前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

日本リーダーパワー史(374)松井秀喜の国民栄誉賞受賞 ー松井選手は日本最強の宮本武蔵なり。その勝負脳を見習え(2)

   

日本リーダーパワー史(374

 

松井選手は日本最強の宮本武蔵なり②

 

<松井秀喜の国民栄誉賞受賞その勝負脳を見習え②>

 

   イチロー、松井、ダルビッシュの活躍こそ『日本の将来像』の手本がある。つまり、世界で活躍できる人材の養成こそ教育の急務であり、日本の未来を開いてくれる。

   三人とも『日本のプロ野球』というドメスティックで閉鎖的な空間から、世界一の舞台にチャレンジして勝負して、その頂点を極めている。ここでは結果、成績には正当な対価が支払われ、成績を残さなければすぐ、クビになるプロフェツショナルな勝負の、極限の世界である。

   日本の政治家も公務員も経済人も結果責任、プロフェッショナルにならなければ成らない。日本社会で最も欠けているのは、本来、プロフェツショナルでなければならない職業人(政治家、公務員、大学人、マスコミ関係者を筆頭に)が、そうでない点である。

 

前坂 俊之(ジャーナリスト)

 

F国際ビジネスマンのコメント>

 

ダルビッシュの活躍、手に汗を握る一人ですが、昨日の活躍を角度を変えて多彩な記事を載せているのは、毎日新聞だけです。ファン心理をよく分かっています。

 

 

http://mainichi.jp/sports/news/m20130403k0000e050205000c.html

 

http://mainichi.jp/feature/news/20120531dde012040079000c2.html

 

 

それにしても、松井秀喜への、当時のトーリ監督、ダルビッシュへのワシントン監督、いずれも選手への眼差しの広く深いこと、実に秀逸です。愛情一杯です

今日のダルビッシュ、痛恨の一球です。

一年間の経験が、これ程までに自信を与えるのですね。   それにしても人生は良くできています。

 

 

http://www.youtube.com/watch?v=huiy3JrZQO0&sns=em

 

 

 

ヤンキース・松井秀喜の<勝負脳>に学べ

 

『MVPを獲得した松井選手は日本最強の宮本武蔵なり』(2009/12/31

                       

 

2009年を振り返って、一番印象に残ったことを書く。

 

松井選手の勝負脳に学べ

 

さて、さていやになる。こうした自民党政策失敗不況から民主党になっても相変わらずぱっとしない、ていたらくの中で、米メジャーリーグのワールドシリーズには胸がスーと、

 

大興奮しました。

 

唯一、日本最強のサムライ、剣士ともいうべき松井選手のワールドシリーズでの大活躍にはしびれたね。0.001秒の居合切り、バットコントロールの決定力、優勝をきめた試合での2階席ぶち込んだ大ホームランの迫力は今年一番印象に残ったばかりか、ワールドシリーズの名勝負のベスト3には入るのでは・・。とにかく松井の勝負脳と決定力に鳩山首相も政治家もビジネスマンも日本人すべてが学ぶべきものじゃね。

 

私は長年の松井の大フアンで、早速、松井の活躍を報じるニューヨークの「全新聞ニューヨークタイムズ」など現地の全新聞を買い集め、ヤンキースのユニホーム、松井のTシャツ、MVPの写真入りのTシャツなども注文してお宝記念として保存したのじゃよ。

 

松井の超人的な活躍について書く。

 

第1戦6-1でフィリーズ勝利、松井1安打

2―6回裏、フィリーズの名投手マルチネスの好投で3番カシアナ、4番A・ロッドが連続三振で倒れたあと、松井は見送ればボールの低めの難しいカーブをすくいあげてライトにホームラン、21と勝ち越して第一戦から続く嫌なムードを断ち切った。この試合は3対1でヤンキースが11敗と対にした。

シリーズの流れを変えた大きな1発だった。

 

3フィリーズの本拠地での試合のため、DH制はなく8回に代打で登場、左翼にホームランをぶち込み8-5で勝利、一発勝負に強い松井の勝負力をみせつけた。

第4戦7-4でヤンキース勝利

第5戦8-6ヤンキース負け、松井代打安打1

 

第6戦(114日)、ニューヨークに帰り、松井は5番DHで出場、ここで再びマルチネス投手と対戦。2回裏、先頭Aロッドが四球、松井は2球目を右観覧席にホームラン性の大ファール、続いて1塁線横に痛烈なファール、これを見ていた私はホームランがでそうな予感、打撃の神様の降臨を松井の眼力にみてビッピーときたが、ツースリーとなった8球目をジャストミート、見事に右翼外野2階席にたたき込む大ホームランとなった。2対1.

思わず背筋がゾクゾクした。決定的な大試合のここぞという場面で最高の結果を出す松井の勝負強さを改めて見た思いだった。

 

3回表、2アウト満塁で再び松井、場内「マツイコール」の大声援。冷静無表情の松井。センター前にクリーンヒット。これで4対1。今度は5回裏、1,2塁で松井はセンターフェンス直撃の2塁打とこの日6打点の獅子奮迅の活躍でこの試合も7対3で勝利し、9年ぶりの優勝を飾った。

松井のバットでもぎとった勝利であり、文句なくMVPに選ばれたのである。

 

 - 人物研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
「国難日本史の歴史復習問題」ー「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、インテリジェンス⑦」◎「ロシアの無法に対し開戦準備を始めた陸軍参謀本部の対応』◎『早期開戦論唱えた外務、陸海軍人のグループ『湖月会』はどうしてできたか。』★『山座円次郎の外交力』

 「国難日本史の歴史復習問題」ー 「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパ …

no image
『W杯サッカー回想録』★『2014年7月/ザックジャパンW杯の完敗の原因とは?」★『「死に至る日本病」(ガラパゴス・ジャパン・システム)であり、日本の政治、経済、スポーツ、社会全般に蔓延する―』★『ストラジティー(戦略)なし。NATO((No Action, Talk Only)「話すばかりで、何も決められない決断しない日本)』

  2014/07/04  日本メルトダ …

『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ回想録④』★「パリ・ぶらぶら散歩/ピカソ美術館編」(5/3日)③ーピカソが愛した女たち《マリ=テレーズ・ワルテル」》

  2015/06/03『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッ …

no image
「日本敗戦史」㊴徳富蘇峰が語る『なぜ日本は敗れたか』⑤「昭和天皇の帝王学とリーダーシップー明治天皇と比較」

『ガラパゴス国家・日本敗戦史』㊴   『来年は太平洋戦争敗戦から70年目―『日本 …

『Z世代のための百歳学入門』★『第253世天台座主・山田恵諦(98歳)の座右銘「勤めは堅く、気は長く、大欲にして心安かれ」★『そのためには、毎日続けてもあきない趣味が人生を楽しくさせる』

  2017/09/29  百歳学入門(182) …

no image
天才経営者列伝①本田宗一郎の名言、烈言、金言ピカイチ『成功は失敗の回数に比例する』★『得手に帆を上けよ』

               2009、08,15 天才経営者列伝①本田宗一郎の …

日本リーダーパワー史(643) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(36)<レーニンは日露戦争で日本を先進的な若い力と高く評価し旅順陥落を絶賛した▶「ヨーロッパ諸新聞が全部あげて、難攻不落の折り紙を つけた旅順港要塞を、ちっぽけな、今まで誰からも 馬鹿にされていた日本が、わずか8ヵ月で攻略してしまった」

  日本リーダーパワー史(643) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(36)  …

『オンライン講座/日本興亡史の研究 ㉑』★『日本の政治家で最も少ないグローバルな戦略をもった経済政治家の先駆者(三井物産中興の祖・同上海支店長)―山本条太郎①』『三井物産上海支店長時代でロシア情報を収集し、日本海海戦でバルチック艦隊を偵察・発見させた。その後、政治家となった山本条太郎の活躍がなければ日本海海戦の勝利はなかった』

2011/12/14 日本リーダーパワー史(223)記事再録  前坂俊之(ジャー …

『人気記事リクエスト再録』ー『ストーカー、不倫、恋愛砂漠、純愛の消えた国日本におくる史上最高のラブストーリー』★『結婚とは死にまでいたる恋愛の完成である』「女性学」を切り開いた高群逸枝夫妻の『純愛物語』

逗子なぎさ橋珈琲テラス通信(2025/11/02am1100)   2 …

「Z世代のための生成AIをはるかに超えた『世界の知の極限値』・南方熊楠先生の書斎訪問記(酒井潔著)はびつくり話③』★『先生は本年65歳。数年前より酒を廃して養生に心がけ、90歳まで生きて思うよう仕事を完成して、「死んだら頭の先から爪の先まで売り払って乞食にいっぱ飲ましてやる」と豪語された。』

2015/05/01  記事再録編集 <以下は酒井潔著の個人 …