前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『Z世代のための明治大発展の国家参謀・杉山茂丸の国難突破力講⑫』★『杉山の「バカとアホウの壁」解説②」★『約三千人の宮女に家の中で駈けっこをさせたいと「阿房宮」(長さ百里)を作ったのが「阿房(あほう)の語源』

      2024/12/04

明治末期の今の時代には、権力者や富豪の前へ出ても、違った事にも頭を下げ、「ご無理、ごもっとも」とおべっかをつかい、馬でも鹿でも何でも構わん、得(とく)さえすればいいのだ。サッサ捨てとけ、放っとけ」というような馬鹿は少なくなった。

ところが、昔の支那(中国)にはそれがあったのじゃ。だから阿房というのも、この胡亥グニャ君がやったことで、約三千人の宮女(宮中の色々な事務をこなした女性たち)に、雨の降るとき家の中で駈けっこくらいをさせて見たいとか、家の中を、車で馳って見たいとか思い、建築した家が長さなんと百里もあったという。この家を名づけて「阿房宮」といった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%98%BF%E6%88%BF%E5%AE%AE

それから、後世、人民から残酷な租税を取って無法図な政治を行ったり、無理非道な金儲けなどをして、酒や女に身を持ちくずす奴(やから)を阿房(あほう)という呼ぶようになったのじゃな。これも今の世にはそんな「あほう」は一人もないと信ずる。

 - 人物研究, 健康長寿, 戦争報道

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『オンライン/日本政治史講座」★『 日本議会政治の父・尾崎咢堂の語る<150年かわらぬ日本の弱体内閣制度のバカの壁』★『 明治初年の日本新時代の 当時、参議や各省長官は30代で、西郷隆盛や大久保利通でも40歳前後、60代の者はいなかった』

『 青年の意気は天を衝くばかり。40を過ぎた先輩は遠慮がちであった』 2012/ …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(173)記事再録/「山本権兵衛(海軍の父、首相)を激賞した福沢諭吉(上)」★『「山本権兵衛は実にエライ男だ、彼は唯の軍人でない、学者だ、全体、薩摩(鹿児島)のヤツには数字の分らぬ男が多いが、彼は徹頭徹尾、実学(現実論)に根拠する話のできる男だ」』

    2015/01/05 &nbsp …

『オンライン講座/日本興亡史の研究③』★『明治大発展の影のキーマンは誰か?②』★『インテリジェンスの父・川上操六参謀総長ー田村 怡与造ー児玉源太郎の3人の殉職 ②』★『「インテリジェンスの父・川上操六参謀総長(50) の急死とその影響➁ー田村 怡与造が後継するが、日露戦開戦4ヵ月前にこれまた過労死する。』

  2016/02/22    …

no image
日中北朝鮮150年戦争史(19 )世界史『西欧列強の植民地争奪合戦』 の中での日清戦争勃発〈1894年)②【福沢諭吉の開戦論】李鴻章・袁世凱の属国朝鮮の支配、教唆の証拠が明白なる以上、我が国は躊躇すべきでなく直ちに開戦せよ』

  日中北朝鮮150年戦争史(19 ) 世界史『西欧列強の植民地争奪合戦』 の中 …

世界を変えた大谷翔平「三刀流物語/前任者たち⓼』★『2013年/MLBを制したレッドソックスの守護神・上原浩治投手の必勝法10か条ー「過去のことは過去のこと。引きずっても仕方ない。すぐ切り替え今日、明日を見た方が人生楽しい」★『 上原は74%がストライク。900球以上投げた投手で、こんなすごい投手は2000年以降いない』など

    2013/10/11記事再録   …

no image
近現代史の復習問題/記事再録/日本リーダーパワー史(82)尾崎行雄の遺言「日本はなぜ敗れたかーその原因は封建思想の奴隷根性」

日本リーダーパワー史(82)尾崎行雄の遺言「日本はなぜ敗れたかーその原因は封建思 …

『F国際ビジネスマンの『世界漫遊・ヨーロッパ・カメラ・ウオッチ(17)』★『オーストリア・ウイーンぶらり散歩⑦』(2016/5)★『世界遺産/シェーンブルン宮殿』その広大な庭園に驚く(下)」』

    2016/05/31  『F国際ビジネスマ …

no image
★『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国、日本メルトダウン(1049)>『トランプがパリ協定離脱を発表』★『アメリカ1国だけでなく、世界の運命を担っているビジネスマンではなく、米大統領として、賢明であるならば、常識があるならば、足元の地球が悲鳴を上げている声が聞こえてくるはずである。』

  『 地球の未来/世界の明日はどうなる』 < 米国、日本メルトダウン(1049 …

no image
日本リーダーパワー史(598)『安倍・歴史外交への教訓(5)』「大東亜戦争中の沢本頼雄海軍次官の<敗戦の原因>」を読む―鳩山元首相の「従軍慰安婦」発言、国益、国民益無視、党利党略、 各省益のみ、市民、個人無視の思考、行動パターンは変わらず

 日本リーダーパワー史(598) 『安倍・歴史外交への教訓(5) 「大東亜戦争中 …

no image
明治裏面史②―『明治の黒幕』三浦梧楼とは何者かー『外国新聞による人物評『ジャパン・ウィークリー・メイル』

明治裏面史②――『明治の黒幕』三浦梧楼 とは何者かー『外国新聞による人物評『ジャ …