前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

速報(338)良心の 原子力科学者・小出裕章氏のラジオ番組(MBS)『たね蒔きジャーナル』が打ち切りのピンチ

   

速報(338) 『日本のメルトダウン』
 
  福島原発事故前から唯一、警鐘を乱打し、危険を指摘して、事故が起きた後は解決法、問題点や対応、住民アドバイスを続けてきた原子力科学者・小出裕章氏のラジオ番組「毎日放送」(MBS)『たね蒔きジャーナル』が番組打ち切りのピンチに立っている。
 
小出氏は70年前の太平洋戦争前に戦争反対を叫んだ数少ない良心の科学者、抵抗の知識人に匹敵し、『たね蒔きジャーナル』は東京新聞のキャンペーン』とともに、ジャーナリストの良心と正義の灯を掲げ続けた快挙である。これまた戦時下の『近きより』(正木ひろし)、『他山の石』【桐生悠々】「暗黒日記」(清沢洌)に匹敵する歴史的偉業である。
 
3/11から1年半―いまだに福島原発事故の原因、責任者の徹底追及もせず、お手上げ状態で、問題先延ばしの政府、政治家、官僚、企業の『日の丸敗戦組』とそれを
メディアも国民も徹底追及すべきなのに「おきたことは仕方がない」とあきらめムード忘却ムード、敗戦ムードの「おとなしい」国民によって、50年、100年後の日本は果たして元気に存在するのかー
そうではあるまいとますます思える。
確かに今言えることは、3,11の原発自爆事故後の「繁栄の中での廃墟」、「失敗の惨状とデタラメ、悲喜劇」の真実は、『たね蒔きジャーナル』を聞かなければわからないということの1点だけである。
 
                       前坂 俊之(ジャーナリスト)
2012年8月14日』
たね蒔き2012年8月13日(日)、小出裕章さんの発言がYouTubeに掲載されました。
たね蒔きジャーナルの存続に関する内容です。
録画
▼小出裕章(京大原子炉実験所助教) 「たね蒔きジャーナル」存続呼びかけ

 
2012年8月14日
2012年8月9日(木) テレビ朝日 モーニングバード そもそも総研に小出裕章氏がVTR出演されましたので、お知らせします。
テーマは、以下のとおり
 「そもそも 原子力規制委員会の人事は今のまま進んでいいのだろうか?」
小出氏の他に、慶応大学教授・金子勝氏、民主党・首藤信彦衆院議員が発言されています。
録画

 

==以下、小出氏インタビュー部分文字おこし==
「どうなる?原子力規制委員会人事 人選めぐり混迷  ふさわしいのは?」
ー小出氏が考える原子力規制委員会のあるべき姿は?-
玉川 「原子力の専門家で、かつ原子力ムラじゃなくて、で規制もきっちりできるだろうという人が果たしているんだろうかと、この国に?それについてはどうですか?」
小出 「これまでも原子力発電所の危険に関して発言をしてきたという専門家はもちろんいるわけだし、原子力ムラに入らないで発言を続けてきてくださった人はいるのですね。例えば、今ストレステストというものをやってるわけですが、そのストレステストの委員の一人に東大名誉教授の井野博満さんがいらっしゃいます。彼も原子力ムラからは離れた立場でずっとまぁ原子力の危険性というものを指摘し続けてきてくれた人ですから、彼のような人が原子力規制委員になってくれるというのであれば、私は歓迎したいと思います。」 この投稿の続きを読む »


2012年8月11日
8月4日、小出裕章さんのコメントを東京新聞「こちら特報部」が掲載しました。
存続が危ぶまれている「たね蒔きジャーナル」に関するものです。
 
小出さんのコメント
=====
『「国がでたらめな情報しか流さず、事実を知らせなければいけないと思った時に声をかけてもらった。私の考えを伝えられ大変ありがたかった。打ち切りが本当出したら残念です」』
=====
[お知らせ]
▼いつもありがとう たね蒔きジャーナル ネット寄せ書きプロジェクト

http://love-tanemaki.seesaa.net/
 
2012年8月11日
2012年8月9日(木)、MBS(毎日放送)ラジオの「たね蒔きジャーナル」に、小出裕章氏(京大原子炉実験所助教)が出演されました。
テーマは……。 東京電力のテレビ会議の新事実 2号機の海水注入を幹部が躊躇
 静岡県知事が関心を示したトリウム原発を中部電力が開発開始
についてです。
内容
2012年8月 9日【木】被ばくと国家責任 広島、長崎、そして福島
きょうは長崎原爆の日。原爆と原発事故は、当然のことながら原子力にかかわる悲惨な出来事という点で深い関わりがありますが、それのみならず、被害を受けた人々に対して国が責任をとったのか、どのような姿勢で対応してきたのかという点でも通底する問題です。国が原爆被爆者に対して現在まで行なってきた政策と、原発事故被ばく者に対する政策の具体的な内容を比較し、「被ばくと補償」(平凡社新書刊)を著した九州大准教授・直野章子さんに話を伺います。
京都大学原子炉実験所助教・小出裕章さんの解説コーナーも是非お聴き下さい。

 - 現代史研究 , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『私が最も尊敬した人物列伝①』★『正義を希求し「死刑と冤罪(司法殺人)と人権擁護に命をかけた正木ひろし弁護士をしのんで』★『その生涯と追憶、著作目録など』★『日本一高名な刑事弁護士がボロ屋に住み、貧苦の中「無実で獄に苦吟している人たちのことを思うと、ぜい沢などできないよ」と語った」 

    2009/02/06  「正木ひ …

no image
『2018年「日本の死」を避ける道はあるのか―日本興亡150年史』(1)前坂俊之 (静岡県立大学国際関係学部名誉教授)

  ★『2018年「日本の死」を避ける道はあるのかー ―日本興亡150年史』(1 …

『ある国際ビジネスマンのイスラエル旅行記➂』★『イスラエルの嘆きの壁レポート』★『わがメモアールーイスラエルとの出会い、Wailing Wall , Western Wall 』(嘆きの壁)レポート(1)』

     2016/02/16『F国際ビ …

no image
日本リーダーパワー史(62) 辛亥革命百年⑤―孫文を全面支援した怪傑・秋山定輔②(秋山定輔が語る「孫文と私」(村松梢風筆録昭和15年11月「月刊亜細亜」)★『日本リーダーパワー史(53)辛亥革命百年②孫文を助けた日本人たち・宮崎滔天、秋山定輔、桂太郎、坂本金弥、宮崎龍介らの活躍①』

    2010/07/02 日本リーダ …

no image
『F国際ビジネスマンのニュース・ウオッチ(99)』内向き志向の強い日本人へ、現実を正確に直視させるのがジャーナリズムの役割

  『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(99)』 &n …

 日本リーダーパワー史(823)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス㊳『日本史決定的瞬間の児玉源太郎の決断力と責任感➉』★『予は、全責任を自己一身に負担し、この責任を内閣にも、又参謀総長にも分たず、一身を国家に捧げる決心を以て熟慮考究の上、一策を案じ、着々これが実行を試みつつある。』

 日本リーダーパワー史(823)『明治裏面史』 ★ 『「日清、日露戦争に勝利」し …

no image
クイズ『坂の上の雲』 ベルツの『日本・中国・韓国』五百年の三国志②<日露戦争はなぜ起こったのか>

クイズ『坂の上の雲』   ベルツの『日本・中国・韓国』五百年の三国志② …

no image
『池田知隆の原発事故ウオッチ⑦』ー『最悪のシナリオから考えるー汚染水の処理策はどこに』

『池田知隆の原発事故ウオッチ⑦』   『最悪のシナリオから考えるー汚染 …

no image
日本メルトダウン脱出法(722)「中国の「QT」が引き起こす世界の金融バブル崩壊」●「日本の技術者が警告! 中国の「原発」は必ず大事故を起こす」

 日本メルトダウン脱出法(722) 中国の「QT」が引き起こす世界の金融バブル崩 …

『Z世代のための百歳学入門』★『物集高量は(元朝日記者、大学者、106歳)は極貧暮らしで生涯現役、106歳の天寿を果たした極楽人生の秘訣③』★『物集高量の回想録②、大隈重信の思い出話』★『大隈さんはいつも「わが輩は125歳まで生きるんであ~る。人間は、死ぬるまで活動しなければならないんであ~る、と話していたよ』

    2021/05/28 &nbsp …