前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑫』ポルトガル・リスボン旅行日記①●『リスボンの繁華街も閑古鳥が泣いている

   

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ⑫』
 
          <ポルトガル・リスボン旅行日記①>
 
●『リスボンの繁華街 バイシャ地区も閑古鳥が泣いている、
まともに客が居る店は皆無、失業率16%(24才までの若年
層は30%)』
(12/13)
●『ポルトガルの民謡、FADOに聞き惚れる。しかし、我
一行の他、2組だけでガラガラ
(12/14)
 
 
◎12/13(木) リスボンの繁華街 バイシャ地区、郷土料理のレストランが多数軒を連ねる

夜7:00を過ぎても閑古鳥が泣いている、客引きの勧誘も腕力に頼っている、まともに客が居る店は皆無、失業率16%は頷ける
(24才迄の若年層は30%)。これでもまだスペインより増し、暴力沙汰の様な不穏な気配は今の所無さそうだ。
乞食が眼につくのは辛い。
 


その内の一軒、インド人の若者の必死の呼び込みに負け、入る。定番のイワシ塩焼き、
アソルダ・デ・ガンバス(車エビの香草、ニンニク、オリーブオイル風味付けピュレ)、
クレーメ・デ・マリシュコ(魚介エキスの濃厚スープ)を食す。客は我々以外に一件のみ。
素朴な塩味中心か。



宗主国として旧植民地の関係が、南米、アフリカ、インドなどに多数あるが、この旧植民地
から移民した人種が多い模様。ポルトガル本体の人口は1100万人、
海外在住のポルトガル人は3億人以上とか、この辺にユーロ不安の渦中で
の奇妙な安定を想像させる。

イタリア、スペインとも異なる古代〜中世都市の趣。色彩、造形に実に抑制が利いている。
ポルトガル語以外に総じて英語を喋る人が多く、尋ねても丁寧に答えてくれて、
温和な人柄が偲ばれる。交易都市リスボンの面目躍如か。

●12/14はポルトガルの民謡、FADOに聞き惚れました。
 

 リスボンのFADOのお店は、バイロ・アルトかアルファマ地区に集中している。
今回はバイロ・アルトにある「LUSO」(ルーゾ)というファドレストランに夜9:00過ぎ

に入りました。


吃驚しました、客は100名は入れる店で、我が一行の他、2組で寂しいスタート、
ガラガラです。 ここにもEUの
景気、絶不調の影響は言い過ぎでしょうか。

支配人風の恰幅の良い男性と若い女性の二人で必死の呼び込みです。


実は最初は、『Cristal Fados』(クリスタル・ファドス)という店を目指し
ましたがクローズで倒産と分かりました。金曜の夜です、観光客で賑わっても
良いと思うのですが、ここも閑古鳥です。それにしてもこのバイロアルト地区の
坂と路地の多いこと、歴史の染み付いた古い古い建物と適度な狭さで猛烈に郷愁を

誘います。


今回の舞台の進行は、ポルトガルギター(ギターラ)、
ベース、ギターの3名バックで、4名(若老2名の女性,
若い男性2名)が歌う、途中男性2名の歌の掛け合いがあり、
衣装を頻繁に変える軽快な男女10名のダンスも挿入され、
フィナーレは全員舞台に出て顧客サービス、1.5時間で終わる。

こちらは元商売人の性で、『こんな客入りでは、芸人の給料も出ないな!』などと
支配人に同情しきりであった。帰りにお店のネームカードを請求したら、
ゴソッと持たされ日本のお仲間にPRを頼まれた。


漁師町のアルファマ地区がFADOの起源の由、海が側に無ければ生まれないメロディ
では?と国民的女性歌手、アマリア・ロドリゲスの『懐かしのリスボンLisboa Antiga』

を口ずさんでいた。

 - 湘南海山ぶらぶら日記 , , , ,

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

no image
『鎌倉サーフィンチャンネル』「心を元気溌剌にする『波動・風力・太陽光発電」の3倍増<ハート・クリーン・エネルギ->じゃ。

   『鎌倉サーフィンチャンネル(12/13)』 …

『リモート京都観光動画』/初春の京都・大原三千院をぶらり散歩(2019/2/23)-大原バスターミナルから茶店の並ぶ参道をゆっくり歩きながら三千院山門までの風情を楽しむ』★『-御殿門を入り、客殿の庭園「聚碧園」、宸殿、有清園、往生極楽院など、青苔の庭園の幽玄の世界に浸る』★『京都大原の来迎寺(2/23)三千院より呂川沿いの山道をしばらく登ると来迎寺はある。』

   初春の京都・大原三千院をぶらり散歩(2/23)-大原バ …

no image
記事再録「知的巨人の百歳学」(143)ー日本の食卓に長寿食トマトを広めた「トマトの父」・カゴメの創業者蟹江一太郎(96歳)の 長寿健康・経営10訓①

2013年4月10日の百歳学入門(70) 日本の食卓に長寿食トマトを広めた「トマ …

no image
『鎌倉桜・花絶景チャンネル』『鎌倉花の寺毎日中継(3/25)』ー妙本寺・大功寺のビューティショット

『鎌倉桜・花絶景チャンネル』 『鎌倉花の寺、桜だより毎日中継(3/25)』 &n …

『リモートワーク/外国人観光客への世界文化遺産・京都『龍安寺」の全案内動画(2016/04/07) 』ー満開の桜の中をぶらり散歩(動画全記録40分)★『龍安寺の山門に向かう』★『「石庭」は外国人観光客も含めていっぱい』★『境内は「苔石、桜、松、各種樹木、大きな鏡容池」をゆっくり散歩』

外国人観光客への京都「龍安寺」案内ー龍安寺の山門に向かう① 外国人観光客への京都 …

no image
知的巨人たちの百歳学(166)ー長崎でシーボルトに学び、西洋の植物分類学をわが国に紹介した伊藤圭介(98歳)ー「老いて学べば死しても朽ちず」●『植物学の方法論ー①忍耐を要す ②精密を要す ③草木の博覧を要す ④書籍の博覧を要す ⑤植学に関係する学科はみな学ぶを要す ⑥洋書を講ずる要す ⑦画図を引くを要す ⑧よろしく師を要すべし』

    2017/01/03 &nbsp …

『リモートワーク動画/京都世界文化遺産/東福寺ぶらり紅葉旅』★『本堂、講堂、経堂、通天橋へ』★『東福寺方丈の国指定名勝「八合の庭」(重森三玲作)』★『本堂(仏堂)、日本最古の三門』★『臥雲橋(重文)、一華院、大機院、霊雲院、 』

       201 …

世界が尊敬した日本人◎「日本らしさを伝える<小津スタイル>-世界の映画ベストワン「東京物語」に輝いた小津安二郎監督「なんでもないことは<流行>に従う。重大なことは<道徳>に従う。芸術家は<自分>に従う」­(小津の信条)

  2023年12月12日は、日本映画の巨匠・小津安二郎監督の没後60 …

『六十、七十,洟たれ小僧の湘南海山ぶらぶら日記』/『つり竿さげて、鎌倉海をカヤックフィシングでさかな君と遊べば楽しいよ』★『「半筆半漁」「晴釣雨読」「鉄オモリをぶら下げて」鎌倉古寺を散歩すれば、悠々自適!』

以下は2011年7月7日に書いた「湘南海山ぶらぶ日記」の再録である。約10年前は …

no image
『オンライン鈴木大拙講話』★「東西思想の「架け橋」となった鈴木大拙(95歳)―『『長寿の口癖は「わしは死神と競走で仕事をする」★『死を恐れるのは仕事を持たないからだ。ライフワークに没頭し続ければ死など考えるヒマがない。死が追ってくるより先へ先へと仕事を続ければよいのじゃ』』★『禅は「不立文字」(文字では伝えることができない)心的現象』★『「切腹、自刃、自殺、特攻精神は、単なる感傷性の行動に過ぎない。もつと合理的に物事を考へなければならぬ」

  前坂俊之×「鈴木大拙」の検索結果 28 件 http://www. …