意見に同感でした。これらの人々は,宗教や魂の深遠な事柄をもてあそぶと国家の利益にならないと説きました。私は,日本ではぼ行き渡っている自由思憩と無神論の風潮を遺憾に思っていません。これが社会に危険をもた
らす原因とは考えていないからです。人々は教養がある限り道徳を守るでしょう。何世紀にもわたり上流階級の宗教であった神道は,正しく生きれば祈らなくとも神々の加護が得られると常に教えています」
「閣下,あなたの意見はあるイギリス詩人の言葉と一致します。信仰の形式の争いは頑迷な信者に任せておけ正しく生きる者に過ちはあり得ない」
 
「その通りです」と,彼は答えた。
「私はこの問題を公平に見ています。最も熱烈な仏教徒やキリスト教宣教師が私の最大限の好意と支援を得ています。しかし,新しい文明には,以前から非常に気がかりに思っている点が1つあります。儒教で入念に説かれる両親と年長者に対する畏敬と義務という教えを今の世代は失うのではないか,この喪失はついには社会に深刻な危険を及ぼす原因となるのではないかと,大いに危倶しています。わが国の大きな学校では宗教を教えていませんから」
 
 首相のこの発言は明らかに正しい。何よりも嘆かわしく、日本を何気なく訪れた者にすら何より目につくのは.すべての階級の少年や若者があらゆる人々に対してとる態度だ。これほど横柄で,反抗的で.全く憎ったらしい連中は想像もできない。日本の男子の学校や大学では,ごく些細なばかげた理由でストライキ,反抗,ロックアウトがしょっちゅう起きている。これらの学校では人生の驚くべき生活のむだが見られ、秩序と規律を維持する試みはほとんどない。
日本が危険に陥る主な原因,最も暗い将来の見通しは,この国民の若い男子の中にある。彼らに見られるのは,あらゆる宗教の知識の欠如,いやむしろ,あらゆる宗教に対する軽蔑だ。自己抑制も,両親も年長者に対する畏敬の念もなく.最もたちの悪い利己心,無知うぬぼれしかない。
 
だが,ヨーロッパ式の学校は例外だとはっきり述べておこう。これらの学校は教育と規律のいずれも優秀だ。
 「閣下,西洋では永遠の女性問題と呼んでいる事柄に関してですが,新しい女性は日本では知られているのでしょうか」と私は言った。
 閣下は前かがみになり.声を落とした。「ご存じですか。新しい女性は出現しかけたんですよ。私がもっとしぅかりすべきでした。私は日本女性の地位をなんとか向上させたいと思いました。それで皇后と私は学校を開いて,イギリスの淑女を教師に雇いました。しかしうまくいきませんでした。若い淑女は大学の男子のようにとてもがさつで騒々しくなりました。ヨーロッパの踊りを習いましたが,これは,われわれの観念では,女性のつつましさとは全く正反対でした。じきに私の気づいたことですが,女性は古くからの習慣を捨て去ると,どこまで行ったら,いっになったら止まるのか見当もつきません」
 
 日本女性に関連して,私には侯爵にぜひ尋ねたいデリケートな問題があった。「不幸な」とイギリスで呼ばれる種類の女性をかくりして保護する制度が,日本国内いたるところにある。
この制度の実用的な具体化が,都市の中の都市であるあの吉原の巨大な施設だ。これは東京のきわめて嘆かわしくて奇妙な名所であってこれについては『真の日本』(TheRealJapan)の著者が巧みに筆を尽くしている。またその明らかな恩恵や真の恒久的長所については,非国教汎イギリス国教派を問わず日本の一部のキリスト教宣教師が熱烈に語った。
 私はこれを話題にして,侯爵はこれを国家的制度として維持するつもりだったのかと尋ねた。
「ええ。私は進んで廃止しようとはしません」と彼は答えた。「あなた方の宣教師の一部が述べているように.これを廃止する者の肩には大きな責任がかかるでしょう。道徳的に言ってこれはずっとましなのです。これは.イギリスの一部の狂信的な人々が言うような悪徳合法化の制度ではありません。むしろこれは悪徳の規制,制限、統制です。これは悪徳を1か所に制限するので.結果として他のすべての場所と人々は浄化されます。空論にふけるよりも.実際に則した方がましです。
 
 これら7000人の女性を街中に解放したらどうなるか考えてもごらんなさい。現在,人々はわざわざ遠出をしないと不道徳なことができません。ですから大多数の人々は誘惑されません。あそこでは,女性たちに対する配慮が行き届いていて,彼女たちは医者や看護婦が念入りに世話をします。
 
あそこへ入る女性は.貧しい両親や親族を助けたいという気高い願いでそうすることが多いのです。彼女たちはこの生活をやめても、行いがよければ社会に再び受け入れられます。覚えておいていただきたいのです
が,普通の日本女性は,あなた方西洋人がなんと言おうとも,普通のヨ一口ッパ女性と同じく全く身持がよいのです。あなた方の間でごく普通の姦通は,ここではほとんど知られていません」
「全体として,新しい文明と新しい思想は国民生活を益している.国民性を高めているとお考えですか」
「ああ.だれがそう言えますか」と彼はやや悲しげに答えた。
「このすべてがわれわれの利益になるわけではありません。われわれが遭遇している文明は,今失われつつある文明はど立派ではないことにわれわれはすでに気づき始めています。多くの点で,これは個人として,国民としてのわれわれの不満をずっと募らせる傾向があります。これは生活をもっとっらして不愉快にするらしく,生活は以前ほど簡素ではなく.
もっとあわただしく複雑になっています。
単なる生存のための競争はより激しくなりました。しかし結局は国民性を益するはずです。向上すべく努力する国民を,私は信じます。今までのわれわれの生活はあまりに夢見心地でした。今や,われわれは目を開いて.世界の国々の中でのわれわれの位置を見定めるのです」
 
「閣下.戦争はあなた方に何をもたらしましたか。アメリカでは30年前の南北戦争は,ロマンス,歴史,世界の中の地位を国にもたらしましたが」
「われわれにしても同じでしょう」と侯爵は答えた。「おもしろいことに,これは貧しい階級の教育にすでに大きな刺激を与えています。彼らは戦争中に教育の意義を悟りました。彼らの息子や兄弟の中には,すべてのできごとをこと細かく家族へ書き送ることのできた者もいれば,1語も書けなかった者もいました。今ではだれもが懸命に勉強しています。しかし,さらに重大な結果は.われわれが海外情勢をもっと広い視野から見るようになったことです。東洋の政治がヨーロッパの政治と密接に結びっいていることが分かったので,海外情勢がわれわれの強い関心事になっています。
 ヨーロッパが極東をどう見ているかが,わが国にとって夢も重要です。これが,ロシアの最近の干渉の1つの結果です。これによってわれわれは列強のわが国に対する態度と列強相互の態度を研究する重要性を悟りました。ドイツはロシアやフランスと一緒にならないとわれわれは思っていたのですが.間違っていました。もちろん,起きたことは不愉快でしたが,あのような挑戦には応じかねました」。
彼は笑みを浮かべて話を続けた。
 
「いえ,太平洋を支配するための日露同盟について私は一切関知しません。これについてヨーロッパのジャーナリストが盛んに論じてはいますが」
 中国におけるロシアの新しい鉄道についてどう思うか.私は侯爵に聞いた。彼は首を横に振った。
「ロシアは遠い将来,中国を占領するかもしれませんが,もしそうなったらロシアは手がつけられなくなるでしょう。しかし,これはすべてずっと先のことです。わが国は全世界と平和な関係を維持したいと願っています。朝鮮に関してすら攻撃的な政策はとっていません。われわれが望むのはわが国にとって脅威になりそうな海外列強を朝鮮から遠ざけておくことだけです。目下,私は手がいっぱいで,内政の仕事が山積しています。
 
大臣の責任について,最近国会で議論が起きました。現在,われわれは皇帝に対してだけ責任を負います。しかし野党はこう主張します。内閣は国会に対しても責任を負うべきだ.衆議院の過半徴の確固たる反対に直面すれば,結果はイギリスにおける場合と同じで,譲歩するか退陣しなくてはならないと。
われわれの力は貴族院にあります。貴族院は5つの別々の階級で構成されます。第1に投票権のある男子皇族。第2に公爵と侯爵。これは終身の議員で,その息子たちが跡を継ぎます。第3に伯爵,子爵,男爵。この議員は各位の貴族の互選で選ばれ,任期が7年です。
 
第4に勅選議員。彼らは任期が7年で役人と学識者から選ばれ,貴族院の本当の力はこの階層にあります。そして第5に各地方の有力な地主の代表者。彼らも任期が7年です。
私は貴族院の首相なのです。私はこの国の政治を掌握しています。あらゆるできごとに責任を負い,今お話しした近代日本の現状の新しい文明についてすら責任を負います。それでも前に申したように,新しい文明は,今急速に失われつつある文明ほど立派ではありませんから、われわれはゆっくりと進む賢明な策をとるでしょう。
 
さて.ジャパン・デイリー・メール紙の編集者のブリンクリー大尉は多くの日本人よりもよく日本を知っていますが,その彼が言い当てているように,西洋の自我中心主義と東洋の利他主義の融合はたぶん自我の優勢に終わるでしょうし,国家の利己主義は個人の利己主義に劣らず嘆かわしい限りです。そしてきっとあなたは同意されることと患いますが,ほかにいろいろ欠点があるにせよ,国民としての日本人は自己を全く無視して犠牲にするので常に際だっていました。いつまでもこうあってほしいものです!」
 

 - 人物研究

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