前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ ウオッチ(234)』-『今回のバイエルン会長の、W杯一次リーグ敗退に関する常軌を逸した個人攻撃。エジルの今までの多大な功績への慰労も全くない』★『エマニュエル・トッドが常に強調するドイツ人組織トップの突然変貌する、デモクラシーを忘れた不寛容でアブナイ言動が露出している』

   

 
バイエルン会長、代表引退のエジルを酷評「クソみたいなプレーだった」
https://www.sanspo.com/soccer/news/20180723/wor18072318410005-n1.html

 

エジル「代表引退」表明 独に衝撃、政治議論に
https://mainichi.jp/articles/20180724/k00/00m/030/176000c

 

サッカー連盟会長の「人種差別」を告発、エジルがドイツ代表を引退「もう代表ユニフォームを着たくない」
「彼らの目には、勝ったらドイツ人、負けたら移民に映る」
www.huffingtonpost.jp

 

<F国際ビジネスマンのコメント>

北半球全般の熱波、日本のheat waveがBBCのトップニュースを飾っていました。日本人がメチャ苦しんでいると。

大規模停電やエアコンの故障があると、即大量死につながる灼熱地獄です。 昨年夏のカタール、夜で50℃,湿度90% 程ではありませんが、これを彷彿とさせます。

さて、ご存知のこの事件、理性よりも感情に突然傾きがちのドイツ人の宿痾の再来です。

ご承知の通り、エジルはドイツ代表
10番 MF、前回大会のドイツ優勝立役者の一人です。

トルコ移民3世の出自はハンデとなったと思われます。逆境をバネに今日の地位を築いた訳です。

ドイツサッカーのFIFAランク1位にエジルが貢献したのは間違いないと思われます。

エルドアンとの写真、イスラム教徒として国歌斉唱をせずコーランを読誦する過去の言動など、叱責を受けても仕方ない挙動は色々あるようですが。

現在のドイツ国内の移民は、トルコ移民が200万人弱とダントツです。1950年代以降、経済復興の為にトルコ移民を積極的に受け入れたのがドイツです。

最近のVXの排ガス偽装事件におけるVXトップの専制支配に見られるトップの狂信的な精神構造。

今回のバイエルン会長の、ロシア ワールドカップ一次リーグ敗退に関する常軌を逸した個人攻撃。エジルの今までの多大な功績への慰労も全くない。

「たかがサッカー、されどサッカー」ともいうべき抑制された言動が全く見られない、などエマニュエル・トッドが常に強調するドイツ人組織トップの突然変貌する、デモクラシーを忘れた不寛容でアブナイ言動がここでも露出しています。

エジルはトルコ系移民のスターである。移民の同化に逆行する斯様な発言は、移民先進国フランスではありえない。ドイツ人の人種差別の性癖は治っているのでしょうか ?

 

 - 人物研究, 現代史研究, IT・マスコミ論

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

「Z世代のためのウクライナ戦争講座」★「ウクライナ戦争は120年前の日露戦争と全く同じというニュース②」『日露戦争の原因となった満州・韓国をめぐる外交交渉決裂』●『米ニューヨークタイムズ(1903年4月26日 付)「ロシアの違約、日本は進歩の闘士』★『ロシアの背信性、破廉恥さは文明国中でも類を見ない。誠意、信義に関してロシアの評判は最悪だから,これが大国でなく一個人であれば,誰も付き合わないだろう』

    2016/12/24 &nbsp …

no image
日本メルトダウン脱出法(768)「世界で最も影響力のある日本人」トヨタ社長、安倍首相、孫正義氏ら」●「アメリカを怒らせ、自滅への道を歩み始めた中国 南シナ海問題は満州国建国と同じ構図」

    日本メルトダウン脱出法(768)   「世界で最も影響力のある …

no image
『リーダーシップの日本近現代史』(164)記事再録/『袁世凱の政治軍事顧問の坂西利八郎(在中国25年)が 「日中戦争への原因」と語る10回連載』●『万事おおようで、おおざっぱな中国、ロシア人に対して、 日本人は重箱の隅を小さいようじでほじくる 細か過ぎる国民性が嫌われて、対立がエスカレーとし戦争に発展した』

       2016/09/13日中韓 …

no image
日本リーダーパワー史(223)『日本の政治家で最も少ないグローバルな戦略をもった経済政治家の先駆者―山本条太郎』 

日本リーダーパワー史(223)   <三井物産の中興の祖・山本条太郎> …

no image
日本リーダーパワー史(872)―『慰安婦問題をめぐる日韓合意をひっくり返した韓国政府の二重外交の歴史復習問題⑵』★『「英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など の「日韓併合への道』報道連載(11回→20回まで)』

日本リーダーパワー史(872) 「英タイムズ」「ニューヨーク・タイムズ」など & …

no image
『各国新聞からみた東アジア日中韓150年対立史⑪』日韓パーセプションギャップ、大倉喜八郎の明治10年(1877)の『朝鮮現地レポート』

 『各国新聞からみた東アジア日中韓150年対立史⑪』   長 …

『オンライン講座/『世界を魅了した最初の日本女性はプリマドンナ・三浦環です』★『バイデン米大統領就任式でのガガの国歌の熱唱を見ながら、1918年11月、第一次世界大戦休戦条約の祝賀凱旋式がニューヨークのマディソン広場で開かれ、ウィルソン大統領の演説直後に三浦環が歌い、大喝采を浴びたことを思い出したのです』』

    2015/11/13日本リーダーパワー史(192) …

no image
日本リーダーパワー史(49)名将・川上操六のモルトケ戦略の応用とは・・ロジスティックの重視⑤

日本リーダーパワー史(49)名将・川上操六のモルトケ戦略の応用⑤ <クイズ『坂の …

no image
『F国際ビジネスマンのワールド・ビジネス・ウオッチ(221)-『日本の上場会社の大半は、相変わらず既存事業を前提の内部留保の蓄積に傾斜、日本経済の構造大改革に貢献できる画期的なハード、ソフトの開発は期待できない』★『話題の東芝株主総会に出席、東芝の幹部人材は当分払底し、外部から持って来ないと自力再生は難しい』

『F国際ビジネスマンのワールド・ビジネス・ ウオッチ(212) 深圳のこの30年 …

no image
『MF・ワールド・カメラ・ウオッチ(5)』「ベネチアふらり、ぶらり散歩(4/19-4/28)「ベネチア・サンマルコ広場の巻➂」

『MF・ワールド・カメラ・ウオッチ(5)』 「ベネチアふらり、ぶらり散歩(4/1 …