前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

<数字>イラク戦争から6年半、イラク民間犠牲者は減らずー死者8.5万人 約5年間で

   

イラク戦争から6年半、イラク民間犠牲者は減らず

「イラク:テロや戦闘の死者8.5万人 約5年間で」毎日新聞 2009年10月15日 )
イラク人権省は13日、04~08年10月の約5年間にテロ行為や戦闘などで死亡したイラク人が8万5694人、負傷者も14万7195人と発表した。
保健省の証明書が発行された死亡例を基にした数字で、実際の死者数はさらに多いとみられる。イラク政府が03年3月のイラク戦争以降、テロなどで死亡、負傷した人数の公式に発表は初めて。
AP通信では死傷者数は、イラク軍と警察、民間人の合計で子供1279人、女性2334人が含まれる。大学教授263人、判事21人、弁護士95人、ジャーナリスト269人も犠牲になった。このほか、約1万人の行方不明者という。報道などを基にした民間推計では、03~08年11月に8万8000~9万7000人の民間人が死亡している。
イラク戦争後、宗派・民族間の暴力的対立で一時は月間の死者数が3000人を超え、06~07年には内戦状態に陥った。その後、米軍が増派され、武装闘争を展開していたイスラム教スンニ派勢力が米軍に協力するなどし、治安は相対的に安定してきている。しかし、今もテロ行為は各地で毎日のように発生しており、14日にも首都バグダッドで発砲や迫撃弾攻撃により8人が死亡した。
イラク戦争の死者年2万人日本の自殺者年3万人
 「イラク人権省は15日までに、イラク軍事作戦が始まった2003年の翌年から08年10月31日までの期間で爆弾テロや戦闘に巻き込まれ死亡した同国民間人や軍兵士は8万5694人に達すると発表した」〈10月16日CNN〉
日本の自殺者はここ数年毎年3万人を超える。数字だけを見ると日本は「戦争状態」以上の危機。
 09年10月のイラクテロ被害、民間人死者343人に」〈日経11月13日〉
 【カイロ=共同】ロイター通信によると、イラクで10月にテロや攻撃などで死亡した民間人の数は343人で、2003年のイラク戦争開戦以来、犠牲者が最も少なかった9月の125人と比べ、約2.7倍の被害となった。
治安部隊当局者の情報で2日、明らかになった。 10月25日に150人以上が死亡した首都バグダッドの連続爆弾テロにより、被害者数が増えた。

■イラク戦争による民間人死者数■(2009年11月1日現在)

最小:9万3793人 (09年10月1日より468人増)
最大:10万2330人(09年10月1日より489人増)

「イラク・ボディ・カウント」(IRAQ BODY COUNT)http://www.iraqbodycount.org/

イラク戦争が始まってから6年半が過ぎました。米軍の都市部からの撤退が始まっています。
去る2月27日、米国のオバマ大統領はイラクからの撤退方針を表明しましたが、戦闘は依然として続いていおり、先行きは不透明です。《イラク・ボディ・カウント》http://www.iraqbodycount.org/

たとえば、英国の医学雑誌Lancetは07年10月に、イラク戦争による死者数は65万人に達するとする研究結果を掲載しています。

 

 - 戦争報道

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『日本一の刑事弁護士は誰か!」『棺を蓋うて』ー冤罪救済に晩年を捧げた正木ひろし弁護士を訪ねて』★『世界が尊敬した日本人―「司法殺人(権力悪)との戦いに生涯をかけた正木ひろし弁護士の超闘伝12回連載一挙公開」』

    2017/08/10  『棺を蓋 …

「Z世代のための台湾有事の歴史研究」②★『2023年台湾有事はあるのか、台湾海峡をめぐる中国対米日台の緊張関係はエスカレートしている』★『1894年(明治27)の日清戦争前夜の雰囲気に似てきた歴史の復習問題

前坂俊之(ジャーナリスト) 、徳川時代の鎖国政策で、小さな木造船さえ持つことを自 …

no image
日本リーダーパワー史(906)-「終戦内閣」鈴木貫太郎首相(77)の「和平を胸中に深く秘めた老宰相の腹芸」★『阿南惟幾陸相との阿吽の呼吸』★『総理大臣執務室の机の上には書類は全くなく、ただ一冊『老子』が置かれていた』

日本リーダーパワー史(906) 鈴木貫太郎 https://ja.wikiped

『Z世代のための日本スポーツ史講座』★『パリ五輪の日本柔道の苦戦を見ながら、加納治五郎の奮闘を思い出した』★『なぜ1940年(昭和15 年)の東京大会は幻のオリンピッ クに終わったのか?』★『グローバリズムの中での『大相撲騒動』の行方はー 「アジアの田舎相撲」か「国際競技・SUMOU」への分かれ目にある』

  2017/12/14 日本リーダーパワー史(863)記事再録 日本 …

「Z世代のための日本最強リーダーパワーの勝海舟(75)の研究④』★『危機管理を忘れた国は崩壊するのが歴史法則』★『ペリー黒船来航の情報に対応できず、徳川幕府崩壊へ』★『阿蘭陀風説書でオランダ国王から黒船来航予告にまともに対応せず、 猜疑心と怯惰のために,あたら時間を無駄 にすごした」(勝海舟)』

    2020/04/10 &nbsp …

no image
日本リーダーパワー史(691) 『中国/朝鮮行動学のルーツ⑥』『中国紙『申報』 からみた「中国が行っている冊封の儀と 属国の国力強化について」(1884(明治17) 年2月9日付)

日本リーダーパワー史(691) 『中国/朝鮮行動学のルーツ⑥』130年前の『中国 …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(93)記事再録/『日韓レーダー照射問題にみる『異文化コミュニケーションの難しさ―『感情的』か、『論理的』かーが文明度の分かれ目』★『外交バトルの底に日中韓ケンカ作法の違いが見える』

    2019/01/28 の記事再録 &nbs …

no image
『オンライン/75年目の終戦記念日/講座④』歴代宰相で最強のリーダーシップは1945年終戦を決断実行した鈴木貫太郎(77)ー山本勝之進の講話『 兵を興すは易く、兵を引くのは至難である』★『プロジェクトも興すのは易く、成功させるのは難い』●『アベクロミクスも7年間も先延ばしを続けていれば、 最後はハードランニング、国家破産しかない』

   2016/10/31   …

no image
『オンライン講座/真珠湾攻撃から80年⑩』★『 国難突破法の研究⑩』★『今から90年前に日本は中国と満州事変(1931年)を起し、その10年後の1941年に太平洋戦争(真珠湾攻撃)に突入した』★『その当事者の東條英機開戦内閣の嶋田繁太郎海相が戦争の原因、陸軍の下剋上の内幕、主要な禍根、過誤の反省と弁明を語る』

2011/09/05  日本リーダーパワー史(188)記事再 …

no image
『オンライン/昭和史研究』『昭和天皇による「敗戦の原因分析」①★『敗戦の結果とはいえ、わが憲法改正もできた今日において考え て見れば、国民にとって勝利の結果、極端なる軍国主義 となるよりもかえって幸福ではないだろうか。』

    2015/07/01 &nbsp …