前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(208 )』★『サウジ主導で中東3カ国がカタールとの外交断絶-湾岸危機深刻化 』●『トランプは、中東でサウジを中心としたスンニ派連合を再結成して、イランを中心とするシーア派連合と対峙する古典的な戦略をとる様です。』

      2017/06/07

 『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(208)』

サウジ主導で中東3カ国がカタールとの外交断絶-湾岸危機深刻化 – Bloomberg

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-05/OR20KF6JTSL501

 

サウジなど中東5カ国がカタールと断交 「テロ集団を支援」と非難

http://www.bbc.com/japanese/40156001

 

米大統領、在イスラエル大使館のエルサレム移転を先送り

http://jp.reuters.com/article/usa-trump-israel-idJPKBN18T067 

空虚な言葉だけが飛び交った、自覚なきトランプの中東歴訪

http://www.newsweekjapan.jp/kawakami/2017/05/post-31.php

 <F氏のコメント>

 先日のトランプ  サウジアラビア訪問 の際の、イスラム過激派を一掃しろと言う、トランプの要請に従った結果です。

エルサレム ポスト紙によると、カタールはパレスチナのハマスやレバノン ヒズボラ、エジプトのイスラム同胞団など

イスラム過激派幹部の別宅、別荘があったり、イランとの連携も緊密で、以前から過激派へ資金提供をして来た強力なシンパだそうです。

どうやらJPOSTによれば、トランプは、中東でサウジを中心としたスンニ派連合を再結成して、イランを中心と

するシーア派連合と対峙する古典的な戦略をとる様です。

今  早稲田の桜井啓子教授の「シーア派」中公文庫を読んでいますが、数的には極めて劣勢なシーア派、

イランの大規模な宗教学院には全世界からシーア派教義の留学生が引きも切らず、

スンニ派に比べてアヤトゥーラを頂点とした遥かに強固な組織作りが出来ています。

インドネシアのイスラム教徒の教育までやっています。

イランの最高指導者ハメネイが全世界のシーア派教徒に暴力ジハードを宣言すれば、

ISISレベルのテロではおさまらないのでは?自国のリスクも極大にはなりますが。

又イランのミサイル、核技術は北朝鮮の全面協力に支えられています。イスラエルが最も恐れるところです。

何にしましても、イランの軍事、外交活動、最高指導者の言動から益々目が離せません。

又JPOSTは中東和平は、イラン後見人のプーチンとトランプの話し合いが成立しなければ、

成功しないと断言しています。

 - 戦争報道, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「Z世代のための約120年前に生成AI(人工頭脳)などはるかに超えた『世界の知の極限値』『博覧強記』『奇想天外』『抱腹絶倒』の南方熊楠先生の書斎訪問記(酒井潔著)はめちゃ面白いよ①』南方熊楠の方法論を学ぼう』

   2015/04/30/ 「最高に面白い人物史①記事再録 …

世界を変えた大谷翔平「三刀流(投打走)物語➅」★『2018年渡米してオープン戦で大スランプに陥った大谷にイチローがアドバイスした言葉とは』★『自分の才能、自分の持っているポテンシャルにもっと自信をもて!』『イチローは現代の「宮本武蔵」なり「鍛錬を怠るな<鍛とは千日、錬とは一万日(30年)の稽古なり>

    2021年11月27日、前坂 俊之(ジャーナリスト) …

no image
日本リーダーパワー史(736) 明治維新150年『明治極秘史』②『日露戦争の勝因は!―空前絶後の名将・川上操六参謀総長 のインテリェンスー田中義一(後の首相)をロシアに 派遣,徹底調査を命じ、田中は名前を変えてダンスを習い、隊付となって上流貴族と親友となって秘密情報を入手、ロシア革命のレーニンにも接触した。②

  日本リーダーパワー史(736) 明治維新から150年、『明治極秘史 …

no image
日本リーダーパワー史(305)『日韓外交衝突の歴史を検証する② ーアジアの観察者・ベルツの『日中韓』の500年史

  日本リーダーパワー史(305)   『日韓外交衝突の歴史 …

no image
日本リーダーパワー史(385)児玉源太郎伝(7)「インテリジェンスから見た日露戦争ー膨張・南進・侵略国家ロシア」

 日本リーダーパワー史(385) 児玉源太郎伝(7) ①  5年後に明治維新(1 …

no image
連載「エンゼルス・大谷選手の大活躍ー<巨人の星>から<メジャーの星>になれるか」② 『大谷メジャー初本塁打 本拠地で右中間へ3ラン』★『大谷翔平は「天才」米メディアも連日の大絶賛』★『全米が大谷フィーバー!「カネではない」純粋な野球愛に感動』

連載「エンゼルス・大谷選手の大活躍ー <巨人の星>から<メジャーの星>になれるか …

no image
日本リーダーパワー史(333)オウンゴール日本の悲劇!●「日本失敗の原因」はスポーツ人と政治家の違い。

日本リーダーパワー史(333) <オウンゴール日本の悲劇!>   ●「 …

no image
日中ロシア北朝鮮150年戦争史(47) 『日本・ロシア歴史復習問題』★「ロシアは『三国干渉』で奪い取った遼東半島を李鴻章に巨額ワイロを贈り、 武力恫喝外交と謀略で占領した」-ウィッテ伯回想記から『ロシアの遼東半島占領計画』『遼東半島の譲渡を要求』 『李鴻章に五十万ルーブルのワイロを贈る』『支那ついに譲歩す』

日中ロシア北朝鮮150年戦争史(47) 『日本・ロシア歴史復習問題』★  「ロシ …

no image
知的巨人たちの百歳学(175)記事再録/『一億総活躍社会』『100歳元気社会』のシンボル 「 医師・日野原重明(103)、漢字学者 白川静(96)に学ぶ」

    2015/11/05知的巨人たちの百歳学( …

no image
渡辺武達(同志社大学社会学部教授)の震災レポートー『震災・原発事故報道と企業の社会的責任』

  『震災・原発事故報道と企業の社会的責任』         …