日本リーダーパワー史(852)-「安倍自民党対小池希望の党」 の戦(いくさ)が始まる。』●「安定は不安定であり、不安定は安定である」★『恐るべし!小池・前原の策略に<策士、策に溺れた安倍自民党>』
日本リーダーパワー史(852)-
トランプ対金正恩の『世界スリラー劇場』は第3幕「悪口雑言編」に突入したが、今度これまで比較的安定していた、日本の政治状況が『天災・地震は忘れたころにやってる』とばかり、一挙に流動化/液状化してきた。
『安倍自民党』落城か?とまで、ニュースは大きくなってきている。これはフェイクニュースなのかね。
格言①『自信から、自身が驕った時に突然、地震はやってくる。
次なる、人間の不変の法則は
格言②「安定は不安定であり、不安定は安定である」
人間は生活が苦しくなり不安定になれば、安定しようと一生懸命に働き、努力する。企業の場合もしかり。100年安定した大企業も、そこにおごり安住すると東芝、シャープのように一瞬にして倒産し、倒産の危機を免れない。
政治の世界、政党も同じ運命である。安定した、おごった多数党は数の力で野党を無視しがちであり、そこで油断が生じて、一挙に不安定化する。
10月10日から「安倍自民党対小池希望の党」
の戦(いくさ)が始まる。
すでに、情報宣伝戦、謀略戦は火花を散らしているが、安倍解散の先制攻撃は小池の電撃党首就任と民主党との合流、合併戦略による軍団布陣に慌てふためいている状況だ。
政治家は最低に日本戦史から学ばなければならない。
見事な小池尼将軍の戦いぶりをみていると織田信長の桶狭間の奇襲戦い、
信長の桶狭間「奇襲」を成功させた情報戦
https://mainichi.jp/premier/business/articles/20151002/biz/00m/010/012000c
と、北条政子の『尼将軍』のスピーチのうまさよ、勝負勘、リーダーシップを感じる。
北条政子を5分で!おもしろエピソードや圧倒的な演説って?
http://r-ijin.com/houjou-masako/
もう1つ余談、予断の一席!
今のエリートは高級官僚か、政治家か、大企業のCEOか、はよくわからないが、明治、大正、昭和でいえば、国家の最高エリートは国家戦略、防衛政策を一手に担った陸軍参謀本部の将校たちであった。結局、この連中の御判断
ミスリードで、日本は敗戦亡国した。
A級戦犯、アジア太平洋戦争当時の東条英機の厳父・東条英教(ひでのり)
は最優秀で陸軍大学校を卒業して、ドイツに留学し、参謀将校になったが、日本の戦史については全く読んでおらず、ほかの参謀本部員もあまり勉強していなかったという。
また、参謀本部から戦場、師団に出されても実践のできない、指揮できない、リーダーシップに欠けて、人心収攬できない落第の指揮官が多かったという。
日本リーダーパワー史(260)『日清、日露戦争の勝利方程式を解いた稀代の名将・川上操六(37)ドイツ参謀総長・モルトケに教えを請う
http://www.maesaka-toshiyuki.com/person/2396.html
今の政治家にも、この手の国を治めるリーダーシップや理念、実力のない「学歴エリートの虚人」たちが多いのは、
毎週のように週刊誌のスキャンダルで絶好のえさにされているのを見るとよくわかる。
もう1つ、余話、歴史よた話を続ける・・
絶対絶命に陥ったらどうするか、一目算に逃げ出す、自分1一人が生き延びようと思っても、どうなるものでもない。『あとは天に任す、運に任す』しかない。
織田信長の「金ヶ崎の戦い」がいい見本である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%87%91%E3%83%B6%E5%B4%8E%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84
敗軍の兵には目もくれず信長はわずかの手兵をつれて、
一目散に逃げた。しんがりは秀吉に任せて。
敗軍間違いない前原『旧民進党』の撤退作戦は見事に成功を収めたと思う。恐るべし!小池・前原の策略に策士・安倍、おごる大自民党軍の敗北である。
前原氏はこれまでの失敗からまなんだのであろう。
「失敗は成功の基、成功のあとには失敗が待っている、大成功は長く続かない、その後には大失敗が待っている」。
野田、菅元首相、枝野氏らは小池側から「選別・排除」された、という。
当たり前である。政治理念のことなる政党が数合わせ、集まってもし
「政権」を取れば、(その可能性は高まっている)同じ内部混乱、バラバラ、不統一の政党の失敗をくりかえすだけではないか。これまで、そんな醜い争いに国民は何度煮え湯をのまされたか。
政治家の劣化、官僚の劣化が著しい。国破れて、政治家、官僚ありの日が近ずいている。
与党も野党も「政治家」を続けて、世襲議員の家業にしようなどという志の低い連中が多すぎる。
「自民党単独で100議席減」と情勢調査 安倍首相退陣が現実味、どうする小池都知事?〈週刊朝日〉https://dot.asahi.com/wa/2017100300016.html
解散総選挙後に予想される「4つのシナリオ」
「北朝鮮リスク」が急速に高まるのは12月か
関連記事
-
-
『チコちゃんに叱られた‼』★『六十,七十/ボーっと生きてんじゃねーよ(炸裂!)』★『九十、百歳/生涯現役・臨終定年の勉強法を見習えじゃ』★「少くして学べば、則ち壮にしてなす。壮にして学べば、則ち老ゆとも衰へず。老いて学べば、則ち死すとも朽ちず」(佐藤一斎)』
2018/12/26 知的巨人の百 …
-
-
『リーダーシップの日本近現代史]』(20)人気記事再録/日本海軍のゼロ戦(戦闘機)のエースパイロット,で200回以上を出撃し、敵機64機を撃墜した日本の『撃墜王』世界最高のパイロットであった。『 生死をこえる究極の心得とは・・撃墜王・坂井三郎の話
2010/07/18 / 日本リ …
-
-
日本メルトダウン脱出法(583)●『アベノミクスの挫折で深まる安倍政権の危機 」●「ジャパン・クライシス」が迫っている」
日本メルトダウン脱出法(583) &nb …
-
-
日本リーダーパワー史(517)『「明治大発展の国家参謀・大軍師/杉山茂丸の戦略に学べ①「黒田官兵衛など比較にならぬ」
日本リーダーパワー史(517)   …
-
-
<まとめ>白洲次郎についてー『従順ならざる日本人・白洲次郎―新憲法・戦後民主主義の基礎を作った男」
<まとめ>白洲次郎について ☆日本占領下でマッカーサーと戦った唯一 …
-
-
『オンライン講座/ハリウッドを制したイケメン日本人俳優・早川雪洲とは何者か?』★『ハリウッドの王者』となった早川雪洲は一転、排日移民法の成立で米国から追われた』★『「働き中毒」で米国になじまなかった「出稼ぎ労働者の日本人移民」は 「排日移民法、排日土地法」の成立で米国から追放された』②
2015/12/16 記事再録 決定版・20世紀/世界が …
-
-
明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変③』- 『ドイツ、ロシア、フランス、イギリスらの清国侵略に民衆が立ち上がった義和団事件が勃発』★『清国侵略の西欧列強(英国、ドイツ、フランス、ロシアら)の北京公使館は孤立し、敗北の危機に陥り、日本に大部隊の出兵を再三、要請した。日本側は三国干渉の苦い教訓からなかなか出兵に応じず・』
明治150年歴史の再検証『世界史を変えた北清事変③』- 7月6日、日本政府は「 …
-
-
日本メルダウン脱出法(657)「中国人の李小牧が帰化して新宿区議選に出る理由「当選すれば、民主主義のない中国は大打撃」ほか6本
日本メルダウン脱出法(657) 「中国人の私が帰化して新宿区議選に出る理由 …
-
-
『明治裏面史』 ★ 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー,リスク管理 ,インテリジェンス㊵★『児玉源太郎のリーダーシップ⑬』●『陸海軍共同作戦会議の席上、「陸軍はいらぬロをきくな!」と児玉は大喝!』★『続いて児玉は海軍側参謀たちに丁寧に一礼して、「海軍側の要望は、わしが、しかと心得てござる。御安心をなされい」と確言』
『明治裏面史』 ★ 『日清、日露戦争に勝利した明治人のリーダーパワー, リスク …
