前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

生涯現役・百歳実践入門–『鎌倉で天然生活』大漁!豊漁?―カヌーフィッシングで百歳めざす

      2025/04/23

生涯現役・百歳実践入門
 
『鎌倉で天然生活』大漁!豊漁?―カヌーフィッシングで百歳めざす
 
                   
               
 
 

年とともに、故郷がますます懐かしくなり、子供の頃の遊びに戻るのは人の常なのか。

昭和20年代(1950~)の小学生時代、父親に連れられて、故郷の岡山で毎週のようにつり船を雇っては瀬戸内海で釣り楽しんだ。

 
今の瀬戸大橋付近(岡山―香川県坂出)の海である。キス、ハゼ、ベラ、クロダイ、マダイなど釣れた魚を、船頭が早速、船上でサシミや鍋、塩焼にして食べる。白砂青松,多島海のすばらしい風景をバックにその何とも旨かったことか、今でも舌に焼き付いている。
 
40歳前に東京転勤になった際、モーレツ社員を降りて窓際族を志願し、思い切って海の近くの神奈川県逗子市に引っ越した。無性に釣りがしたくなったのである。
 

それ以来、休みは家族も投げうって相模湾で遊漁船にのって一人でタイ釣りに興じ、夏は早朝4時から貸しボートで鎌倉材木座沖の海へ漕ぎだした。

近くに江の島、遠く富士山を眺めながら『ククッ―』『ガガッー、キューン』と静寂の海からキスの鋭角的な魚信が伝わる。

1週間、脳にたまったストレスのゴミ箱が一瞬にしてクリーンアップ。午前7時には帰って、釣ったキスを塩焼き、サシミにして朝食をかけこむ。

そして東京にご出勤という“半漁半サラ生活”を何年も続けた。まさに『釣りバカ日誌』のハマちゃんである。

 

45歳の時にカナダ・バンクーバーに旅行した。カヤックを乗せた車が街中を行きかい、静かな海でカヌーを楽しむ人々のスローライフに目からウロコが落ちた。

『よし、湘南でカヌーフィッシングのハマちゃんになるで』と、一隻買った。それから20年、毎年毎年、春夏秋冬、正月も欠かさず海に出る。

今では2人乗り艇1隻、1人乗り艇3隻の計4隻のカヤック、カヌーが狭い庭にならび、同じ年67歳の『川越ちゃん』と『湘南カヌー釣りバカクラブ』を作り、

「三つ子の魂百まで」、平櫛田中翁の『60、70洟たれ小僧、わしも百歳これからこれから』で、百歳まで続けるつもりなのである。

 

カヌーをやっているというと、誰もが驚いて「ひっくり返りませんか」と聞かれる。

とんでもない、カヌーほど安定したものはない。カヌーは吃水線が低い。波の上に座り浮かんでいる感じで、ミズスマシのようにスイスイ進む。

近くの魚でシラスの大群が波間に盛り上がり、それに回遊魚が襲いかかる。トビウオが水平飛行する。かとおもえば逗子沖で大きな海ガメと遭遇したこともある。

海はドラマチックである。この海に抱かれて、海洋生物と友だちになる一体感が何とも心地よい。まさしく早朝の「海の散歩」、ジョギングなのである。

 
それに、カヌーの中では両足を延ばして座って、両手でパドルをこぐので、腹筋、両腕の筋肉には結構いい筋トレになる。
 
東京で仕事、飲み会、深夜帰りなどでストレス満載、疲れた場合には余計に行きたくなる。3,4時間の睡眠時間でも早朝に飛び起きて無理をしても出かける。
そして、ひとっこ一人いない鎌倉沖の海でカヌーのゆりかごにゆられて、ゆらりゆらり。見渡す限り水平線まで全部自分のもの。どこに行こうと、流されよと「プライベート・シー」そのもの。
 

つり竿をたれて魚と遊び、手で海水をすくっては何度も何度も顔を洗い、目をつぶる。丹田に力をいれて深呼吸百回。静かに波音に耳を傾けると、

身も心もリラックスして、すべての雑念も消えてなくなる。ほんと、これで1年長生きできる心持である。これこそ、私流の鎌倉『素人海上座禅』なのである。

 

 四面海に囲まれた島国日本、世界でも稀なすばらしい海にめぐまれながら、海と遊んでいる人がこんなに少ない国も珍しい。

 

 

カヌーフィッシングにこれほど適した国もない。カヌーは大人も男女も子供まで誰でも手軽にできる。モーターボートと違って安く手に入り、場所もとらない。

                                                                                                               人力船なので地球にやさしい。

<豊饒の海>からは年中、魚のプレゼントつき。スポーツ、ストレス発散、体力づくり、

魚のプレゼントつきの一石三鳥のカヌーフィッシングをみなさんも試してみませんか。

 
 

 

 

 

 - 人物研究, 健康長寿, 湘南海山ぶらぶら日記, 最先端技術『見える化』動画 , , , , , , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『オンライン現代史講座/『日本が世界に先駆けて『奴隷解放』に取り組んで勝利したマリア・ルス号事件(明治5年7月)を指揮した」『150年前の日本と中国―副島種臣外務卿のインテリジェンス』

      2019/04/08日本リーダーパワー …

no image
『世界サッカー戦国史』➄『児玉源太郎と西野監督のリーダーシップの共通性』★『 児玉参謀次長の戦略思考と人心収攬術と西野の戦略眼、選手との対話力、コミュニケーション力が勝利の決め手になった』

  児玉源太郎と西野監督のリーダーシップの共通性            …

「Z世代のための日本宰相論」★「桂太郎首相の日露戦争、外交論の研究②」★『孫文の秘書通訳・戴李陶の『日本論』(1928年)を読む』★『桂太郎と孫文は秘密会談で、日清外交、日英同盟、日露協商ついて本音で協議した②』

  今後の日本に「日英同盟」は不要、イギリスにとっても不要である。 い …

人気リクエスト記事再録『百歳学実践入門』(223)-『日本初!海上バカ説法を聞け! 鎌倉座禅カヤックー筋肉バトル1万回は<快楽、爽快、 苦役、悦楽、苦多苦多>大喝じゃ!,ああシンドいわ!』

2012年11月20日 記事再録 鎌倉『釣りバカ・カヤック日記』番外編 日本初! …

no image
World Robot Summit 2018(10/17)-ARアドバンストテクノロジー、島津製作所によるAI搭載の診療科推論ロボットのプレゼン

日本の最先端技術「見える化」チャンネル Japan Robot Week2018 …

no image
 ●<東京ビッグサイト>ー『経済活性化の切り札の見本市ビジネス』★『日本の最先端技術「見える化」YouTube前坂俊之チャンネルで放送中』★『コンテンツ500本を突破』

 東京ビッグサイトー経済活性化の切り札・見本市ビジネス      https:/ …

『Z世代への遺言・2023年は日本がタイムアウトする年となる」★『日本衰退(1人当たりGDP27位)が止まらない<日本敗戦病>の研究①』★『2012/09/05/ 日本リーダーパワー史(311)記事再録』★『この国家非常時(太平洋戦争)に最強のトップリーダー、山本五十六の不決断から学ぶ』★『岸田自民党もこの敗北ケースをたどっている』①

●『2023年はいよいよ日本がタイムアウトする年となる」 近代日本の興亡史、栄枯 …

『Z世代のための最強の日本リーダーシップ研究講座】㉝」★『120年前の日露戦争勝利の立役者は児玉源太郎、山本権兵衛』★『日露開戦4ヵ月前、前任者が急死したため児玉源太郎は二階級(大臣→参謀次長)降下して、決然として立ち、日露戦争全軍を指揮した』★『わが戦略が失敗すれば、全責任を自己一身に帰して、内閣にも、参謀総長にも分たず、一身を国家に捧げる決意で取り組む」と決意を述べた』

  児玉源太郎副総理(内大臣、台湾総督)は二階級(大臣→参謀次長)降下 …

no image
<鎌倉野生カヤックフィッシング>『厳冬の鎌倉海のカヤック釣りでヒラメをゲット!?と思いきや、何と大カサゴでしたよ』

<鎌倉野生カヤックフィッシング>   『厳冬の鎌倉海の『寒くてブルブル …

『鎌倉釣りバカ人生30年/回想動画録』⑲★『コロナパニックなど吹き飛ばせ』★『10年前の鎌倉沖は豊饒の海だった』「釣れない・恋れない・釣りバカ日記③」 ★ 『自然に帰れ』―母なる海に抱かれて、魚と戯れる、また楽しからずや」 『鎌倉沖プライベート・シーで、同窓会ラブを思い出したよ』

  2010/07/03  「釣れない・ …