前坂俊之オフィシャルウェブサイト

地球の中の日本、世界史の中の日本人を考える

*

『F国際ビジネスマンのワールド・ウオッチ(80)』 「 デーブ・スペクターの人気者としての実力は日本では無敵である”」(NTY)

      2015/01/01

   『F国際ビジネスマンのワールド・ニュース・ウオッチ(80)』 

 

 

◎<      NYT    BY     MARTIN  FACKLER

 

Americans Star Power Unrivaled in Japan (8/22)

 

このアメリカ人(デーブ・スペクターの人気者としての実力は、

日本では無敵である

  

F氏のコメント 以前から、TVで存在感のあるオモロイ外人として、得意のギャグ

   を楽しんでいましたが、この記事で、彼の長期にわたる活躍の理由が分かりました。

 米国国務省が、日米関係の発展に貢献したアメリカ人として勲章か

   感謝状を贈るべき人材ではないでしょうか。

 

 

  http://www.nytimes.com/2014/08/23/world/asia/un
known-in-america-david-spector-carves-out-niche-in-japan.html?_r=1

 

 

 

      2014/8/22  NYT    BY     MARTIN  FACKLER

 

              “ American’s Star Power Unrivaled in Japan ”

 

このアメリカ人の人気者としての実力は、日本では無敵である

 

 

  http://www.nytimes.com/2014/08/23/world/asia/unknown
-in-america-david-spector-carves-out-niche-in-japan.html?_r=1

 

東京 ー デイビッド・スペクターは彼の故郷、シカゴでは余り知られていないが、こちらの日本では日常的に使われる名前である。白茶けた金髪で、完璧な日本語を使って短いジョークを伝える才能を持つ、スペクター氏はこの30年間、この国の屢々耳障りなトークショーの世界では常連メンバーであり続けている。このトークショーは恐らく彼を日本に住む最も顔の知られたアメリカ人にしている。

 

彼の名声は、その殺人的なスケジュールに現れている。彼はワイドショーと称するレギュラー番組に登場する、この番組は、取り止めも無いが、えらく活気のある昼間の番組で、有名人のゴッシップや最新の事件を並べて、皆で議論し合うものだ。

彼は、アメリカのスニーカーやチョコレートバーの様な、様々な品物の宣伝では、主役を演じている。そして彼は、ハリウッドの有名人達を訪問、インタビューしてTVで放送し、一方では暇を見つけては沢山の新鮮なジョークを毎日捻り出してTwitterに投稿し、最近フォロワーが50万人に増えたと言う。

 

今では、彼は日本のTVに出演する様になって30年が経過している、スペクター氏はある時はニュースのコメンテーターを、又ある時は愛想の良いコメディアンを演ずる、評価の確立した有名人である、50才を過ぎているとは思えない若さの源である彼の少年の様な熱気が、皆にパワーを与えている。彼は正確な年齢の公表を拒んでいるが。他の有名人や一般大衆の間ではデーブさんで知られているが、彼は、世界の有名人を追いかけた最新のニュースを矢継ぎ早に解説して文化的なニッチを切り取り、その間にも沢山駄洒落を撒き散らして、日本の聴衆をクスクス笑わせたり、頻繁に唸らせたりしている。

日本のTVショー”から切り取った映像を本国に送らせる様に勧めたからである。

 

スペクター氏は1984年に初めて日本の、このクレージーなショーの一つに登場した、と彼は言う。彼は本国に帰ったら友人達に何か自慢出来るものが欲しかった、と言う。しかし彼は直に、出演依頼が殺到することに気付いた。彼が他の外国人タレントに比べて、TVの世界で軽快にジョークを飛ばし、リラックスした雰囲気を醸し出すからである。他の外国人タレントは元々英語教師かモルモン教の伝道師として来日していた。結局、彼は日本に滞在する事に決めた、ロサンゼルスに戻った時の稼ぎより、日本に居た方が報酬が多いという事も理由の一つではあったが。

 

 

彼が言うには、彼が日本を批判するその時々で、日本や日本人への親愛の情を付け加えて、自分の主張をソフトにしている、と。彼は今年の年初のワイドショーで、論争の的となっている東京の靖国神社を国家主義者の首相が訪問した事を批判する唯一のコメンテーターであったが、そこでこのバランスの取れた行動を見せた。

”私は拳銃を光らせて現れる事は出来ないが、着物を着て歩き回る事もしたくない”、と彼は言う。”私は微妙にバランスを取って歩く、その歩き方を知っている、だから日本人は最も過敏になる国内問題でさえ、何でも私に自由に話をさせてくれる”。

それこそが、私の本当の成果と考えている。

 - 人物研究

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

  関連記事

『オンライン/ベンチャービジネス講座』★『日本一の戦略的経営者・出光佐三(95歳)の長寿逆転突破力(アニマルスプリット)はスゴイよ➄★ 『徳山製油所の建設で米国最大の銀行「バンク・オブ・アメリカ(BOA)」からの1千万ドルの融資に成功』★『出光の『人間尊重』経営は唯一のジャパンビジネスモデル』★『独創力は『目が見えないから考えて、考え抜いて生まれた』★『87歳で失明からよみがえった「奇跡の晩年長寿力!」』

  アニマルスプリット(企業家精神)を発揮 その後、出光はすることなす …

no image
日本リーダーパワー史(921)-「売り家と唐模様で書く3代目」―『先進国の政治と比べると、日本は非常識な「世襲議員政治』★『頭にチョンマゲをつければ江戸時代を思わせる御殿様議員、若様議員、大名議員、お姫さま議員がまかり通る不思議な国『時代劇ガラパゴスジャパン政治』』

  〇「売り家と唐模様で書く3代目」―『総理大臣は8割が世襲総理、 4 …

「トランプ関税国難来る!ー石破首相は伊藤博文の国難突破力を学べ③』★『金子堅太郎(農商相)は伊藤博文の「ルーズベルト大統領工作に同意』★『金子サムライ外交官はその舌先三寸の『英語スピーチ、リベート決戦」で、ホワイトハウスにルーズベルト大統領を訪問し、獅子奮迅の大活躍をした』

日露戦争に勝てる見込みはないーと伊藤 ところが、伊藤公いわく、 「君は成功不成功 …

日本一の三名園「岡山後楽園」の桜は満開で「桜祭り」が開催された(23年3月31日に撮影)★『後楽園・旭川・岡山城』の三拍子そろった『歴史文化景観スペース』は世界の都市の美的景観に引けを取らない』

 岡山プラザホテル8階から撮影、後楽園上に岡山城がそびえる。 日本の三名園「岡山 …

no image
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑱日本帝国最後の日(1945年8月15日)をめぐる攻防―終戦和平か、徹底抗戦か➂』

 『ガラパゴス国家・日本敗戦史』⑱     『日本の最も長い日―日本帝国最後の日 …

no image
日本リーダーパワー史(975)-「メジャーを制したイチロー引退」―『天才とは学習の産物である』★『イチローは「考える人」であり、「自分の努力をボールを打つ感覚で的確に表現できた詩人、肉体を極限まで鍛え上げて野球場でパフォーマンスした創造者でもある』

「メジャーを制したイチロー引退」―天才とは学習の産物である。           …

『オンライン/日本リーダーパワー史講座』★『明治維新から152年ーこの間に最高のリーダーシップを発揮した人物は一体誰でしょうか?、答えは「西郷隆盛」ではない、弟の西郷従道ですよ!ウソ、ほんとだよ』★『『バカなのか、利口なのか』『なんでもござれ大臣」「大馬鹿者」と(西郷隆盛は命名)『奇想天外』「貧乏徳利」(大隈重信いわく)』

 2015/01/01日本リーダーパワー史(512)記事再録 ★「フリ …

no image
『人気記事リクエスト再録』ー<2003年、イラク戦争から1年>『戦争報道を検証する』★『戦争は謀略、ウソの発表、プロパガンダによって起こされる』●『戦争の最初の犠牲者は真実(メディア)である。メディアは戦争 を美化せよ、戦争美談が捏造される』●『戦争報道への提言を次に掲げる』

<イラク戦争から1年>―『戦争報道を検証する』   2003年 12月 …

no image
日本リーダーパワー史(432)政治家はすべて私心を捨てよ,高橋是清は「小さな 政治の知恵はないが、絶対にものを恐れない人」

 日本リーダーパワー史(432)               …

no image
『ガラパゴス国家・日本敗戦史』①『近衛文麿、東條英機の手先をつとめたのは誰か』①「水谷長三郎(日本社会党議員)」

  1年間連載開始―『ガラパゴス国家・日本敗戦史』①   なぜ、米軍B …