『F国際ビジネスマンのワールドー・ウオッチ㊳』「ACミランセードルフ新監督は一斉砲撃攻撃型にチームを変える」(NTY1/21)本田は新監督とミラン立て直しに奔走」
◎「ACミランのセードルフ新監督は、いっせい砲撃の攻撃
型にチームを作り変える」(ニューヨークタイムズ1/21)
―本田は新監督と共にミラン立て直しの為に奔走」
http://www.nytimes.com/2014/01/22/sports/soccer/seedorf-heads-straight-into-the-coaching-fire.html
「 F氏のコメント」
1. 筆者のRob Hughes 氏は、スポーツに関する報道、放送、編集に
40年のキャリアを持つベテラン記者である。特にサッカー報道、解説、評論では、世界180カ国に愛読者を持つ著名人である。日本の「なでしこチーム」のワールドカップ優勝時、その善戦健闘ぶりに対する賞賛の筆致は語り草となっている。
1977年からヘラルド・トリビューン、そしてNYTに在籍中である。1974年からワールドカップ、1988年からオリンピックの報道に従事している。
イギリス生まれで、ロンドン・タイムズのスポーツ記者として10年、サンデイ・タイムズにも25年寄稿した。
彼のサッカー報道から今後も目が離せない
2. ヨーロッパサッカー界におけるミランの全盛時代、それはこの
セードルフ新監督が最も活躍した現役時代と重なっている。
今回の新監督就任は、低迷を続けるミラン立て直しのため、ミランのDNAを最も良く体現した人物、いわば千両役者の登場の様である。
筆者のROB氏とセードルフは旧知の間柄の様で、核心を突いたインタビューとなっている。セードルフの現役時代の活躍は筆者の脳裏に焼き付いており、秀逸なプレーヤーとしてまた尊敬できる社会人として、筆者のセードルフを見る目は父親の様な愛情に満ちている。
サッカー選手としての心構え、ミランの低迷の現状とその要因、主要経営幹部との関係、主力選手の掌握、今後の見通し等々、全て新監督の口から語らせており、筆者ならではの取材力である。ミランに関するROB氏の次の密着取材が待ち望まれる。
3. 本田圭佑選手はプレーヤーとしての活躍が期待されるのは
当然、難題を抱えながらも飛躍を誓う新監督の意向を体し、ミラン再生の切り札の一人として、黄金時代の再構築という使命に挑戦する宿命にある様である。非常に荷が重い役割で同情を禁じ得ない。当分、本田選手の活躍、その一挙手一投足から益々目が離せない。
4 ミランのセードルフ新監督と筆者のROB氏は非常に
親しい間柄の様です。新監督との斯様な深いやり取
りは、他に見ておりません。
40年のサッカーを中心としたスポーツ記者生活、
膨大なデータベースに囲まれて記事を書いている
様子が窺えます。訳すのも大変ですが、詩的な表現
力に脱帽です。この人は無類のサッカー好きですね。
本田選手も大変厄介なチームに入ったようですが、
セードルフというハイレベルなコーチを頂く事で、
彼のこれからの一層の飛躍が期待出来そうです。
あのベルルスコーニがいつ登場するのか、これも
見物ですね?余談ですが、本田選手のミラン、紫縦縞ユフォーム
予約しました。(笑)
2014/1/21 NYT by ROB HUGHES
「“ Seedorf Heads Straight Into the Coaching Fire “」
(“セードルフ新監督は、突撃を指導する方向にまっしぐらに向かう“)
http://www.nytimes.com/2014/01/22/sports/soccer/seedorf-heads-straight-into-the-coaching-fire.html
ロンドン ー クラレンス・セードルフは、今ミラノでは“ミスター”である。一週間前、彼はリオデジャネイロにいて、自らの契約を履行していた。その時、シルビオ・ベルルスコー二の一族から電話を受け、彼が以前所属していたチーム、A.C.ミランを立て直す為に “故郷”に戻って来る様に頼まれた ー それも選手としてではなく、指導する立場として。
セードルフの成功物語の全ては、精神による肉体的困難の克服である。明らかに彼は最高のレベルでプレーする技術を持っていた。南アメリカの元オランダ植民地、スリナムでつましい生活をスタートさせて以来、彼は明確に、アヤックス・アムステルダム、リアル・マドリード、ミラン、オランダ代表チームに所属して、最高水準の勝者であるために、いかに自らを適応させ、向上させるかを学んで来た。
“私は現役引退後のキャリアに備えて、精神的に長い間、準備して来た、” “ブラジルでは自分の持っているもの全てを与えたと信ずる、そこで電話がかかって来たらすぐ、この仕事を引き受ける返事をした、”と週末にかけて話してくれた。
セードルフはオーバーコートを選び、大胆にもミラノへ乗り込んで来た。日曜日迄には、彼は最初のメンバーラインナップを決めた。
そこには、クラブのメンバー表に載る全ての攻撃的なタレントが含まれていた、マリオ・バロテッリ、リカルド・カカ、ロビーニョ、そして新たにモスクワから来た日本のスター、本田圭佑である。
イタリアでは監督の名前は、“ミスター”である。そして、セードルフは監督業のトレーニング無しで、“ミスター”としてどうやって正しく歩めるのか、多くの質問が寄せられているが、彼は自分のやり方でこれをやろうとしている。
外国ではあることだ。ヨハン・クラフやケニー・ダルグリッシュは有名なプレイヤーが勝利を目指すマネージャーに即コンバートされた実例である。
しかしイタリーでは? ACミランでは、経営陣の長い権力闘争により、クラブが分裂している、何十年とクラブを経営して来たアドリアーノ・ガリアーニと、オーナーが期待を掛ける娘のバーバラ・ベルルスコー二との間である。
“ベルルスコー二会長は、世界のサッカー界に多大の功績を残した人である。その彼に信頼されることは名誉であり、アドリアーノ・ガリアー二副会長の信頼も得てこれも大変名誉な事と思っている、”とセードルフは言う。
http://www.nytimes.com/2014/01/22/sports/soccer/seedorf-heads-straight-into-the-coaching-fire.html
●『F国際ビジネスマンのWサッカー・ウオッチ㊲』
【ミラン本田が初アシスト、本田がどう挑むか見物です」
http://maesaka-toshiyuki.com/top/detail/2410
●「名門ミランの現状深刻 本田、今のままでは生きず
関連記事
-
-
『各国新聞からみた日中韓150年対立史④』(1882年の壬午の変)で『東京日日新聞』は『朝鮮の内乱不干渉』を主張④
『各国新聞からみた東アジア日中韓150年対立史④』 &n …
-
-
『オンライン/新型コロナパンデミックの研究』ー「2020年4月,米欧から遅れること1ヵ月.日本は「平時から非常時へ」,「知られざる敵との第3次世界大戦に参戦した。第2次世界大戦(太平洋戦争)の愚かな戦争ではなく、「ITデジタルスマート戦争」にする必要がある』
コロナパニックと緊急事態法発令へ 前坂俊之(ジャー …
-
-
★10・世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記(2015 /10/10-18>「インカ帝国神秘の魔宮『マチュピチュ』の全記録、一挙公開!」陸野国男(カメラマン)⑤
◎< 世界一人気の世界文化遺産『マチュピチュ』旅行記 (2015 /10/1 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史』(195)記事再録/ 大宰相『吉田茂の思い出』を田中角栄が語る』★『吉田茂の再軍備拒否のリーダーシップ -「憲法九条があるかぎり軍隊は持たない」 「メシを食うことにも大変な日本が軍隊を持てるわけがない』
2016/02/1/日本2リーダーパワー史(662)記事再録 < …
-
-
世界/日本リーダーパワー史(954)ー米中間選挙(11/6)の結果、上下院議会の“ねじれ現象”はトランプの国内、対外政策にどう響くか、暴走は一層エスカレートするのか(上)
世界/日本リーダーパワー史(954) 米中間選挙後のトランプの暴走はブレーキがか …
-
-
『オンライン講座/今、日本に必要なのは有能な外交官、タフネゴシエーター』★『日本最強の外交官・金子堅太郎のインテジェンス⑧』★『ル大統領、講和に乗りだすーサハリン(樺太)を取れ』●『外交の極致―ル大統領の私邸に招かれ、親友づきあい ーオイスターベイの私邸は草ぼうぼうの山』 ★『大統領にトイレを案内してもらった初の日本人!』
2017/06/28日本リーダーパワー史(836)人気記事再録 <日 …
-
-
日本メルトダウン脱出法(573)アベノミクスはいよいよ土壇場局面―クルーグマン 「日本経済は消費税10%で完全に終わる」
日本メルトダウン脱出法(573) アベノミクスはいよいよ土壇場局面 …
-
-
『Z世代への遺言」(玉音放送の現代訳音声付)「日本を救った奇跡の男ー鈴木貫太郎首相③』★『鈴木首相の「玄黙」「治大国若烹小鮮」「汐待ち」』★『鈴木首相と昭和天皇の「阿吽の呼吸」で、戦争に終止符を打った<日本の最も長い日>』
2024/08/20 記事再録再編集 &nb …
-
-
知的巨人の百歳学(144)/『天才老人・本多静六(85歳)ー「70,80歳になっても元気で創造する秘訣―『人間は老衰するから働けなくなるのではなく、働かないから老衰する』★『② 「忙しさ」が自分を若返らせる、忙しいことほど体の薬はない』
記事再録/ 2012/05/12/   …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史(17)記事再録/ガラパゴス日本『死に至る病』―国家統治/無責任欠陥体制『大本営』『大本営・政府連絡会議』『最高戦争指導会議』 『御前会議』の内幕
2017/08/16日本敗戦史(46) &n …
