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『釣れなくてよい日記』―釣りは恋愛じゃ、釣れないほど魚、海、自然への愛が高まるのよ

   

『釣れなくてよい日記』―釣りは恋愛じゃ、釣れないほど魚、海、自然への愛が高まるのよ
本日は海上でジョギング・北風に流されながら3時間の座禅大海なり・・
前坂俊之(カヌー釣りバカ30年)
 
 
5月29日(土)朝4時起床。今日の予報は最高気温18度、最低10度、北風強い、何と2日ほど前から10度も下がって、今月では最も寒い日。4月上旬の寒さに逆戻りとは、とほほじゃ。地球温暖化の影響をひしひしと感じる。



睡眠不足・疲労もたまっているわ。年のせいじゃな。「今日はやめとこか」ー心中の弱気の虫をエイッと噛み殺した。
「疲れた日こそやるんじゃ!このバカ、寒い、しんどいからこそ海の修行のカヌーじゃないか、喝!」と自分を叱る。
 
5時半過ぎから一人こぎ出した。『カヌー釣りバカコンビ』の川越さんは昨日はウインドーサーフィンを丸1日やったので今日は休養日。彼も私と同じ66歳の海の鉄人、哲人、徹人じゃが・・

彼はカヌー、とウインドサーフィンを毎週交互にやりながら仕事もばりばりこなすわし以上にすごい人なのよ。

逗子マリーナ沖からいつものように流す。どんより天気、北風でどんどんカヌーは流される。寒い!、寒い!・・。



海水温も2度ほど昨年より低いとか、魚も動いとらんね!。
こういう日は風任せ、波任せで瞑目し、波の音に静かに耳をすまして座禅に限る。
「釣れればよし。釣れなければなおよし」の心境じゃ。
カヌーの上で大海に正座し、臍下丹田(せいか・たんでん)(せいかとは臍(へそ)の下のこと)(丹田とは下腹部のこと)に力を入れる。

腹式呼吸で臍下丹田に鼻から静かに思い切り海の新鮮な空気を吸い込んでは、しばらくためゆっくり吐きだす。

この臍下丹田呼吸法を100回繰り返すのじゃ。腹に力を込めると身体が自然と熱くなる。
普段、多くの場合は小さな胸式呼吸しかやっとらん。「臍下丹田に力を入れると健康と勇気を得る」のよ。

 

 
頭の中には妄想・雑念が次々にわいてくる。
少年時代の“カワガキ”で川でもっぱら泳ぎ、釣りをした思い出の数々、小学時代の初恋の彼女の笑顔・・・・「釣りは恋じゃな。中学の時、コイの夜釣りに毎夜毎夜徹夜して1週間もでかけたな。8日目に45センチの大物をやっと釣り上げた時のあの歓喜!。

釣りは恋じゃ、恋愛じゃ。釣れないほど、つれなくされるほど恋しさが募るな。あれじゃ・・」

時々、キスがサバの子供が遊びに来る。

小さいのは「またこいよ」とリリースする。相当、沖に流されてしまった。これでよいよい。遠くまで流されれば帰るまでの運動・ジョギングになるしな。最近、原稿書きでパソコンとにらめっこし、長時間座っているので、しっかり運動しなさいと言う魚たちからの暖かいエールじゃないか、と感謝する。ありがとう。

 
 
3時間で納竿、今日は釣りならぬ、すばらしい海の散歩デ―、ジョギングデーとなりました。
海はやさしいね、いつもおみやげをくれるよ。今日のプレゼントは「筋力トレとリラックス」
午前9時半、パドルこいだ両腕がほどよく筋力アップしてついた材木座の海岸は大潮の干潮でさびしさびしい砂浜が普段の10倍も広がっていた。
大勢の子供と一緒の家族連れが和賀江島の岩場で遊んでいる。残念だね、
貝もカニも、ヤドカリも小魚も、海藻類も海生類も驚くほどいなくなってしまった。
 
 
今から20年も前なら、干上がった砂浜に穴がいっぱいあってヤドカリがそこらじゅういたし、カニもはい回っていた。水たまりにメダカのような小魚が、砂浜の端や、岩場にはゲジゲジのフナムシがわんさかいたものよ。

生物がわいている、トトロの真っ黒クロスケのような、海のイロイロイロスケが材木座の海岸、和賀江島周辺にはとくにウジャウジャいたのに・・・・いまや完全に死の海じゃね。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」ならぬ「沈黙の海岸」「沈黙の海」なのじゃ。

子供たちにこんな海にしてしまったわれわれ老人の責任を感じながら、トボトボ家路についたのよ。

 
 

 - 湘南海山ぶらぶら日記

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