『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(117)』ピカソが愛した女たち《ドラ・マール》の傑作2点「泣き女」との対比
2015/07/01
『F国際ビジネスマンのワールド・カメラ・ウオッチ(117)』
「パリ・ぶらぶら散歩/ピカソ美術館編」(5/3日)
ピカソが愛した女たちー《ドラ・マール》の傑作2点の明暗
「 F 氏のコメント」
ピカソの巨大で怒涛の如きその創作意欲は、彼の女性遍歴(公表されているだけでも5名)と密接不可分の関係にある。ここで紹介する画材としての女性も、その肉体と精神を知り尽くした上で、画家の五感を総動員して「美と悦楽」を紡ぎ出している。
パブロ・ピカソ (1881〜1973)
3)ドラ・マール (1907~1997)
・1936/1、パリのカフェ、ドゥ・マゴで対面。ピカソ55 才、ドラ28 才。静かで厳かな美しさ、黒髪と濃い色の大きな瞳、近寄り難い雰囲気。本名はドラ・マルコビッチ、父はクロアチア出身の建築家、母はトゥレーヌ地方出身のフランス人。
・ドラは画家、写真家でスペイン語を話す。高慢で謎めいた姿態、成熟した逞しい身体、笑みを浮かべない聖母像の様な顔、計算された高貴なゆったりとした動作。オルガやテレーズの様なおぼこ娘ではない、画家が何を求めているか十分に承知の上で、強引に言い寄る男を迎え入れた。美貌と知性を兼ね備えていた。
・衝動的な性格、突然怒り出し、向こう見ずな激しい行動、画家に楯突き怯むことなく睨み返す。
・画家は、ドラに自分のアトリエを明け渡して消えたが、ドラは追うこともなく、テレーズの様な不安定な関係を続けることもなく、愛した画家の多くの作品に囲まれて、貧困のうちに生涯を終えた。
http://vmugiv.exblog.jp/20257327
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
ルーブル隣接のCafe Marlyの写真
この建築は、カフェに流用したものと思われますが、ベルサイユの一隅でお茶を頂く様な、実に贅沢な趣向です。 ご参考まで
関連記事
-
-
世界/日本リーダーパワー史(955)ー米中間選挙(11/6)後のトランプ大統領の対外政策は一層エスカレートするのか(下)『米中冷戦下のサイバー戦争の勃発か』★『中東問題の新たな紛争の火種ーサウジのジャーナリスト殺人事件』
世界/日本リーダーパワー史(955) 米中貿易戦争の裏では情報、スパイ、プロパガ …
-
-
再録『世田谷市民大学2015』(7/24)-『太平洋戦争と新聞報道』<日本はなぜ無謀な戦争を選んだのか、500年の世界戦争史の中で考える>②
『世田谷市民大学2015』(7/24)- 戦後70年夏の今を考える 『太平洋戦争 …
-
-
日本リーダーパワー史(520)『「明治の国家参謀・杉山茂丸に学ぶ」➃『軍事、外交は、嘘(ウソ)と法螺(ほら) との吐きくらべ」
日本リーダーパワー史(520)   …
-
-
日本リーダーパワー史(175)『辛亥革命百年の真実』『孫文を助けた大アジア主義者・犬養毅らの熱血支援』
日本リーダーパワー史(175) 『辛亥革命百年の真実』 『孫文を助けた大アジア主 …
-
-
終戦70年・日本敗戦史(91)「終戦」という名の『無条件降伏(全面敗戦)』 の内幕<ガラパゴス日本『死に至る病』は続くのか>➂近衛、東條、海軍、天皇の思惑が違った東條開戦内閣の誕生
2015年6月3日終戦70年・日本敗戦史(91) 戦後70年を考える …
-
-
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日英同盟はなぜ結ばれたのか」⑤ 1902(明治35)年2月16日『露ジュルナル・ド・サン・ベテルスプール』- 『英日条約』に対抗『清国、朝鮮の独立と保全. その他のロシアの利益は大シベリア横断鉄道の 完成によって十分保証されている』●『2月19日『ノース・チヤイナ・ヘラルド』 日英同盟の成立ー『日本は地理的位置の問題を除けば,完全に西洋の国家である。』
★「日本の歴史をかえた『同盟』の研究」- 「日英同盟はなぜ結ばれたのか」⑤ …
-
-
日本リーダーパワー史(825)『明治裏面史』 ★『「日清、日露戦争に勝利」した明治人のリーダーパワー、 リスク管理 、 インテリジェンス㊴』戦争に勝つための必要条件は外交、軍事、財政の3本柱の協力一致である。』
日本リーダーパワー史(825)『明治裏面史』 ★ 戦争に勝つための必要 …
-
-
日本リーダーパワー史(670) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』(52) 「インテリジェンスの父・川上操六参謀総長(50)の急死とその影響ー陸軍での川上の存在がいかに大きかったか
日本リーダーパワー史(670) 日本国難史にみる『戦略思考の欠落』( …
-
-
日中韓近代史の復習問題/『現在の米中・米朝・日韓の対立のルーツ』★『よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1つとなった東学党の乱についての現地レポート』(イザベラ・バード著「朝鮮紀行」)★『北朝鮮の人権弾圧腐敗、ならずもの国家はかわらず』
よくわかる日中韓150年戦争史ー「約120年前の日清戦争の原因の1 …
-
-
『Z世代への歴史の復讐問題④』★『日本史最高の英雄・西郷隆盛を理解する方法論>②』★『山本七平と尾崎行雄と並ぶ<憲政の神様>犬養毅の西郷隆盛論ーどこが偉かったのか!?』
2010/08/08 日本リーダーパワー史(83)記事再録編集 徳川幕府末期から …




