新刊刊行。『高校日本史に出てくる歴史有名人の裏話』(共著) 667円、新人物文庫
新刊です。『高校日本史に出てくる歴史有名人の裏話』(共著) 667円、新人物文庫
前坂 俊之(ジャーナリスト)
学校で教わらなかった“歴史常識″のてんこ盛り150本-これを読めば歴史通になること間違いないよ。
日本史教科書に登場する人物は、ざっと数えても四百人をこえる。邪馬台国の女王卑弥呼にはじまり、日本史の各時代に活躍した人びとの名が、ページを操るごとに目に飛びこんでくる。だが、人生に光陰があるように、その人物の面白さは、裏に隠されたク素顔″にある……。
聖徳太子を「皇太子」と見せかけたのはだれか? 清少納言と紫式部はほんとうに伸が悪かった?一休はポルノ詩を書いていた? 豊臣秀吉のあだ名は「はげ鼠」だった? 伊藤博文は暗殺犯だった? 夏目漱石は稲から米がとれることを知らなかった? ……などなど。古代から近代まで、学校では教えてくれないク歴史常識″を満載!150本だよ、大安売りだよ。
<目次>
江戸
将軍綱吉と大老堀田正俊の生類憐れみの令をめぐる確執将軍吉宗がやった大奥大リストラの基準は、美人であること?
名奉行・大岡忠相が下した「大岡裁き」の実際は
将軍家重が「小便小僧」とあだ名された本当の理由は?
将軍家治の毒殺説に踊らされた田沼意次のメリットは何か
山田長政が巻き込まれたアユタヤ王朝の政争とは?
乱戦の最中に死んだ天草四郎の首の真偽はどうやって確かめたか
慶安事件で由比正雪が久能山に立て籠もろうとしたのはなぜか
綱吉の寵臣柳沢吉保が、失政の責任を問われなかったのはなぜか
正徳の治で理想政治をめざした新井白石が「鬼」と言われたのはなぜか
田沼意次は賄賂王か、はたまた有数の財政家にして英雄か
長谷川平蔵は創設した人足寄場の運営費をどうやって稼いだか
調所広郷は、藩債五〇〇万両をどうやって帳消しにしたか
大塩平八郎が決起したのは、彼の公憤からか、私憤からか
「妖怪」と蛇かつのように嫌われた鳥居耀蔵のその後は
好色二代芝の井原西鶴は、酒が飲めない下戸だった
松尾芭蕉の死出の旅路は、仲違いした門人の仲裁旅行だった
荒事の名優・市川団十郎の父親は侠客だった
エレキテルを復原・修復した平賀源内の不幸な偶然
罷免された田沼意次は、黄表紙にまで茶化された
寝惚先生の大田南畝が名乗った「蜀山人」号の由来は?
葛飾北斎が走り回って描いたのは百二十畳数の大ダルマだった!
曲亭馬琴は、失明の中で『南総里見八犬伝』を完成した
幕 末
犬に噛まれて瀕死の勝海舟を救ったのは父・小吉の看病だった
徳川斉昭は領地替えをしてまで蝦夷地を守ろうと考えていた?
条約締結のためにペリー提督が持参した将軍への贈物の中身は
井伊直弼から片目の馬を贈られた老臣の桜田門外の変の処置の仕方
大久保一翁の大政奉還論を聞いた坂本龍馬は…
近藤勇は道場破りが来ると、練兵館へ助っ人を頼んだ
松下村塾は師弟の別のない「めだかの学校」だった
吉田松陰を佐久間象山に引き合わせたのはだれか
大久保利通は藩主に接近するために囲碁を趣味とした
島津久光は、いかにして中央政局に乗り込んだか
伊藤博文は大学者塙保己lの子を暗殺した刺客だった!
長州藩にこき使われた中岡慎太郎の厳しい生活ぶり
高杉晋作は、苦手の父親から決別して奇兵隊を結成した
国際結婚第一号の仕掛け人は高杉晋作だった
坂本龍馬は下関に本拠を移して新事業を企てていた
信念を貫いた後藤象二郎と坂本籠馬の不可解な行動
大村益次郎は開国に備える長州藩の「隠し球」だった
板垣退助は戊辰戦争で自由民権の萌芽を見た
西郷隆盛は、戦国武士のごとき男色趣味をもった美少年好き
犯人逮捕の詔勅まで出たが、迷宮入りした広沢真臣暗殺事件
明 治
スピーチを「演説」と翻訳した福沢諭吉の先見の明
うっかりサインで奴隷となった高橋是清は、大酒飲みだった!
「冷たい氷塊」と評され、無口な大久保利通は利欲にもてん淡だった
英語力で総理になった伊藤博文は、色豪ぶりでもナンバーワン!
中江兆民は印ばんてんに腹かけ、股引き姿で平民主義を示した
黒田清隆が妻殺しの疑いをかけられた原因は酒乱にあった
大津事件の原因は、犯人が西郷生存説を信じていたことにある
山本権兵衛が東郷平八郎を連合艦隊司令長官に抜擢したわけ
百年に一度の戦略家・児玉源太郎は情報戦の重要性を知っていた!
義人・田中正造の天皇への直訴文は社会主義者の幸徳秋水が書いていた
山県有朋は十歳ごとに名園をつくったガーデニアンだった
「腹を切れ」を「原を斬れ」と勘違いした刺客に殺された原敬
翻訳の間違いを指摘された夏目漱石は「辞書が間違っている」
夏目漱石は、田んぼの稲から米がとれることを知らなかった
正岡子規は「柿食えば」と詠んだ後、柿をどうしたか
国木田独歩はたった一時間でも人生のむだ使いが許せなかった
田山花袋は稀代の悪筆なので、専門の植字工が判読していた
石川啄木の小学校代用教員の月給八円は、高いか安いか
小諸城址の青空教室で徒然草を講じた島崎藤村の謹厳ぶり
人生最期の病床で森鴎外が食べたのは、煮た水蜜桃だった
樋口一葉は貧窮・薄命だったがけっこうネアカな人だった
この明治の部分の最初から10本を執筆しました。
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