前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報⑨『日本のメルトダウン』(3・11)を食い止めるぞ!15日目ーー世界はどう報道しているか

   

 

 
                           前坂 俊之(ジャーナリスト)

                      325日午後5時までの状況 

 
●3・11から2週間。予断を許さない状態と言われながら、福島原発でいったい何が起こったのか、
そのあたりの知りたい情報がマスコミからは一向に出てきません。
今回の 原発事故を昨年の『原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島』 2010.8
(ダイヤモンド社)で予見した広瀬隆さんのインタビュービデオ(ユーチューブ2本)

http://www.youtube.com/watch?v=MiYz6dxfw7E
http://www.youtube.com/watch?v=ovv2__vc-Nk

を見てください。大変参考になる。

 
●『産経MNSニュース』(2011.3.24 18:42<center><font size="3"><strong>
『NYタイムズ「海水が冷却妨げる恐れ」』</strong></font></center>

「CNN」(2011.03.25 Fri posted at: 12:32 JST)
『3号機の作業難航、作業員被ばくの水 放射性濃度は通常の1万倍
「福島第一原子力発電所の3号機で被曝(ひばく)した作業員3人がふれた水の放射能濃度は通常の1万倍にあたることが経済産業省原子力安全・保安院が25日に明らかにした。
3人は24日、3号機のタービン建屋内でケーブル敷設作業中にこの水に足がふれ被曝した。作業員2人が病院に搬送された。
保安院は、高い濃度が検出されたことは3号機内の燃料が破損していることを示唆していると説明した。また、この場所の水の放射能濃度は通常、非常に低い水準にあるとした。政府当局から東京電力に対し、放射線管理の対策を改善するよう指示したと述べた」
 
(2011年3月25日12時57分  読売新聞)
「汚染水に高濃度放射性物質、核燃料破損・漏出か」
 
●『朝日』2011年3月25日9時30分)
「チェルノブイリと比較は極端」天野IAEA事務局長」
 
●『AFP』(2011年03月24日 21:01)
『繰り返された検査漏れ、問われる東電と政府の姿勢』
 
 
『科学者と原子力反対運動家らによる東京の団体、原子力資料情報室(Citizens’ Nuclear Information CenterCNIC)のフィリップ・ホワイト(Philip White)氏は、「人びとはTEPCOを信用していないし、TEPCOが真実を語るとは期待していない」と厳しく語る。「問題は、否認の文化(culture of denial)だ…こういう事態が起こりうるということの否認、日本が大震災に見舞われる可能性の否認、今回のような大規模の津波が発生しうるという考えの否認だ」

 

●「ウオール・ストリート・ジャーナル」(2011年 3月 24日  16:44 JST)

『米国での原発事故、現行の避難勧告は16キロ圏』
http://jp.wsj.com/US/node_208615

「オールドドミニオン大学のドン・ザイグラー地理学教授によると、1979年にスリーマイル島原発で部分的な炉心溶融事故(米国では最悪の原発事故)が起きた後、避難は公式には3400人の女性と子供に主眼が置かれた。しかし、40マイル圏内の約144000人も避難し、「シャドウ・エバキュエイション」と呼ばれた。」

●「ウオール・ストリート・ジャーナル」(2011 3月 24日 21:09 JST)
『米原発建設の資金調達が困難になる可能性―日本の危機で』
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_208772
●「ウオール・ストリート・ジャーナル」(2011年 3月 25日  11:20 JST)
『裁定パネル、BPとロシア大手との北極圏石油探査事業に「待った』
http://jp.wsj.com/Business-Companies/node_209173

 - 現代史研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『百歳学入門』(228)-『中曽根康弘元首相が100歳の誕生日を迎えた』★『昭和戦後の宰相では最高の『戦略家』であり、<日米中韓外交>でも最高の外交手腕を発揮した。』

『百歳学入門』(228) 中曽根康弘元首相は5月27日に100歳の誕生日を迎えた …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(116)「タカタ問題」では「湿気で部品が劣化して 異常破裂する結果」をNYTはいち早く調査報道、日本メディアはNYTの引用で済ませるお粗末』

 『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(116)』 「タカタ問題」 …

no image
JICAの北岡伸一理事長が2月24日,日本記者クラブで会見,国連代表部次席代表(2004ー06年)の経験から国連での日本の果たすべき課題について講演した。

JICAの北岡伸一理事長が、2月24日、日本記者クラブで会見し、 日本政府国連代 …

no image
日本メルトダウン脱出法(858)『中国、南シナ海問題取り下げ要求』●『安倍首相 サミットで米露を和解させる外交的勲章に野心』●『コラム:中国の不良債権株式化、銀行の自己資本不足招く恐れ』●『コラム:中国の改革を阻む「ゾンビ企業」の過剰雇用』

日本メルトダウン脱出法(858) 中国、南シナ海問題取り下げ要求 http:// …

no image
速報(176)『「テルル131m」「セシウム汚染スギ林の花粉」の影響』『海外機関の発表・セシウム137海洋流出30倍・・

速報(176)『日本のメルトダウン』 『「テルル131m」「セシウム汚染スギ林の …

no image
★『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』③―「1903(明治36)年1月3日 付『英タイムズ』『満州とロシア鉄道』(上)『日本外交の失敗は三国干渉を受諾した際、三国は返還した遼東半島をその後占領しない旨の一札をとっておれば,その後の東アジアの戦争は起きなかったであろう』●『このため、3年もたたないうちに,ロシアは日本を追い出して満州を軍事占領した。』

  『日本戦争外交史の研究』/『世界史の中の日露戦争』③   1903(明治36 …

no image
日本リーダーパワー史(445)「2013年日中韓北・東アジア激震の1年」を国際ジャーナリスト・前田康博氏が徹底分析(130分)(12/19)

 日本リーダーパワー史(445) 「東アジア情勢まとめ解説」 &nbs …

no image
平井久志 立命館大学客員教授 「金正恩体制をどうみるか-労働党大会を前に」(2016.4.26)

平井久志 立命館大学客員教授 「金正恩体制をどうみるか -労働党大会を前に」 2 …

日本リーダーパワー史(539)『ゾンビ日本』への警告➁「FOREIGN AFFAIRS REPORT」(2015年1月号)

 日本リーダーパワー史(539)   「FOREIGN AFFAIRS …

no image
(再録)ー世界が尊敬した日本人(33) ☆「世界の良心」とたたえられた 国際司法裁判所所長・安達峰一郎

(再録)ー世界が尊敬した日本人(33) 2008年 ☆「世界の良心」とたたえられ …