ホーム > 人物研究 > 『ぜひ歩きたい!鎌倉古寺巡礼④』★『外国人観光客への鎌倉古寺ガイドは「妙法寺」★『800年前の鎌倉時代の面影残る奇跡の苔の寺「クール・ジャパン・テンプル」★『鎌倉時代の武士をみたいのなら仁王像の裂ぱくの気魄「夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡が残されている」』 2025/02/14 前坂 俊之(ジャーナリスト) 約800年前の鎌倉時代の武士をみたいのなら妙法寺に往けー「夏草や兵どもが夢の跡」じゃ。 妙法寺の仁王門の金剛力士像が鎌倉武士の精神、気魄を象徴している。苔の石段と見事に調和して、「夏草や兵どもが夢の跡」を象徴している。 鎌倉の古寺の中では、いつきても最も心に残る、奇跡の古刹である。 妙法寺は鎌倉の寺院では、とりわけ自然の豊かさを残しているところ。谷戸の窪地に建ち、森閑とした鬱蒼たる森林に覆われ、本堂、仁王門から一直線に『苔の石段』30段ほどが山上の法華堂へと延びている。 梅雨時の雨上がりの晴れた日など、木漏れ陽にたっぷり水を含んだ深緑の苔が生命の元素のようにグリーン、グリーン,グリーン色に映えてきて、とりわけ美しくなる。 秋になると、鎌倉の紅葉は遅いが12月をすぎると、モミジに染まり茶色の落ち葉と緑の苔のコントラストが何とも美しい。年中、こんなに自然に包まれ、トリのさえずりが絶え間なく響き渡るところはない。この日もけたたましく鳴くヒヨドリの鳴き声が少しうるさく聞こえたほど。周囲の樹木は豊かに繁茂している。苔もクローズアップして、なめるように、シダも撮影して、原始の森に迫った。 朱塗りの仁王門の前には鮮やかなその赤と周囲の樹木の緑が見事なコントラストをつくり、その背後の『植物生命の基として苔の石段』とマッチして、いつまでの見飽きない、原始の森のイメージである。 苔は日本の温帯モンスーンの自然風土の象徴である。訪れる観光客も少ないこの「クール・ジャパン・テンプル」こそ、鎌倉の至宝といってよい、あまりたくさんの人にはきてほしくないが、鎌倉仏教の真髄に迫りたい人は苔を大事に、損なわないように静かに注意深く参観していただきたいね。 - 人物研究, 健康長寿, 湘南海山ぶらぶら日記 Tweet Message コメントをキャンセル メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目ですコメント 名前 * メール * サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。 関連記事 世界/日本リーダーパワー史(960)ー明治の日本陸軍に「スパイ学(インテリジェンス)を教えたのはヨーロッパ各国の首都で撹乱工作をした『ドイツ・ビスマルクのスパイ長官』ウイルヘルム・シュティーベル』 2015年12月9日 記事再録/日本リーダーパワー史(623) &nb … ★5日本リーダーパワー史(777)『アジア近現代史復習問題』 小村寿太郎の日清戦争前インテリジェンスを学ぶ①『清国の病状ー統一のない政治と国防』★『120年後の現在も変わらない、変えられない「世界一の汚染、汚辱大国」の実態』★『これでは先進国の仲間入りはできない中国の悲劇』 ★5日本リーダーパワー史(776)ー 『アジア近現代史復習問題』 小村寿太郎 … 『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(21)』『オーストリア・ウイーンぶらぶら散歩』「シュテファン大聖堂」でモーツアルトを想う。 2016/05/26『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(167)』 … 日本世界史応用問題/日本リーダーパワー史(274)ー欧州連合(EU)の生みの親・クーデンホーフ・カレルギー の日本訪問記「美の国」―日本人は世界で最も勇敢 で清潔で礼儀正しい民族② 記事再録/2012/07/05/ 日本リーダーパワー史(274) &n … 『Z世代のための日本の革命家No.1は誰か?講座①』『植民地中国の惨状を見て、奇兵隊を作って立ち上がった高杉晋作①』★『上海租界地には柵があり『犬と中国人は入るべからず」の看板があった』★『大砲を搭載した蒸気軍艦を藩に無断で7万両で購入し幕府軍を倒すことに成功した』 『外国の借款、軍事的援助を受けることは国を滅ぼし、植民地となる』 1862年(文 … 現代史の復習問題/記事再録/百歳学入門(84)大宰相・吉田茂(89歳)の政治健康法②「こんな面白くない<商売>をしていて、酒やタバコをとめられるか」★『総理大臣当時、いやな問題が起こると、血圧が20や30すぐにとび上がった。あるとき、気分が悪いので測ったら、最高230で最低が120もあった』 2013/11/05 百歳学入門( … 『Z世代のための最強の日本リーダーシップ研究講座㊲」★『明石元二郎のインテリジェンスが日露戦争をコントロールした』★『情報戦争としての日露戦争』 インテリジェンス(智慧・スパイ・謀略)が戦争をコントロールする ところで、ロシア … 『オンラインぶらり動画旅行/明治維新の源流/山口県萩市の『松下村塾』への旅①』★『日本の聖地ー萩藩主毛利氏の廟所(萩市の東光寺)500基の灯篭と眠る志士たち』★『明治維新発祥の地ー吉田松陰の『松下村塾」、山口県萩市の松陰神社境内』 2015/04/02 明治維新のふるさとー山口県萩市の … 百歳学入門⑳ 百歳元気長寿者リスト③ 百歳学入門⑳ <日本超高齢社会>百歳元気長寿者リスト③ … 百歳学入門(232)ー曻地 三郎(教育家、107歳)「100歳生涯現役を楽しむ20ヵ条」★『<生涯現役>と厳(いか)めしい顔をするのではなく、 生涯現役を楽しめばよい』★『風が吹けば風になびき、苦しいことがあれば苦しさに耐え、「あの時こうすればよかった」などという後悔は何一つない』 「100歳生涯現役」を楽しむ 曻地 三郎(しょうち さぶろう) https:// … PREV 『ぜひ歩きたい!鎌倉古寺巡礼③』★「春のサクラと日蓮上人の仏像が魅力の長勝寺』★『上野公園の西郷隆盛像で有名な高村光雲作の、高さ8mの巨大な「日蓮聖人像」が迫力満点』★『日活の赤木圭一郎の墓もある』 NEXT 『Z世代のための歴史の復習問題・福沢諭吉研究』★福沢諭吉の『朝鮮独立党の処刑』(『時事新報』明治18年2月23/26日掲載)を読む➀『婦人女子、老翁、老婆、分別もない小児の首に、縄を掛けてこれを絞め殺すとは果していかなる国か』★『この社説が『脱亜論」のきっかけになり、日清戦争の引き金になった』